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2025明治安田J2

2025明治安田J2 第8節 ブラウブリッツ秋田 2025年04月05日 (土) 13:03 キックオフ キューアンドエースタジアムみやぎ

試合終了
HOME ベガルタ仙台
1 - 0

1 前半 0

0 後半 0

AWAY ブラウブリッツ秋田

監督記者会見 

MATCH PROGRESS

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
27 オナイウ 情滋 10分[得点]
10 鎌田 大夢 29分[警告]
40分[警告] 13 才藤 龍治
54分[交代] 32 長谷川 巧 → 31 石田 凌太郎
54分[交代] 34 鈴木 翔大 → 11 梶谷 政仁
47 荒木 駿太 → 24 名願 斗哉 61分[交代]
27 オナイウ 情滋 → 2 髙田 椋汰 61分[交代]
44 井上 詩音 67分[警告]
70分[交代] 7 水谷 拓磨 → 14 大石 竜平
72分[警告] 10 小松 蓮
6 松井 蓮之 → 17 工藤 蒼生 79分[交代]
99 宮崎 鴻 → 18 梅木 翼 79分[交代]
84分[交代] 71 畑橋 拓輝 → 40 佐川 洸介
84分[交代] 25 藤山 智史 → 5 長井 一真
25 真瀬 拓海 → 19 マテウス モラエス 85分[交代]
88分[警告] 14 大石 竜平
90+1分[警告] 16 村松 航太

MEMBERS

スターティングメンバー
GK33林 彰洋
DF25真瀬 拓海
DF44井上 詩音
DF5菅田 真啓
DF39石尾 陸登
MF10鎌田 大夢
MF6松井 蓮之
MF27オナイウ 情滋
MF11郷家 友太
FW47荒木 駿太
FW99宮崎 鴻
控え
GK21梅田 陸空
DF2髙田 椋汰
DF3奥山 政幸
DF19マテウス モラエス
MF17工藤 蒼生
MF24名願 斗哉
FW18梅木 翼
FW20グスタボ
FW40安野 匠
スターティングメンバー
GK1山田 元気
DF16村松 航太
DF71畑橋 拓輝
DF4井上 竜太
DF13才藤 龍治
MF6諸岡 裕人
MF25藤山 智史
MF7水谷 拓磨
MF32長谷川 巧
FW10小松 蓮
FW34鈴木 翔大
控え
GK23矢田貝 壮貴
DF5長井 一真
DF24深港 壮一郎
MF14大石 竜平
MF31石田 凌太郎
FW11梶谷 政仁
FW18川本 梨誉
FW40佐川 洸介

DATA

後半前半仙台 秋田前半後半
033シュート716
011CK303
7714FK1899
112オフサイド000
000PK000

○入場者数/11,556人
○天候/晴、弱風 ○気温/12.8℃ ○湿度/36%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/吉田哲朗 ○副審/金井清一 荒上修人

COACH INTERVIEW監督記者会見

(オナイウ)情滋のゴールが10分で、最初の10分のところでうまく点数が入りました。サイドを変えたところからの推進力が今日のひとつのテーマだったので、狙った形でゴールが取れて、というところだったのですけれども、なかなか相手がサッカーをさせてくれなかったというか、本当に長いボールを放り込まれ、拾われ、またクロスを放りこまれ、という、本当に耐える時間が長いゲームでした。奪ったボールを、もっと自分たちの時間を増やして、なんなら(相手が)オーバーアタックしたところをカウンターでもう1点取れれば、理想的な展開だったのですが、前のゲームに引き続いて、去年の粘り強く勝つときの我々のリズムというか、1点を取ったらみんなで必死に耐えて、守って、戦って、勝点を持ってくるという去年のゲームの流れになったかな、というところです。ただし、本当にロングボール、ロングスロー、セットプレー、クロスが何十本あったか分からないくらい多く、ファールが多かったのも課題ですけれども、相手はそこに強みを持っていて、それを思いきり出させてしまった部分はありますけれども、(失点を)ゼロにおさえて、しっかり跳ね返して体を張って、あとちょっと寄せが甘かったら入っていたようなシーンもいくつかあったので、そういう意味では、林(彰洋)やセンターバックを中心にしっかり守ってくれたのは大きかったと思います。

- 序盤から相手の土俵に乗りたくないというようなビルドアップの姿勢が見えていたと思いますが、なかなかボールがボランチに入らなかった要因は何だと思われますか。

入りそうな部分はあったのですけれども、ボランチに入れるパスがずれたり、相手の推進力をまともに食らってしまったりという部分がありました。かなり相手が、1/4コートとかに誘導してギュッと締めてくるので、なかなかそこから脱出できませんでした。そのうち、勝っているし、そこで奪われて失点したくないなというのがはたらきました。こっちは「もっと勇気持ってつなげ」という話をしていたのですけれども、確かにそれは正解であるので、そこでリスクをかけて取られて失点するというのは、チャレンジしようとして危ないシーンがあったので、そういうこともあったなかで、選手が判断して長いボールを選択しました。そこで奪われてピンチというシーンは少なかったけれども、自分たちのリズムができなくなってしまった感じです。

- 立ち上がりは宮崎鴻選手のロングボールをおさめて点を取るところも良かったですが、途中からなかなかおさまらなかったのは、何か変化があったのでしょうか。

15分経ったら下(のボール)で」という話だったのですが、意外と最初のある程度割り切っていたときはうまくいっていた部分はあったと思います。けれどもそればかりもできないし、向こうも対応してくるので、もうちょっとボランチを経由しながらサイドを変えるようなシーンを増やしたかったですけれども、ほとんどできなかったというところです。

- メンバー変更の影響はありましたか。

それはもちろんあったと思います。主力が3人いっぺんにいなくなったので連係が、そのメンバーでかなり固定してやってきていたので、今日はけがと出場停止で3人を代えざるを得ない状況で、そこは選手間でも難しいところはありました。連係のところでもどうしても急造的なところがあって、そのメンバーでやったのはもう試合の前々日からなので、二日しかそのメンバーで準備していませんでした。
そんな中で、先制点は鍵でした。秋田が負けた試合は先制点を与えた試合で、我々も3勝をしているのは先制点を取った試合なので、先制点というのが絶対的にかなり試合を優位に進める上では重要ということはわかっていたので、そこは強調していました。思ったよりも早めに取れたところで、ゲームのリズムがなかなかできなくなってしまったのは、まだまだ試合運びという意味で学んでいかないといけません。ただし、勝点3をしっかり取れたので、何より相手のとにかく放りこんでくるという、なかなかそういう相手と戦うことはないとは思うのですけれども、去年も勝てなかった相手だったので、よく勝ち切れたなというところですね、正直。

- 守備の方でも前から取りにいくときと、相手が蹴ってくるというのもあって構えるところと、その使い分けについてはどう評価されますか。

ボールにいく選手だけという話でやっていたのですが、前にいく人数が多ければ多いほど、後ろで人数が足りなくなるので、とにかくボールに1人いく、それ以外はもうとにかく蹴ってきますので、そうすると相手は蹴ることを前提で裏へ抜ける選手、セカンドボールを拾いに人数をばっとかけてくるので、我々は前に人数をかけてしまうと拾われて相手のリズムになってしまいます。そうなると前にかからないからもっと蹴られるという、なかなか難しいところでしたが、蹴らせないことはなかなか難しくて、GKもいて結局GKに返して蹴られるので、そういうところではできるだけ最少人数でボールにいく、1人はボールにいく、そうしたら蹴ってくるので、なかなか難しい対応を迫られるゲームでした。

- それでは、リードしてからは5バックに変えるのはいつもより早めにしようと考えていたのでしょうか。

そうですね。向こうも大きい佐川(洸介)選手を入れて後ろを3枚にすると監督さんの声も聞こえたので、真瀬(拓海)を前に残しておきました。その瞬間に真瀬を5枚目にし、郷家(友太)を右に回して、というところではうまくいきました。情滋もまだまだできたと思いますけれども、なかなか押し込まれる展開で、やはり5枚目の準備はひとつマテウス(モラエス)を最後にいれる選択肢はあったのですけれども、その前に5枚にできるようにするために真瀬を残していて、真瀬もいい感じで攻撃もやってくれました。高田(椋汰)が古巣相手で久しぶりにピッチに帰ってきて、キャンプでだいぶ出遅れてやっと帰ってきてくれて、その高さの対応でも高田が効いていました。5バックへの対応がすぐできたところと、最後にマテウスを入れるところは、何とか相手がやってくるところにも即座に対応できるようにはしていて、それがうまくいったのかな、というのがあります。

- オナイウ選手が先発してゴールを決めましたが、どのように評価されますか。

昨シーズンは終盤、もうレギュラーをとってもおかしくないかなというところで、今シーズンはその活躍を期待していたらちょっと出遅れたというか、なかなか調子が上がらずに、ホームで出したときには消極的なプレーに終始したようなところから出番が減ってきていました。ようやくちょっといい兆しが見えてきたなかで、ちょうどこういうけが人とか主力選手(に出場停止)が出て、チーム的にはかなりピンチなのですけれども、こういう時に出てきてくれる人にとって、「俺に巡ってきたチャンスだ」というところでは、そういう選手が出てこないと困るのですけど、そういう意味で情滋がひとつ大きな仕事をしてくれたかな、というところですね。

MF 27 オナイウ情滋選手

相手が本当にタフに戦ってくるチームで、そのなかで、自分も含めて今日はそういうところで絶対に負けないと思っていて、ゴリさん(森山佳郎監督)からチーム全体にも言われていて、そういうところは特に意識していました。あとは、消極的なプレーをすると相手がどんどんのってしまうところがあったので、「前線は思いきったプレーをしよう」と言われていました。それをしっかり試合で出せたかなと思います。
(ゴールシーンは)(荒木)駿太君からボールをもらって、ゴールへの道筋も自分の中で見えていて、その時点で入っても入らなくても絶対に自分でやり切ろうと考えていました。自分の判断がしっかり功を奏したというかゴールというかたちになって良かったと思います。
チームに対してもサポーターに対しても申し訳ない気持ちがあったのですが、だからといってそれで自分が弱気になるとか自信をなくすとかするのは絶対に嫌だったので、(JリーグYBC)ルヴァンカップの後すぐにSNSを更新してそれに対する反応やみなさんの温かい言葉を受けて、「これで次にチャンスがあったときに戦わなければ何のためにサッカー選手をやっているんだ」という思いがありました。その思いをしっかりシュートに乗せられたと思います。

GK 33 林彰洋選手

前節はやっと(失点を)ゼロにできたのですけれども、その前に3失点をして不甲斐ない結果になってDFと話をしていたので、運も含めて今日はゼロにできたことが良かったと思います。
なかなかいいかたちでボールが持てなくて、相手のプレッシャーをしっかり食らったような状況でした。今までだと相手のプレッシャーの矢印がなかなか出せないような状況を意図的に作って攻めの糸口を作っていたのですが、今日はなかなかそれができなかったので、相手のスカウティングもあってかなかなか僕らの思い通りの試合にはなりませんでした。
一試合一試合のところでは簡単ではないと思いますが、連勝することで景色も変わってくると思います。今年はそれをやれるメンバーがいるので、層の厚さも含めて勝点3を狙っていけるチームだと思っています。
やはりホームは常に勝ちを狙うし、勝ち以外はいらないというくらいアグレッシブな姿を見せていきたいです。今日のように耐えて勝点3を取るのは理想通りではありませんが、とにかく勝点3を取れるようにやっていきたいと思っています。