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　前線でも中盤でも、仕事を果たすテクニシャンだ。パス、ドリブル、シュートといった攻撃のしかけを状況に応じて繰り出し、時に意外性ある攻撃で相手DFを振り回す。

　南の技術は東京Vのアカデミーで培われたものであり、2010年からは2シーズンに渡って2種登録選手として活動。2012年に、トップチームに昇格した。出場機会を求めて2013年に町田へ期限付き移籍したが、翌2014年に復帰すると出場機会を大きく増やし、2015年には初の二桁得点である10ゴールを記録した。

　山形では2017年からプレー。加入初年度は負傷に悩まされて明治安田生命J2リーグ戦2試合の出場にとどまったが、コンディションが回復した今季は、リーグ戦29試合に出場して3得点。スペースを消す相手に対しても、技術と意外性を駆使してゴールへの道をこじ開けてきた。先発でも途中出場でも、チームの攻撃に変化をつけられる。この試合でも、攻撃にアクセントをつけることが予想される存在だ。