2024明治安田J2 第18節 いわきFC 2024年06月02日 (日) 13:03 キックオフ ハワイアンズスタジアムいわき
0 前半 1
1 後半 1
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 21 | 立川 小太郎 |
DF | 32 | 五十嵐 聖己 |
DF | 34 | 大森 理生 |
DF | 2 | 石田 侑資 |
DF | 6 | 坂岸 寛大 |
MF | 40 | 下田 栄祐 |
MF | 10 | 有馬 幸太郎 |
MF | 14 | 山口 大輝 |
FW | 15 | 加瀬 直輝 |
FW | 9 | 近藤 慶一 |
FW | 17 | 谷村 海那 |
控え
GK | 1 | 田中 謙吾 |
DF | 22 | 生駒 仁 |
MF | 7 | 西川 潤 |
MF | 20 | 加藤 悠馬 |
MF | 23 | 大迫 塁 |
MF | 24 | 山下 優人 |
FW | 11 | ブワニカ 啓太 |
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 25 | 真瀬 拓海 |
DF | 22 | 小出 悠太 |
DF | 5 | 菅田 真啓 |
DF | 2 | 髙田 椋汰 |
MF | 6 | 松井 蓮之 |
MF | 8 | 松下 佳貴 |
MF | 11 | 郷家 友太 |
MF | 24 | 名願 斗哉 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
FW | 7 | 中島 元彦 |
控え
GK | 1 | 小畑 裕馬 |
DF | 39 | 石尾 陸登 |
DF | 41 | 内田 裕斗 |
MF | 10 | 鎌田 大夢 |
MF | 14 | 相良 竜之介 |
FW | 9 | 中山 仁斗 |
FW | 98 | エロン |
DATA
○入場者数/4,849人
○天候/曇、弱風 ○気温/23.2℃ ○湿度/59%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/野堀桂佑 ○副審/森川浩次 畠山大介
COACH INTERVIEW監督記者会見
内容的にはかなりきつかったというか、予想はしていたのですけれども、いわきさんの走力というかフィジカルの部分、球際の部分、あとはクロスの質、飛びこむ迫力、セカンドボールの回収、そのへんのところはかなりレベルが高いと思っていました。やはりだいぶ押しこまれた感がありました。けれども、ベガルタの方もよくファイトしてくれて、さぼる選手もいなかったですし、ハードワークしていました。この前の岡山戦ではちょっと隙があったところは、かなり隙なく戦えました。戦った、という部分では、いわきさんが我々の究極のがんばりを引き出してくれたというか、呼び覚まさせてくれたというか、そこは勝因かなと思います。
もっと攻撃をしたかったのですけれども、かなり押しこまれて、いいクロスとかゴール前の混戦で、運もありましたし林(彰洋)のスーパーセーブもありましたし、DFがよく体を張って体にぶつけたりいいクリアがあったりというところでは、本当によくがんばってくれたなということ以外は思い浮かばないです。この前の岡山戦と逆になった感じですね。少ないチャンスを決めて勝利に結びつけることができたのと、この前の岡山戦の反省で言うと、後半の入りでまた1点を決められてしまったというところで、前回はそこから崩れてしまったのですけれども、今回はそこから崩れずに、もう一回跳ね返す力でゴールをもぎ取りにいけました。どうしてもリードをしているとこういう感じになってしまいがちなんですけれども、そこでカウンターでもう1点決められれば本当に強いチームだと思います。まだまだ我々はぎりぎりの戦いをしながら勝点を積み上げていくチームなので、そういう意味では、ぎりぎりまで戦ってよく勝点3を持って帰れるな、というところは、本当にみんなのがんばりを褒めたいと思います。
- これだけ押しこまれた要因をどのように考えていますか。
ハイプレスをかけない方がよかったのですが、当然向こうにリードをされれば、いかざるを得ないけれども、いったあげくにサイドに人数が足りなくなってサイドに引っ張られて中の人数が足りなくなって、リードした時点で、本来は3枚目が3バックにプレッシャーをかけるということを狙っていたのですが、いかない方がいいと思いました。出てくれば蹴られますし、蹴ったら人数が足りない。負けているならそこで奪えればいいし、1点を取るまではいっていたのですが、取ってからはむやみやたらに1枚をそこに使うと結局蹴られて、こちらの人数が、セカンドボールを拾うのが相手はすごいので、そういう意味では押しこまれざるを得ないような状況になってしまったのですけれども、そのぶんサイドにこちらのサイドハーフが対応して、中で隙を与えないという守備は、まあまあできていました。そのぶん、クロスをバンバン放りこまれてしまったのですけれども、勝っているのでそうせざるを得ない部分がありました。もちろん、同点にされるとこちらが出ていかなければいけませんが、その出ていったタイミングでまた点が取れたので、そういう意味では、試合の流れ自体は我慢をせざるを得ない状況になりました。けれども、得点の経過はうまいこと点を取ることができて、勝利に結びついて良かったという感じでした。
- ある程度押しこまれることは想定内だったのでしょうか。
そうですね。蹴ってくる相手に前からいって蹴られると、蹴らさないか、こちらに人数をかけるかどちらかしかないので、勝っている状態でそこに人数をかけた方がいいのかはかなり熟考しました。前に出ていったあげく蹴ってくるので、そうなると、勝っているのだったらいかない方がいいよね、という選択肢です。その結果、だいぶ押しこまれるような状況になりましたけれども、もちろん1-1とか2-2になれば出ていかざるを得ないというか、リスクをかけて勝利を目指しにいきますけれども、またこちらが1点リードしたので、そこは無理しないで前に人数をかけない、ということです。
- 攻撃のところでなかなか仙台の時間がなくて相手陣地に攻めこめなかったところを、どのようにしていきたかったのでしょうか。
もうこういう展開なので、もちろんボランチを使って左右に揺さぶることも考えていましたけれども、なかなか思うようにさせてもらえませんでした。前半はそれでもちょっと、同サイドに圧縮してくるので、サイドを変えたいところはあったのですけれども、そこをかいくぐれなくて。1、2本前半に変えることができたところはありましたけれども、今日はこういうゲームだったのかなと。そこも、負けているのだったらいけないですけれども、勝っているので守備に追われて、守備のさぼりがないようにというところで、みんなめちゃめちゃ守備のハードワークをしていたので、攻撃に出ていくエネルギーが使えなかったのかなというところです。勝っていたので、こういうゲームもあるのかなというところで、よく勝点3を持ってきてくれたということ以外は、なかなか内容的にかなり苦しめられたという、その一言ですね。
- ゲームコントロールがうまい長澤和輝選手が出場停止の状況で、こういう苦しい試合を勝てた選手たちのゲームコントロールをどう評価されますか。
いつも長澤が、かなりコントロールして周りに声をかけながら、ピッチの中の監督のような感じで振る舞ってくれていて助けられているのですけれども、今日はいないのでそのぶん全員がその意識を持ってやっていかないとだめだよ、と今週のゲームへの準備ではテーマのひとつでした。そういう意味では、かなりGKの林や菅田(真啓)、小出(悠太)を中心にかなり気を使いながら、声を使いながらやってくれたんじゃないかと思います。
- 相手チームにはU-17日本代表での教え子がたくさんいたと思いますが、そういう選手たちと対戦できる喜びもありましたか。
そうですね。今日は多かったですね。石田(侑資)選手もそうだし、生駒仁選手もそうだし、大迫塁選手も、西川潤選手も、いっぱいいましたね。やはりこうして対戦すると、クオリティーを持っていますし、石田選手も高校時代になかなか進路が決まらなくて、プロになりたい一点でしたが、なかなか進路も決まらずに苦しんでというところから、ここで完全にレギュラーをつかんでいるのを見て、本当にうれしく思います。やはり西川選手や大迫選手が出てこられるとクオリティーが高いというところで苦しめられましたね。ここでがんばっていますけれども、またステップアップしてJ1の舞台で戦ってほしいですし、若いのでJ2で今試合経験を積めているのはかなり大きいですし、クオリティーは間違いなくあるので、それをゲームの中でチームの勝利や得点に結びつけられる選手になってくれれば。でも、それを今、見せてくれているので、頼もしく思いますし、我々の試合でも苦しめられましたけれども、なんとか我々も守れて良かったし、彼らの成長は、(準備段階で)次の対戦相手として今回も4、5試合は見させてもらって、「いい選手だなあ」「声をかけたいなあ」と感じながら見ていました。
- 久しぶりに先発出場した松下佳貴選手がCKから得点につなげました。評価はいかがですか。
たぶん、一番苦手とする相手のときに回ってきた感じでした。相手のプレッシャーに苦しんで彼の良さがあまり出せるような状況ではなかったのですが、逆にそのなかですごくハードワークして戦って、ファイトしてくれて、CKからの得点もやはり彼の普段の努力というかキックの精度から生まれたものですし、そういう意味では、工藤(蒼生)がけがをしてボランチのサブが苦しくなっているなかで、こういうゲームで試合感を戻して勝利に貢献してくれたのは、我々にとってはまた選択肢がひとつ増えたなというところです。本当はもうちょっと攻撃的にいくときには、さらに良さが発揮できるのですが、この一番苦手とするようなゲームでこれだけやれたというのは、彼にとっても、我々のクラブにとってもポジティブなものが大きかったのかなと思います。
DF 2 髙田椋汰選手
前節同様に後半の早い段階で失点してしまって、チームとして正念場でした。そのなかで失点してから早めに(オナイウ)情滋のゴールで逆転できて、そのあとにすごく劣勢で攻めこまれた中でもアキさん(林彰洋)を中心に耐えられて良かったと思います。
(ゴールシーンは)試合前からデザインしていたかたちです。(松下)佳貴君からいいボールがきたので、思い切り振ったらミートしてくれていいコースに行ってくれて良かったと思います。
(次節に向けて)この結果に満足することなく、個人としてもチームとしてもまた連勝していけるように、地に足をつけていきます。反省点が今日の試合も多かったので、またチームとして振り返って、またアウェーですけれども勝てるようにがんばりたいです。
MF 8 松下佳貴選手
全体的にすごく難しかったですし、内容的にもあまりいいものではありませんでしたが、この前の岡山戦で大敗したあとだったので、なんとしても勝利が必要だった中で、苦しみながらでしたがなんとか戦って勝ち切れたことは良かったと思います。
(CKからのアシストは)コーチが準備してくれたセットプレーのパターンで、ちゃんと狙いどころに蹴るだけでした。
(先発出場で勝利に貢献して)勝てたのは非常によかったです。自分がプレーに関与したかというとあまりできなかったし、たまにつないでくれたボールとフィーリングが合っていなくて失うシーンもあったので、そういうところは改善しないといけないし、もう少しチームとしてもボールを保持する時間を作りたいなかで、僕や(松井)蓮之のところでボールを動かしたり引き出したりするプレーを出したかったと思います。
(次節に向けて)自分たちはまだ完成されたチームではないし、一つひとつの試合や勝利を経てどんどん上に昇って成長していくチームだと思っています。そういう意味では勝利は自分たちにとって大事なものなので、積み上げていけるように次からがんばります。