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2025明治安田J2

2025明治安田J2 第4節 V・ファーレン長崎 2025年03月08日 (土) 13:04 キックオフ キューアンドエースタジアムみやぎ

試合終了
HOME ベガルタ仙台
1 - 1

1 前半 1

0 後半 0

AWAY V・ファーレン長崎

監督記者会見 

MATCH PROGRESS

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
24分[得点] 8 増山 朝陽
39 石尾 陸登 26分[得点]
38分[警告] 8 増山 朝陽
46*分[交代] 33 笠柳 翼 → 38 松澤 海斗
9 エロン 53分[警告]
44 井上 詩音 62分[警告]
8 武田 英寿 → 6 松井 蓮之 72分[交代]
47 荒木 駿太 → 27 オナイウ 情滋 72分[交代]
72分[交代] 8 増山 朝陽 → 7 マルコス ギリェルメ
72分[交代] 14 名倉 巧 → 11 エジガル ジュニオ
9 エロン → 99 宮崎 鴻 79分[交代]
86分[警告] 4 エドゥアルド
10 鎌田 大夢 → 17 工藤 蒼生 90分[交代]
14 相良 竜之介 → 24 名願 斗哉 90分[交代]
90分[交代] 24 山田 陸 → 19 澤田 崇

MEMBERS

スターティングメンバー
GK33林 彰洋
DF25真瀬 拓海
DF44井上 詩音
DF5菅田 真啓
DF39石尾 陸登
MF10鎌田 大夢
MF8武田 英寿
MF11郷家 友太
MF14相良 竜之介
FW47荒木 駿太
FW9エロン
控え
GK21梅田 陸空
DF3奥山 政幸
DF19マテウス モラエス
MF6松井 蓮之
MF17工藤 蒼生
MF24名願 斗哉
MF27オナイウ 情滋
FW18梅木 翼
FW99宮崎 鴻
スターティングメンバー
GK21後藤 雅明
DF3関口 正大
DF48照山 颯人
DF4エドゥアルド
DF17高畑 奎汰
MF24山田 陸
MF5山口 蛍
MF14名倉 巧
FW8増山 朝陽
FW10マテウス ジェズス
FW33笠柳 翼
控え
GK31原田 岳
DF25櫛引 一紀
DF29新井 一耀
MF7マルコス ギリェルメ
MF13加藤 大
MF19澤田 崇
MF38松澤 海斗
FW11エジガル ジュニオ
FW28七牟禮 蒼杜

DATA

後半前半仙台 長崎前半後半
347シュート624
000CK211
9413FK1248
303オフサイド312
000PK000

○入場者数/9,084人
○天候/晴、弱風 ○気温/7.3℃ ○湿度/32%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/山本雄大 ○副審/池田一洋 内山翔太

COACH INTERVIEW監督記者会見

非常に集中したゲームの入りから、かなり出足も良くて相手にチャンスを与えないぐらいのミドルブロックで、かなり機能していた部分は良かったのですけど、相手の(マテウス)ジェズス選手に入ったところからのピンチというか、入れ替わって、というところが一回二回ありました。失点のところも、あそこからの、ちょっとカットインからのジェズス選手を起点にしていうところで、ちょっと一瞬ラインが深くなり、いつもの我々のゴール前の守備ができなくなった部分を突かれたっていう失点で、本当にもったいなかったです。そこまでそういうチャンスは与えていなかったので、本当に数少ない決定機を決められてしまったというところです。
攻撃の方も、ボランチがうまくボール引き出して、かなりいいかたちの攻撃も多く、失点した後にすぐにゴールを返せたというのも、成長かなと思います。去年なんかは1点を早々に決められて、それぞれ選手の思いで何か違うことをやり出して、というのが始まるなどしていたので、今日は点を決められても落ち着いて、その後もやって取り返して、というところでは非常に良かったなと思います。
決定的とまではいかなかったかもしれないですけど、前半から惜しいチャンスはこちらの方が多かったかなと思うので、そういう意味では勝点3を取り損ねたとも言えますけれども、対戦相手に勝点2を与えず、次のゲームで勝てば2試合で4というのは、一番コツコツやっていくパターンなので、そういう意味では次のゲームがより重要になったなというところです。

- ミドルブロックが機能して仙台のペースだったと思うんですけど、昨年プレーオフでも同じようなかたちでうまくいって、改めて今日そのミドルブロックを採用した狙いと、結果的にどうだったかを教えてください。

簡単に取れないですし、今日も前半に何度か深追いしてGKまでいってひっくり返されたらやっぱりちょっと危ないシーンがあったので、そこはちょっと自重して、あまり深い位置までは(行きませんでした)。相手もサイドバックを低くしたり、GKのところまで下げたりしながら、狙いは何人か引き出してひっくり返してというところを、間に入れてくるのもうまいので、そういう意味ではそれにのらずに、こっちも我慢して、ホームでどうしても行きたくなってしまうのですけど、簡単に相手にひっくり返されると、相手は一人でいっちゃう選手が多いので、そういう意味では後半もエジガル(ジュニオ)選手とか(マルコス)ギリェルメ選手、松澤(海斗)選手という、本当に強力なアタッカー陣が入ってきてもそんなに隙を与えませんでした。守備としてはかなり狙いとするところが、他の試合を見ていても長崎はやっぱり決定機をかなり作っているので、そういう意味ではほとんど作らせなかったのは、かなり守備の手応えは、おそらくJ2で一番破壊力のある攻撃陣なので、そこにチャンスをそんなに与えなかったというところではかなり守備面では自信の持てる試合だったかなというところです。あとは、点を決めるというところがやっぱり大事になってくるので、今のところ1試合(平均)1点というところなので、1.5とか1.7とかそうなっていかないといけないところなので、そこは引き続きやります。
ただし、しっかりボールを、ボランチ中心に作って前線へ供給してそこから攻撃をしかけていくかたちは、かなりたくさん作れたんじゃないかなというところっていう手応えと、決めるクロスの質とか、最後のシュートをふかすとか、そういう部分が決まり出すというところは続けて、そんなに簡単に来週にできるものじゃないので。ただ、4試合目にしてだいぶ後ろから安定的に、去年からの課題だったのですけど、安定的にハーフラインを超えていくっていうビルドアップのところは、かなり良くなってきている手応えはあるという感じですね。

- 左サイドの攻撃は去年に比べて今日はすごく多かったと思うのですが、そこは意識的にされているのでしょうか。

荒木(駿太)と相良(竜之介)で、2人でぐるぐる攻撃というか、何か変わりながら入れ替わりながら、そこに遅れ気味で石尾(陸登)が絡んでいくというところです。石尾が入ったので、奥山(政幸)の時にはちょっと左は守備的で、石尾が入ったらやや攻撃的というところですけど、前の試合で良かったんで石尾は自分で持ち運びますし、上がっていく機動力みたいなものはあるんで、今日も左サイドは良かったかなというところですね。時より右にきて真瀬(拓海)が上がって、というところでのチャンスは、あとクロスさえよければというシーンは多かったと思うのですけど、去年と逆で左から進入して右にいって右のクロスとか、郷家(友太)と真瀬も相手の深い位置を取って、という場面も多かったかなと思います。

- 「勝点3を取れた」というところですが、ホームで1だったとも言えるし、優勝候補相手に1を分け合えたとも言えるところで、そこはどんな評価ですか。

そこは「いたしかたなし」というかね、最後の方も、当然もう気にせずに前からガンガンいくやり方もあったでしょう。ただやはり、相手の本当に強力なアタッカーにスペースを与えないようにしながら、良い守備をしてから攻撃というところは、最後まで、でもその中で点が決められるというシナリオでした。そういう意味ではあそこの、いくつかあったチャンスで決まっていればというところで決まらなかったので、やっぱり簡単にそれが勝点ゼロで向こうに3を与えるということだけは絶対できないので、それはもう試合の流れで、ラスト10分ぐらいはむやみにいくと、前がエジガル、松澤、ギリェルメ、ジェズス選手たちだったので、いかにバランスを崩さないようにしながら攻めるかというのも、最後まで「いかない」と。これでプレーオフとかはうまくいったので、点数がうまく入ったというところで、今回は、相手にチャンスをなかなか与えずに安定して戦えたという部分は、もちろん勝点3を取りたかったですけど、評価はできる勝点かなというところですね。

- 自信を持ってボールを相手陣内へ持っていけた、というところですけれども、試合前には「相手の攻撃陣にひっかけられないようにボールを動かさなくてはいけない」とも話されていたので、舵取りは難しかったでしょうか。

そうですね。ただ相手はどの試合も、どの試合もかっさらった瞬間にゴールが決まっている、クリアしたらジェズス選手がGKと一対一になったとか、そういう勝ち方をしてくるチームです。今日も鎌田(大夢)のところで狙われて、かっさらわれた場面もありましたけど、同時に、ちょっとあのへんでそんなに前からはめて前線のプレスをかけてくる相手じゃなかったので入りやすさもありました。入りやすさと裏腹で、入れさせて狙ってくる部分もあったんで、そこは慎重にやりながらも、2人で変化しながらうまく相手を釣り出して、前にボールを送るという回数は、何回かいいかたちが出たかなと思います。

- 練習のときは「自動昇格できるかは長崎戦と磐田戦の2試合の結果が大事だ」と選手たちに話していたと思いますが、今日は試合をやってみて手応えとしてはどうでしょうか。

そうですね。じゅうぶん互角にやれるな、というところはあります。おそらくかなり力の差があるという相手はいないと思います。ただし、こういう互角のレベルが何チームもいます。もちろんJ1から落ちてきたチームもそうですし、千葉とか山形とか、いわきとか、下から上がってきた大宮も含めて、10チームぐらいどちらが勝つか分からないようなレベルの高いリーグです。ただし、勇気を持って普通に互角にやれるというのは、今日のゲームでも証明できたと思います。(次節の相手)水戸もかなり勢いのあるチームですし、そのあとも磐田と戦うことにもなりますけれども、そこも自信を持って戦っていけるんじゃないかなと思っています。

- 後半の武田英寿選手から松井蓮之選手に交代した狙いを教えてください。

中盤がかなり、武田に聞いたら「まだやれた」ということだったのですが、なんかちょっと張ってきているというか、つりそうな感じの情報だったので、ここはちょっと思い切りました。松井も試合をしながらコンディション上げていって、キャンプでかなり長期離脱していたので、スクワッドに入ってもらわないといけない選手なので、ここはちょっとやってほしいなというところです。鎌田もそうですけど、今日はなかなか交代が難しくて、ちょっと疲弊したかなという形での交代だったので、なかなか戦術的な交代というわけにはいかなかったというか、前半のメンバーの流れが良かったので、なんならそのままいくのが一番いいっていう流れもありました。しかし、そこはやはり選手の厚みを、シーズンを戦いながら新しく出てきた選手が力をつけて流れを変える流れになっていってくれないと、どうしても長いシーズンは戦っていけないと思います。今日は必ずしも途中から出た選手が活躍したとは言い切れませんけれども、しっかり試合に出していく中で自分で課題に感じたり、「このままじゃだめだな」という危機感を持ってもらったり、あるいは手応えをつかんでもらったり、次の練習からそれに取り組んで、最終的には戦力として、今のスタートを脅かす存在になってもらわないと、出場停止やけが人が出た時にガタッとチーム力は落ちてしまうので、そこはもう「後半20分になったらどんどん代えていくよ」という、それが吉と出るか凶と出るかわかりませんけれども、代えていくよというところですね。

DF 39 石尾陸登選手

僕も守備の強度では、あのようにトップクラスのクオリティーがあるチームにも最初の失点以外は怖いシーンも作らせていなかったし、そこはゴリさん(森山佳郎監督)も感じたと思います。攻撃のところは、ゴール前までのクオリティーは去年までより上がっているとは思いますけれども最後のところで一押しやシュートのクオリティーを上げていきたいと思いました。(ゴールシーンは)すごくうれしかったという気持ちはあったのですが、同点だったので気持ちを切り替えてすぐ次のプレーにいきました。うれしかったです。
(今後に向けて)守備のところではちょっとしたミスから失点につながるようなことがないようにしたいし、攻撃のところでは僕はサイドバックですが今日のようにゴール前まで持ち上がるシーンもあるので、そういうところはもっと作りたいと思います。

MF 10 鎌田大夢選手

前半に失点してしまいましたけれども、しっかり自分たちのやりたいサッカーを継続することができて、点を取れて、そのあとにも何度かチャンスはありました。そこで決めきれなくて、追いついたかたちですけれども、勝点3をこぼしたイメージです。
(同点ゴールのアシストは)うまく(石尾)陸登とワンツーができて、最後に股を抜いて決めてくれて、「うまいな」と思って見ていました。
(今後に向けて)やはり決定力を高めたいことと、守備では失点をゼロにすることはもちろんですが、それができないときでも複数失点をしないことが大事になってくると思います。