FW 11 石原 直樹 Naoki ISHIHARA
1984年8月14日生まれ 173cm / 63kg 群馬県出身
高崎西FC→片岡中→高崎経済大付属高→湘南ベルマーレ→大宮アルディージャ→サンフレッチェ広島→浦和レッズ→ベガルタ仙台(2017年加入)
今シーズンも、仙台のJ1リーグホーム最終戦後のセレモニーにてサポーターが選ぶチームMVPと、メディアが選ぶチームMVPが発表された。そして2年連続両方のMVPを受賞したのはFW石原直樹であった。
昨シーズン同様、コンスタントにゴールを挙げただけではない。どの試合も精力的に走り回り、巧みな位置取りでゴールを狙い続け、最前線からの守備も決して怠らなかった。時にはチームを叱咤する声も出した。毎試合、全力プレーで、仙台の攻撃を活性化させ続けた石原のチームMVP受賞は誰の異論も無いところだろう。
さらに石原が素晴らしいのは、今シーズン、唯一リーグ戦34試合全試合出場を達成したことだ。今年で34歳。ベテランと言われる年齢だが、活動量やプレーのキレは落ちず、この1年間、大きなケガに見舞われることも無かったのは、徹底した自己管理があってこそ。4月から5月にかけての公式戦15連戦という厳しい日程のちょうど中頃、疲労が考慮されて途中出場となる試合もあったが、「自分はいつでも先発で出続けたい」と先発出場を熱望。5月のリーグ戦は全て先発出場し、連戦の締めくくりとなった第15節・鹿島戦でゴールを決める鉄人ぶりを見せた。
そして今シーズンを締めくくる天皇杯。常にチームのために戦うベテランストライカーが仙台を初のタイトル獲得へと導く。