2024明治安田J2 第25節 清水エスパルス 2024年08月03日 (土) 19:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
1 前半 1
1 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 25 | 真瀬 拓海 |
DF | 13 | 實藤 友紀 |
DF | 5 | 菅田 真啓 |
DF | 2 | 髙田 椋汰 |
MF | 6 | 松井 蓮之 |
MF | 37 | 長澤 和輝 |
MF | 23 | 有田 恵人 |
MF | 11 | 郷家 友太 |
FW | 7 | 中島 元彦 |
FW | 98 | エロン |
控え
GK | 29 | 松澤 香輝 |
DF | 22 | 小出 悠太 |
MF | 8 | 松下 佳貴 |
MF | 14 | 相良 竜之介 |
MF | 17 | 工藤 蒼生 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
FW | 15 | 梅木 翼 |
スターティングメンバー
GK | 57 | 権田 修一 |
DF | 3 | 高橋 祐治 |
DF | 5 | 北爪 健吾 |
DF | 28 | 吉田 豊 |
DF | 66 | 住吉 ジェラニレショーン |
MF | 10 | カルリーニョス ジュニオ |
MF | 11 | ルーカス ブラガ |
MF | 13 | 宮本 航汰 |
MF | 33 | 乾 貴士 |
MF | 36 | 宇野 禅斗 |
FW | 23 | 北川 航也 |
控え
GK | 1 | 沖 悠哉 |
DF | 32 | 高木 践 |
MF | 21 | 矢島 慎也 |
MF | 25 | 成岡 輝瑠 |
MF | 44 | 西原 源樹 |
FW | 9 | アブドゥル アジズ ヤクブ |
FW | 99 | ドウグラス タンキ |
DATA
○入場者数/19,007人
○天候/晴、弱風 ○気温/27.7℃ ○湿度/71%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/川俣秀 ○副審/塚田健太 中澤涼
COACH INTERVIEW監督記者会見
今日は5年ぶりに満員になるということだったので、とにかく、第一に、来てくださった19,000人のサポーターの人たちを感動させるゲームをしよう、勝利は約束できないけれどもハードワークして戦って、熱いゲームを見せて、サポーターのみなさんを感動させることはできるだろう、というところで選手は最後の最後まで戦ってくれたところです。
内容的には、これも1戦目の清水戦(明治安田J2第11節)で腰の引けた、消極的な前半だったので、最初から攻めるぞというところで、本当にそれを体現してくれて、アグレッシブにボールを奪われても奪い返してからのゴールだったと思いますけれども、素晴らしいゲームの入りで、最初の15分くらいはかなり素晴らしかったというところです。
徐々に相手もクオリティーがあるのでなかなかボールを取れないところから、ちょっとマークのずれが起こって、素晴らしい同点弾を許してしまったのですけれども、後半も相変わらず守るよりも攻めていこうというところでは、有田(恵人)に前半かき回してもらって実際に得点につながるランニングをしてくれて、後半にはちょっと流れを変えて相良(竜之介)という、今日の交代は予定どおりでした。そこから、前半はなかなか左が機能していなかったのだけれども、後半はそこに伴って郷家(友太)をちょっと左にからませて、右は中島(元彦)がサポートすることで真瀬(拓海)がより上がっていけるというところで、両方からチャンスを作れたというところです。
もちろん、ピンチもたくさんありましたけれども、チャンスもたくさん作れたということが、大きな収穫かなというところです。今日は(失点を)ゼロで押さえることは難しいかなと思っていましたけれども、最少失点の1で押さえられて、この2試合では得点がなかったのでこの2週間はだいぶ攻撃のところもそうですし、守備のところもミドルブロックを今までの前線プレスにプラスして、我慢して塊で、というところでは手応えがあるところとまだ足りないところがあります。攻守に、この中断期間にトライしたことが少しピッチの中で表れて首位のチームを破れました。長崎にも1戦目で勝って、この前もアディショナルタイムに追いつかれましたけれども十分に勝ち星も取れて、横浜FCさんに勝てて、清水さんにも勝てているので、上位3チームにしっかり勝ち星が取れるというところは、どことやってもエネルギーや情熱を注ぎ込めたらこういう結果が導けると思います。
ただ今日のテンションが90%、ハードワークが90%になった瞬間に、こぼれ落ちてどこにも勝てなくなると思うので、そこはまた来週です。水戸さんが今日は長崎さんに、我々が第2節で黒星をつけた以来というかたちで勝っているので、次はその水戸と、首位を倒した者同士の戦いになると思うので、ここは本当に気持ちを入れて、アウェーで戦う事になるので、ここはしっかりともう一回気持ちを奮い立たせて水戸に乗りこみたいと思います。
- 攻撃について、仙台の右サイドがかなり清水に対し優位に立てていたのは予定どおりだったのでしょうか。
有田が外からでも中からでも走れるので、そういう意味で真瀬が高い位置でボールを受けたときにサイドバックがなかなか出てきづらいような状況になって、真瀬もそこから追い越していけますし、そこにボランチの松井蓮之がからんでいくところで得点が生まれたと思います。お互いの距離とか段差とか、三人目の関係をずっとやってきたところで、得点のところも中島が前にからんでそこからのゴールだったと思うので、我々がやろうとしている攻撃が結実したかなと思います。
- つなぐビルドアップのところと、背後を大きく狙うところをバランス良くできたと思いますが、そのあたりはどうとらえていますか。
實藤(友紀)が入ってちょっとボールが落ち着いたというか、そこから中盤あるいはサイドに入れるボールのところでちょっと安定感をもたらしてくれたと思います。それにつられて、菅田(真啓)の方も安定したビルディングアップをしてくれたかなと思います。
- 守備のところで、前半の終盤あたりから乾貴士選手に前を向かれるなど攻めこまれた場面がありましたが、そこは後半にかけて修正されたのでしょうか。
北川(航也)選手の背後への動きが怖くて、2センターバックがそこに引っ張られてしまうことでサイドバックとの距離が空いたりサイドバックが今度は右の方にプレッシャーにいけなくなってしまったり、いくつか問題が出たので、後半はちょっと修正しました。それでもピンチはいくつかあったと思いますが、最後まで、もう一歩寄せられたとか、ボール保持者にちょっとプレッシャーがかかったので受ける側も一歩いききれなかったとかそういう部分で相手のミスを誘えたかなという部分もあって、最後まで体を張ってがんばってくれたというところです。
- 決勝点の長澤和輝選手が90分間、攻撃でも守備でもハードワークしてくれましたが、ベテラン選手の存在感はいかがですか。
予定では松下(佳貴)も状態が悪くないのでどこかで代えて、ということも考えていたのですが、かなりゲームの流れ、「いく、いかない」「攻める、攻めない」「ボールを保持するのか、刺しにいくのか」みたいなところをコントロールしてくれていたので、ちょっと代えづらいというところです。最後に工藤蒼生をちょっと相手の2センターFWの前でがんばって掃除をさせたかったので、松井を代えるか長澤を代えるか迷いましたけれども、今日は和輝が最後まで要るなというところでは本当に素晴らしい仕事をしてくれたなと思います。
- 先発に抜擢された選手も結果を出し、途中出場の選手も役割を理解して勝利に貢献したことで、チーム内の競争はかなり効果が出ている手応えはありますか。
エロンもだんだんじわりじわりと体の強さのところでマイボールにしてくれる機会も惜しいシュートも当たり出したので、相手にとって怖い選手になってきた感じですね。實藤は経験があって、今日も足の状態は心配でしたけれども、入ると前半も危ないシーンで体を投げ出した場面もありました。攻撃でもかなり落ち着いて、ちょっと時間を持たせてボールを渡せるので、それが今までのところでプレッシャーを受けてもっとプレッシャーを受けるところにボールをぶちこむような場面も多く、かなり實藤が入って落ち着かせてくれたというところでは、前半から攻めることを実現できたひとつの大きな要因だったかなと思います。
MF 37 長澤和輝選手
J2リーグで一番強いチームに対し、結果はどちらに転ぶかはわかりませんけれども、これだけの戦いができたのはベガルタ仙台にとって非常に自信になります。1戦目で非常に悔しい負けをしていて、そのリベンジを、という強い気持ちがあったのですが、サポーターのみなさんが最高の雰囲気を作ってくれたので、あとは一丸となって戦うだけでした。
(ゴールシーンは)後半の苦しい時間帯にも全員が足を止めることなく、ゴール前にあの得点シーンだけでなくチャレンジするシーンが何度もありましたし、そういった粘り強さが僕たちの強みなので、この暑い夏でもそれは続けていきたいと思います。なんとか枠に飛ばそうと思っていて、相手に当たったラッキーゴールでした。
(次節に向けて)ここから上昇していくことはゴリさん(森山佳郎監督)がシーズン当初から言っていましたけれども、この夏の踏ん張りでしっかり勝点を稼いで最後に上へ上がっていけるように、気を引き締めます。ぜひサポーターのみなさんも、引き続き応援よろしくお願いします。
FW 7 中島元彦選手
満員のスタジアムのなかで、たくさんの方が来てくれて勝てたことがうれしいです。声がなかなか通らなかったので選手間でだいぶ大声を出さなければいけなかったのですが、そういう中で試合ができる喜びを感じながらプレーできたので、そのなかで勝ててホッとしています。
(ゴールシーンは)いいかたちで右サイドの奥深くまで持っていってくれた中で、ボールを一度は奪われたと思いますが、みんなが取ってくれて、戦う気持ちが出ました。切り替えも早くて、ショートカウンターでエロンがつないでくれたので、ディフェンスがそのまま流れてシュートコースに入ってきたのでずらして股抜きを狙おうと思っていたのですが、うまいところに行って良かったです。
(次節に向けて)自分が決めることでチームが盛り上がりますし、自分が決めてチームを勢いづかせていかないといけないので、自分がより多く点を取って後ろの選手を楽にしてあげられるようにがんばります。