2024明治安田J2 第3節 水戸ホーリーホック 2024年03月10日 (日) 13:04 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
0 前半 0
1 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 2 | 髙田 椋汰 |
DF | 22 | 小出 悠太 |
DF | 5 | 菅田 真啓 |
DF | 39 | 石尾 陸登 |
MF | 17 | 工藤 蒼生 |
MF | 37 | 長澤 和輝 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
MF | 14 | 相良 竜之介 |
FW | 7 | 中島 元彦 |
FW | 98 | エロン |
控え
GK | 1 | 小畑 裕馬 |
DF | 19 | マテウス モラエス |
DF | 20 | 知念 哲矢 |
MF | 11 | 郷家 友太 |
MF | 23 | 有田 恵人 |
FW | 9 | 中山 仁斗 |
FW | 28 | 菅原 龍之助 |
スターティングメンバー
GK | 21 | 松原 修平 |
DF | 88 | 長井 一真 |
DF | 33 | 牛澤 健 |
DF | 4 | 山田 奈央 |
DF | 3 | 大崎 航詩 |
DF | 42 | 石井 隼太 |
MF | 8 | 落合 陸 |
MF | 15 | 長尾 優斗 |
MF | 23 | 甲田 英將 |
MF | 13 | 野瀬 龍世 |
FW | 9 | 安藤 瑞季 |
控え
GK | 51 | 春名 竜聖 |
DF | 35 | 飯泉 涼矢 |
MF | 6 | 髙岸 憲伸 |
MF | 7 | 新井 晴樹 |
MF | 24 | 山﨑 希一 |
FW | 22 | 久保 征一郎 |
FW | 45 | 寺沼 星文 |
DATA
○入場者数/13,179人
○天候/曇、無風 ○気温/7.6℃ ○湿度/41%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/榎本一慶 ○副審/唐紙学志 宮原一也
COACH INTERVIEW監督記者会見
相手の攻撃の方は、かなり後ろの集中もあって食い止めることができていて、なんとなくコーナーキックとかロングスローがあってチャンスがあるようで、得点のにおいはなかなかなかったな、という前半だったのですが、後半は多少相手に逆にボールを持たれて攻めこまれる中で、カウンターからチャンスも生まれて、ちょっと不確定要素も多くなったなかでこちらの攻撃の質を一つ出すことができたかなというところです。
郷家が入って、ちょっとあそこのディフェンスと中盤のライン間で受けて、髙田が上がっていくようなかたちで結構チャンスが多く作れていたので、そこはひとつ、郷家は最後にアシストをしてくれたというところでは、彼の途中から入ってくれるところでポイントができたのかなというところがあったと思います。
最後の方はもう、向こうも寺沼選手と久保選手を投入してかなり長いボールを含めて放りこんでくるというところで、こちらも二人の大きい選手を入れて、最後はもう「殴るなら殴ってこい」くらいの感じで、ゴール前にへばりついて守っていたような感じですけれども、集中して体を張って守って、最後の際のところで守れていたのは成長です。まずはクリーンシート(無失点)でした。今まで、ルヴァンカップを含めて5失点が全て34分以降というところで、しかも全てクロスからの失点だったので、かなり振り返りもやって、映像上は確認し合ってのぞんだ一戦だったので、今日はかなりそのへんのところも集中して守ることができたのかなと思います。
課題は攻撃面で、2点目を決めるチームがやはり上位に来るというところでは、(1試合平均)失点1以内、得点は1.67というところで、2点目を入れるチームに今後しっかりなっていかなければいけないというのは宿題というところです。ただし、前節からまた少し成長して勝点3を取れて、バスで競技場に入るときにとてつもないサポーターの方にものすごい声援で出迎えていただいて、こちらも胸が熱くなりました。選手には「これで燃えなければサッカー選手じゃないな」という話をしたところです。そのサポーターに、宮城や仙台で本当に愛されて応援してもらえるクラブになることが今年の一番の目標なので、サポーターのみなさんに喜んでもらうことのために、全員が死力を尽くしてがんばってくれたかなと思います。
あとは、東日本大震災のこともあります。本当に、被災したクラブを代表して、この3.11の前日にホームゲームを持ってきてもらって、その思いも確認しました。J30 ベストアウォーズ BEST MATCH に選ばれた、震災発生後約1か月半後の川崎F戦で逆転勝利したときの映像も選手には見せて、サポーターのみなさんの思いとか、選手の目に見えない力を動かすことも、ベガルタ仙台の良さを出していきたいというところは、少しは見せることができて、サポーターの方にもちょっと元気を与えることができたんじゃないかと思っています。
- どういった守備のイメージでこの試合にのぞみましたか。
相手はハイプレスが特徴なので、まず序盤は引っかけないというか、自陣で変な失い方をしないことと、逆に相手をひっくり返してこちらがプレッシャーをかけていくという試合をしました。前半はちょっとアバウトな部分もありましたけれども、試合の綱引きのところではうまくいって、相手の前線の9番の選手や、両サイドのスピードがあって一発で試合を決められるような選手がいて、9番の選手はこの2試合でそれで決定機やPKを取っている選手だったので、そこは最大限に気をつけて、そこにはほぼ仕事をさせなかったので、菅田と小出のセンターバック陣の集中力の高さは今回あらためて素晴らしい仕事をしてくれたなと思っています。
サイドも、ドリブルに特徴があってスピードのある選手だったので、一対一でここで負けて突破されているようだとかなり苦しい展開になったと思うのですけれども、二人ともそんなにいい仕事をさせなかったことは勝因だったんじゃないかと。前からのプレッシングもかなりがんばってくれた、機能していたんじゃないかと思います。
- 相手のサイドの選手にほとんどボールを届けさせなかったのは、前からのプレッシャーが機能していたからでしょうか。
そうですね。練習で確認できたことをしっかりやってくれたというか、判断力や走力も必要な部分なので、献身的に前の選手からやってくれているので、後ろはかなり楽に守ることができていると思います。
- 攻撃では、前半の終わり頃から、自陣からつないで押しこんでいた場面も増えていたようですが。
そうですね。相手をやはり(オナイウ)情滋と相良のところで綱引きのところで押しこめていたので、相手が前からなかなかくることができていなかったので、もうちょっと速くボールを動かせたと思いますけれども、選手のところでもこの余裕はもうちょっと欲しかった部分でもありますけれども、それによってこちらが何かをやられたということではないので、選手もピッチの中で判断してやったことではあると思いますけれども、後半はちょっとボールを持って崩していくことも意識していました。ただ、相手も後半はボールを持って、前半は蹴るシーンが多かったけれども後半はつないできたので、そのへんではこちらも守勢に回る時間帯もあったと思いますけれども、そこはしっかり自陣での守備もかなり集中を保ったままやられることはなかったかなと思います。
- 開幕戦で課題だった、セカンドボールの部分の改善も見えましたか。
初戦の大分戦は、ほとんどセカンドボールを奪われてピンチになるということが多かったのですけれども、そういうふうではなくなって、セカンドボールを拾う確率も上がってきているので、これは改善したかなと思います。まだまだですけど。
- 互いにプレッシャーをしかける中で、消耗もあるなかで最後まで守り抜きました。今日出場したメンバーの、走力の評価をお願いします。
2試合連続で(足が)つっていた石尾も「今日は全然、大丈夫です」と言っていて、中島も途中でもたないかなと思ったらまた盛り返して、後半の中盤くらいでだいぶ中島が起点になって攻勢に出られたところでは、あれだけ守備を献身的にやりながらがんばってくれたかなというところです。あとは交代選手も、菅原とか、最後は5バックにしたときにはもうひとりで二人、三人も追わないといけない状況だったのですけれども、今日はボールのおさまりとか味方にしっかりつなぐところも、前回より成長を見せてくれたかなというところもありました。交代選手もよくがんばってくれて、なんとか、ちょっと落ちたな、という雰囲気がないまま終わったので、よかったですね。
- 若手選手が自信を持ってプレーしていますが、言葉をかけることなど心がけていることはありますか。
もう、信頼して使っていること自体で、「やれる、やれる」というところでは実際にやってくれているので、サブメンバーの方もかなり若い選手を、この前にルヴァンカップでほとんど出しましたが、そこでも評価としては「自分の武器では通用しているけれどもちょっと足りないところがある」くらいで、そこが解決すればじゅうぶんサブで、今日も5人の選手が出てきましたけれども、そういう感じでやれるというところでは、今日サブに入らなかったメンバーも、しっかり自信をもってというか「俺もチャレンジできる」と感じてくれていると思います。
キャンプからずっと主力を決めないで最後まで貫き通したので、そういう意味では「俺もいけるんじゃないか」とキャンプの期間中ずっと思ってやってくれたと思うので、だいぶ若い選手も「いや、あいつができるんだったら俺も」と思って競争をしてくれているのかなと思います。
- 試合前も試合後も監督に対するコールもサポーターからありました。最後のホイッスルの瞬間に大きなガッツポーズがありましたが、あのときの率直な気持ちを教えてください。
いやあもう、「最高だよ」という感じしかないです。今日は本当に勝ちたかったので、初めてのホームですし、ここであんな出迎えもしてくれて、応援もしてくれて、今日も一試合ずっと熱い声援を送り続けてきてくれたことがゴールにつながったと思いますし、選手もずっと今週は毎日のように、本当にホームのベガルタファミリーのみなさんに喜んでもらえるように、元気や勇気を与えるとばかり言ってきたので、なんとか勝てて、あれだけサポーターの人たちが喜んでくれたら、これは、このためだけにやっているようなものですから、最高でしたね。
MF 14 相良竜之介選手
ホーム開幕戦でしっかり勝てたので、すごく良かったと思います。試合前のミーティングでも震災の映像を監督の方から見せてもらって、気持ちもたかぶりましたし、いろいろな人たちを感動させたいと思って試合にのぞんだので、それが結果に出て良かったと思います。
(ゴールシーンは)(郷家)友太のボールが良かったことと、あとはファーストタッチで決まったかなと思っています。うまくいいところに置けて、GKの位置もよく見ながら打てたと思います。
(今後に向けて)勝利を目指してやるだけなので、またいい準備をして、全員でやっていきたいと思います。
MF 17 工藤蒼生選手
このホームで絶対に勝ちたい、ファンやサポーターと喜びを分かち合いたいという思いでいたので、勝ててうれしいです。
(ホーム初出場で)ファン、サポーターがすごく熱くて、それに後押しされるように自分の力をとても出せる環境で、彼らがいることで自分もがんばれるという感じの雰囲気がすごくあって、自分としてはとてもいいと思っています。
今回はしっかり勝つことで、ファン、サポーターのみなさんで震災にいろいろな思いがある人たちに、勇気や元気を届けられたのかなと思います。
(今後に向けて)やはり勝つことが第一だと思うので、練習からしっかりバチバチとやり合って、次の試合も勝てるようがんばります。