2024明治安田J2 第14節 鹿児島ユナイテッドFC 2024年05月06日 (月) 14:03 キックオフ 白波スタジアム
0 前半 1
0 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 1 | 泉森 涼太 |
DF | 14 | 野嶽 寛也 |
DF | 28 | 戸根 一誓 |
DF | 23 | 岡本 將成 |
DF | 3 | 外山 凌 |
MF | 8 | 藤村 慶太 |
MF | 27 | 山口 卓己 |
MF | 25 | 端戸 仁 |
FW | 11 | 五領 淳樹 |
FW | 92 | ンドカ チャールス |
FW | 18 | 福田 望久斗 |
控え
GK | 31 | 大野 哲煥 |
DF | 5 | 井林 章 |
MF | 17 | 星 広太 |
MF | 7 | 千布 一輝 |
MF | 65 | 西堂 久俊 |
MF | 21 | 田中 渉 |
FW | 34 | 鈴木 翔大 |
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 2 | 髙田 椋汰 |
DF | 22 | 小出 悠太 |
DF | 5 | 菅田 真啓 |
DF | 39 | 石尾 陸登 |
MF | 6 | 松井 蓮之 |
MF | 17 | 工藤 蒼生 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
MF | 24 | 名願 斗哉 |
FW | 7 | 中島 元彦 |
FW | 28 | 菅原 龍之助 |
控え
GK | 1 | 小畑 裕馬 |
DF | 20 | 知念 哲矢 |
DF | 25 | 真瀬 拓海 |
MF | 37 | 長澤 和輝 |
MF | 11 | 郷家 友太 |
MF | 14 | 相良 竜之介 |
FW | 9 | 中山 仁斗 |
DATA
○入場者数/4,892人
○天候/雨、弱風 ○気温/23℃ ○湿度/86%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/田中玲匡 ○副審/田島宏則 田代雄大
COACH INTERVIEW監督記者会見
前半の早い段階で、あれは意図的というか、このグラウンド状況や天気のなかで足を振ってくれ言っていたところでは、いいゴールが早い時間に生まれました。逆に向こうのペースなのか、こちらが1点を取ったことでなのか、ちょっとボールも動かせないでリスク回避みたいなそういう状況になってしまって、後半もボールを持てるようなメンバーを投入したにもかかわらず、なかなかそういうゲームになりませんでした。かなり鹿児島さんに押しこまれて、CKを取られ、無駄なファウルも多かったので、セットプレーの連続をよくがんばって止めたとも言えますけれども、そのリズムからこちらのペースに戻すことができずに、非常に内容的には悪いゲームだったかなと思います。林(彰洋)が3、4点を防いでくれなければ敗戦でもおかしくないゲームだったと感じています。
- 仙台のプレッシャーがなかなかはまらなかった要因をどこに見ていますか。
相手がちょっと変則的なところで来て、我々がプレッシャーをかけたらサイドバックが背中に入ってくるというところで、いくにいけない、いかないと後手を踏むというところで、0-0や負けている状況だったらそれでも前の選手がプレッシャーをかけて連動して、という感じでしたけれども、1-0で勝てたところで、あまり前から食いついてひっくり返されるリスクもあったので、そこはちょっと安全な方を選ぶようなシチュエーションになってしまったかなと思っています。
- ボールを持てるメンバーを投入した後もなかなかビルドアップができなかったのは、意図がうまく伝わっていなかったのでしょうか。
相手が後半型というのはわかっていました。このリーグ戦を見ても前半が4得点で後半が11得点くらいという感じで、失点は前後半であまり割合が変わらないのですが、鹿児島さんは後半に0-2を2回追いついて、しかも1回は10人で2点差を追いついていたということで、後半に圧力をかけてくるだろうというのは予想できていました。その圧力がなかなか、そこもどうしても思い切れないというか、「1点勝っている」みたいなところがあったのかなとも思いました。実際に、2点目を決められるシーンはあったと思うのですけれども、それにしてもその回数が少なかったので、逆に相手に押しこまれてセットプレーからやられそうになるシーンの方がかなり多かったですね。
- メンバーを入れ替えた影響もあったのでしょうか。
ある意味、最初から連係がうまくいかないところも織りこみ済みで、それでも菅原(龍之助)とかオナイウ(情滋)の、相手を押し下げるパワーを、特にグラウンド状況もあったので相手の背後を突いていくというところはやりたかったのですけれども、なかなかスペースを見つけられない感じで、あまり有効じゃなかったという感じの前半で、だったら持てる方にという感じで郷家(友太)を投入したところでした。多少は保持率は変わったと思いますけれども、そこまで攻撃のチャンスをクリエイトするところまでは至らなかったというところです。
- 最後の選手交代で真瀬拓海選手をMFで起用した意図を教えてください。
髙田(椋汰)がいるので、真瀬のスピードやアグレッシブさをどこで使うのかというところで、負けていれば髙田に代わってサイドバックというのもあるし、勝っていればサイドハーフでスピードや、守備でも戻ってこられます。中島(元彦)が疲れたところでサイドに置いて、もう一回背後も狙えますし、そのへんは真瀬を使うことで走力とかスピードの部分で相手を押し下げることができればな、という交代でした。
- 林選手のパフォーマンスも良かったことに加え、あれだけセットプレーを与えて無失点で終えられた守備についてどう評価されますか。
集中を保って、競り合うところとか、ボールにアタックするところはかなりずっと今シーズンに強調してやってきているので、シュートコースを空けないというところではかなりやれた部分と、ちょっと漏れたけれども最後の砦がいたと。それも多少のプレッシャーが相手にかかっていて、狙いを定めてというシーンはそんなに多くはなかったと思います。
- 鹿児島の攻撃などでやりにくいと感じたところを教えてください。
ボールを持てる選手がいて、サイドのところで、我々はサイドハーフとサイドバックのところで、特にサイドバックの選手のポジションがちょっと捕まえづらかったです。中を取って、サイドハーフの選手が前に出てきたら今度はまた外、というところとか、こちらがプレッシャーをかけるとそれを逃がすようなところで前進されてしまったというところでは、捕まえづらかったです。そこを押さえにいくとどうしても重心が下がってしまうというところで、なかなかわれわれも前線からプレッシャーをかけてリズムを作るチームですけれども、それをさせてくれなかったというところですね。本来はそこが相手の穴になりうるところだったのですけれども、そこを突けませんでした。それだけかなり攻撃でアグレッシブでありながら、ちょっとリスキーなところがあったので、本当は突いていきたかったけれどもうまく突けなかったなというところですね。カウンターも怖かったですし、「我々が勝ったのは点数だけ」というゲームでした。
でも、試合前にずっと、試合内容が良くても勝てない試合も多かったので、あるサッカー解説者というか評論家の方が、「ベガルタはいい内容で勝てなかった」とか、「本当に強いチームは内容が悪くても勝っていく」というような話を我々に対して評価していたのを、選手に伝えました。「上位に上がっていくチームは、内容が悪くても勝点を取っていく」という話をしていたのですけれども、まさに今日はそういうゲームになってしまったというところでは、ちょっと反省でもあり、たくましくなったことでもあります。今まで、自分たちと同じくらいの順位や下位のチームに勝ちきれないけれども、横浜FCや山形に勝つなどしていて強いところにはまあまあいい勝負をするという感じでした。そういう意味では勝点3が欲しいときに取れたというのは、ちょっと初めてでしたし、こういう経験も成長のひとつの段階としてはかなり良かったのかなと思います。
DF 2 髙田椋汰選手
90分を通して相手に攻めこまれる時間帯が多くて、そのなかでもアウェーの地で無失点に押さえて勝てたというのは、非常にチームとして大きな手応えでした。
(J初ゴールは)ファーストタッチも決まって、思った以上にスペースもありましたし、相手も全然来ていなかったので、コースが見えていたので思い切り振ったらいいシュートが打てました。
今日は鹿児島での試合で、家族も応援に来てくれて、いろいろな方々の応援があって、サポーターも鹿児島まで大勢の方々が来てくれて、なんとしても勝点3を届けたかったので、良かったです。
この2戦(前節と今節)は監督からも「勝点3でも4でもだめ。6を絶対取ろう」という話があって、そのなかで苦しい戦いでも勝点6を取れたのは非常に大きいです。まだまだ課題はありますが、短い期間で修正して次のホームで勝点3を取って、上位に食らいついていけるゲームをしたいと思っています。
GK 33 林彰洋選手
まず、チームの現状として連勝ができていないところがあったので「どうしても勝ちたい」という話を試合前からしていました。試合において、アウェーで楽なことではないとわかっていたし、僕らがなかなか連勝できなかったのは少なからずそういう壁があったので、楽に連勝できるとは思っていませんでした。こういう難しいゲームになるとは思っていたのですが、思っていた以上に難しいゲームになりました。
連戦ということもあって強度が少なかったところはあるとは思いますが、自分のキックミスもそうだし、イージーなパスミスでカウンターの起点にされることが多かったです。そういうちょっとずつのダメージが疲労となって、終盤はうまく時間を使って過ごすしかない感じになりました。