2024明治安田J2 第34節 ブラウブリッツ秋田 2024年10月06日 (日) 15:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
0 前半 1
0 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 25 | 真瀬 拓海 |
DF | 22 | 小出 悠太 |
DF | 5 | 菅田 真啓 |
DF | 39 | 石尾 陸登 |
MF | 6 | 松井 蓮之 |
MF | 10 | 鎌田 大夢 |
MF | 11 | 郷家 友太 |
FW | 7 | 中島 元彦 |
FW | 9 | 中山 仁斗 |
FW | 98 | エロン |
控え
GK | 1 | 小畑 裕馬 |
DF | 19 | マテウス モラエス |
MF | 8 | 松下 佳貴 |
MF | 14 | 相良 竜之介 |
MF | 17 | 工藤 蒼生 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
FW | 15 | 梅木 翼 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 山田 元気 |
DF | 4 | 蜂須賀 孝治 |
DF | 2 | 岡﨑 亮平 |
DF | 5 | 河野 貴志 |
DF | 13 | 才藤 龍治 |
MF | 25 | 藤山 智史 |
MF | 80 | 小野原 和哉 |
MF | 8 | 畑 潤基 |
MF | 7 | 水谷 拓磨 |
FW | 10 | 小松 蓮 |
FW | 11 | 梶谷 政仁 |
控え
GK | 23 | 矢田貝 壮貴 |
DF | 27 | 喜岡 佳太 |
MF | 6 | 諸岡 裕人 |
MF | 9 | 中村 亮太 |
FW | 29 | 佐藤 大樹 |
FW | 77 | 河村 慶人 |
FW | 18 | 吉田 伊吹 |
DATA
○入場者数/13,477人
○天候/曇、無風 ○気温/19.3℃ ○湿度/90%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/俵元希 ○副審/金井清一 金次雄之介
COACH INTERVIEW監督記者会見
相手のやってくることはわかっていたのですけれども、序盤の事故が起こりやすい時間帯に、こちらの方、自陣で事故が起こってしまったというところが敗因と言えばその一点でした。
その時間からはクリアもはっきりするようになりましたし、ボールもある程度支配して、相手を動かして、ゴール前までは行けたのですが、やはり(秋田の)10人のブロックは、中断明け9試合のうち7試合がゼロ失点という途轍もない守備の堅いチームということで、こじ開けることは非常に難しかったというところです。
最後の最後に、勝点1に追いつけるチャンスのPKをゲットして、梅木翼がPKを外してしまったのですけれども、彼が誰も名乗り出ないところを「自分が蹴る」と名乗り出ましたから「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」というロベルト・バッジオの話もありますし、問題はそこではなくて、やはり流れの中から1点を決めたかったな、というところでした。
- 仙台がほとんどの時間で押しこんで相手陣内でプレーし、崩す手前までは何度も行ったと思いますが、攻撃はプランどおり進められたという評価だったのでしょうか。
そこからはもう最後の質のところになってくると思うので、そこのところが秋田さんを崩すには足りなかったです。クロスの質とか、シュートを決めなければいけないシーンもありましたし、そのシュートの1本中の1本が決まらない。最後のパワープレーもありましたけれども、そのボールもやはり途中で引っかかったり越えてゴールキックになったりというところです。ゴールに迫って、本当にネットを揺らしてもオフサイドだったシーンとか、PKを取ったシーンとか、追いつめるところまでいって、相手はかなり疲弊して土俵際までは追いこめたけれども、最後は押し出せなかったというところだと思います。
- セカンドボールの争いのところは、監督はどう評価されますか。
当然、相手はロングキックを蹴るときにGKが蹴って、中盤の選手とかみんながもらう体勢ではなくてセカンドボールを拾う体勢になり、なかなかそれを徹底してくる相手なので、難しいものがありましたけれども、その中でも際のところで、最後に体を張ってマイボールになったシーンも多かったです。ボランチも一枚ずつイエローカードをもらってしまい、今度は松井(蓮之)が出場停止でちょっと痛いところですけれども、全員でカバーしていくしかない、というところです。
- 久し振りに石尾陸登選手が先発したり、松下佳貴選手のように途中出場の選手が違いを見せたりしたことで、彼らを交えたベースの戦い方は、この終盤戦で積み上がってきたものは見せられましたか。
そうですね。最後はこちらもパワープレーのようになり、その戦い方は練習していたわけではないのですが、それぞれ個性があって、お互いに個性をどう生かすかというところは共有できていると思います。松下の左足とか、相良(竜之介)のサイドのしかけの部分とか、梅木の頭とか、そういう、「この選手が出たらこういうプレーがその選手を生かす」というところの共有感は、シーズン終盤なので出てきていると思います。ただし、そこが点になるかどうかは、かなりゴール前に迫るシーンはできたけれども最後の最後のところは思い切りかもしれないし、一番は質ですけれども、そこは簡単にうまくなるわけではないので、毎日こだわりを持ちながら、一本一本大切に練習をしていくしかないと思っています。
- 今シーズンの仙台は立ち上がりはいい試合が多かった中で、今日は立ち上がり15分くらいに相手に押されて失点をしてしまった要因はどう考えますか。
キックオフからもっと向こうのサイドに落とさないといけないところでファウルから始まって、そこのフリーキックでGKが出てきて、そこからなかなか逃れられないような時間も続きました。そこのところはまず相手陣地にボールを送りこんで、こちらがプレッシャーをかけていく戦いをすべきなのですけれども、なかなか向こうの選手も戦い方が「この戦い方」というかたちができているので、こちらも跳ね返すチャンスは失点のシーンも含め3、4回あったと思いますが、そこでしっかりと跳ね返せなかったところが失点の要因につながりました。ふたつ、みっつ、クリアができないシーンが続くと、当然失点になるかな、というところですね。
- J1昇格プレーオフが熾烈になるなかで、今日の敗戦後にはチームにどのような言葉をかけましたか。
どうのこうの言っても負けたわけですし、この負けの2週間後に横浜FC戦があります。今日勝てば最低引き分けでもいいという戦いにもなったと思いますけれども、もう勝つしかないので、はっきりしたな、と。もう4試合全部勝つつもりで、勝たないと我々は得失点差が少ないので、勝点が並ぶということは順位が下に行ってしまうというところで、本当にここから全試合勝つという気持ちというか、負けたことではっきりしたというか、2週間後に横浜FCに勝つため、今から準備は始まっているというところだと思います。
MF 11 郷家友太選手
(クラブ設立30周年記念試合で)歴史あるクラブの30周年ということで、なんとしても記念ユニフォームを着て勝ちたかったけれども、立ち上がりの失点が響いてしまって、そのままズルズルいって試合が終わってしまいました。
前半はシュートは打っていましたが相手のブロックに阻まれてしまい、後半はネットを揺らす機会や最後のPKに到るまで自分たちのかたちも出たと思います。チャンスというところでは、前半よりも後半の方が上だったと思います。
(最後のPKは)僕がボールをもらったとき、梅木(翼)君が試合前日の練習で何週間も連続でPKを決めていて、僕もみんなも信頼して渡していたので、梅木君が蹴ったというよりみんなのPKだと思っています。だから誰が悪いというのではなく、みんなで蹴ったPKだったと思います。
(今後に向けて)本当に負けられない状況になってしまって、それは今に始まったことではないのですが、泣いても笑ってもあと4試合なので、上位にいく、J1に行くためには死ぬ気で戦うしかないし、前期の戦いを思い出してなんとしてでも勝っていかないといけないと思っています。
DF 39 石尾陸登選手
(クラブ設立30周年記念試合で)この歴史あるクラブの名に恥じないプレーを、勝っても負けても絶対にやろうという意識がありました。
自分の役割はビルドアップの出口になること、自分でひとり、ふたりをはがすこと、チームの落ち着きどころやボールの置きどころになることで、ボールを失わないように心がけていました。あれだけファン、サポーターがクラブのことを応援してくれる中で、自分の持てるものを全部出すことしか考えていませんでした。
前半はみんなではっきりプレーをしようと心がけていたのですが、自陣でごちゃごちゃしたところで事故が起こりやすくなって失点をして、そこからギアが入っていつもどおりのプレーになっていったので、もっとそうなる前に自分たちでギアを上げていかなければいけないし、あれだけチャンスがあるなかで、自分自身もそうですしもっと決定力を上げていかないと、この先にもひとつのピンチだけで負けてしまうのはもったいないので、チームとして質を上げていきたいと思っています。