2024明治安田J2 第10節 モンテディオ山形 2024年04月13日 (土) 14:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
2 前半 0
0 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 2 | 髙田 椋汰 |
DF | 22 | 小出 悠太 |
DF | 5 | 菅田 真啓 |
DF | 39 | 石尾 陸登 |
MF | 17 | 工藤 蒼生 |
MF | 37 | 長澤 和輝 |
MF | 11 | 郷家 友太 |
MF | 14 | 相良 竜之介 |
FW | 7 | 中島 元彦 |
FW | 9 | 中山 仁斗 |
控え
GK | 1 | 小畑 裕馬 |
DF | 20 | 知念 哲矢 |
MF | 6 | 松井 蓮之 |
MF | 10 | 鎌田 大夢 |
MF | 27 | オナイウ 情滋 |
MF | 50 | 遠藤 康 |
FW | 98 | エロン |
スターティングメンバー
GK | 1 | 後藤 雅明 |
DF | 3 | 熊本 雄太 |
DF | 4 | 西村 慧祐 |
DF | 5 | 安部 崇士 |
DF | 6 | 山田 拓巳 |
MF | 7 | 髙江 麗央 |
MF | 18 | 南 秀仁 |
MF | 25 | 國分 伸太郎 |
FW | 10 | 氣田 亮真 |
FW | 36 | 高橋 潤哉 |
FW | 42 | イサカ ゼイン |
控え
GK | 16 | 長谷川 洸 |
DF | 15 | 川井 歩 |
MF | 8 | 小西 雄大 |
MF | 14 | 坂本 亘基 |
MF | 17 | 加藤 千尋 |
MF | 37 | 杉山 直宏 |
FW | 41 | 後藤 優介 |
DATA
○入場者数/17,938人
○天候/晴、弱風 ○気温/19.7℃ ○湿度/41%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/吉田哲朗 ○副審/木川田博信 畠山大介
COACH INTERVIEW監督記者会見
序盤は本当に1、2分のところで相手のチャンスが続いたところでは、よく我慢してくれて、そのあとに攻撃では意外と落ち着いてチャンスメイクもできていたので、点数は入るんじゃないかなという期待を抱かせてくれるような前半の内容でした。実際に1点目がしっかりボールを動かしてサイドを変えたところからで、やはり相良(竜之介)が今シーズンはあそこから振ってゴールというのは我々の大きな武器になっているので。あとはやはり2点目が大きかったというところでは、菅田(真啓)の、前節・藤枝戦でドフリーのヘディングシュートを2回決めきれずにいたのが、このためにとっておいてくれたのかなと。ダービー戦の大事なところであの2点目が大きかった。2点目がなかったらそのあとの戦い方も違っていたけれども、2点目を取れたことで、しっかりミドルブロックも敷きながら奪ってカウンターという方にちょっと舵を切れたというか、そこは取りにいく守備から、ちょっと相手が入ってきたところで激しくいく守備というところで、より相手がゴールに近付くことは防げたんじゃないかというところです。
後半も、我慢をしながらもう3点目を取りにいく姿勢を見せてくれたことで、一方的な試合にならずに押し返せたのかなというゲームでした。本当に難しいゲームでしたけれども、やはりどこかで1点をポコッとやられるとどうしても試合の流れが本当に変わってしまい、勝負のところもカオスになってしまうのですけれども、ピンチのところも得意の体張り守備で最後に粘ってくれて最後は(失点)ゼロで押さえられたのも、大きな勝因だったと思います。
—前半から、前進させる場面はあったけれども最後の一本は通させなかった守備について評価をお願いします。
ボランチの選手に技術が高い選手がふたりそろっていて、そこからペナルティーエリアに差し込まれると嫌な展開だったので、そこは極力防ごうというところでできました。ちょっと相手も手を替え品を替えいろいろ変化をつけてきたのですけれども、なんとか対応できたんじゃないかというところは良かったですね。最終ラインの粘り、がんばりは我々の強みなので、今日もゼロで終えられたことは非常に良かったと思います。
—これまではあまりにボールを保持されるとハイプレスが効かず間延びしていましたが、今日は途中でミドルブロックに切り替えられたことも良かったでしょうか。
2点目を取れたことが大きかったと思いますし、1-0でもこの戦いで失点することがなければ勝てるので、そういう意味ではちょっと守備のところでは戦術面で広がった部分もあります。リードをしていればのところなのですが、基本的に我々は奪いにいく守備で、当然ミドルに敷いていてもどこかで奪いにいくというところではスイッチをふたつみっつ提示してあったのですけれども、そんなに回されて取れなくなるシーンもなかったし、逆に取ってから攻めるよ、という姿勢も見せられたので、そこは良かったのかなと思います。
—10試合を終えて勝点17というところへの評価をお願いします。
平均1.6というところが最低限のところで、去年の(プレーオフ)参入ラインが1.6で、そこらへんをにらみながら終盤にまくっていくということは選手にも言っているのですけれども、10試合を終えて1.7なので、一応予定どおりだと思います。でもここからまた強いところと当たっていくので、どんな相手であれこのペースを維持していければいいのかなと思っています。
—難しい試合でもいいゲームコントロールを見せてくれた長澤和輝選手が痛んで退場しましたが、交代で入った松井蓮之選手を含めやり方を引き継いだ選手たちの評価はいかがですか。
みんな入った選手がそれぞれ、最後は知念(哲矢)を入れて5バックにして、横幅をしっかり守って、そこも我々の逃げ切るところのパターンなので、最後の5、10分はそこでいくというところでは、最後のこちらの戦術的変更も含めて、みんなうまく対応してくれたというところでは評価できると思います。
—今日は両チームのサポーターがたくさん集まって試合を盛り上げてくれました。そのなかで、ホームゲームとしては4試合ぶりに勝利を挙げた感想をお願いします。
本当に選手同士でもそういう話になったし、私も試合前に、この最高の環境、山形も含めサポーターのみなさんの醸し出す雰囲気も最高だし、なんと言ってもこの満員の、ベガルタサポーターのみなさんの力強い声援というか、おかげさまで私の指示はまったく選手に届かないのですが、それは相手の監督の指示も打ち消した中で選手たちにもう一歩とか足を出させてくれる、背中を押してくれる強烈な援軍というか、そのサポートあっての今日の勝利だと思いますし、なんと言ってもサポーターのみなさんに感動してもらえて喜んでもらえて帰ってもらえるというのが我々サッカー選手一番の使命だと思うので、そういう意味ではサポーターのみなさんに笑顔で喜んで感動してもらって帰ってもらえたとすれば、これ以上最高のものはないな、というところです。
—攻撃の選手たちのハードワークが際立っていましたが、どうすればあのようにハードワークできるようになるのか、いちばん大事なことはなんでしょうか。
彼らも去年にものすごく悔しい思いをして、16位で、何かを変えなければというものすごい高い意欲、モチベーションがあって、何かを変えるために何を変えるかというところで、我々は本気でというか、ハードワークもそうですし(攻守の)切り替えとか、みなさんにも見えているかどうかわかりませんがそうとう前線の選手も、ただボールにいくだけでなくてすごくボランチのコースを消すとか、後ろの様子を見ながらいく、いかないの判断をするとか、消しながらいけるところはいく、それを見ながらこの状況でこの選手もいけるからいく、いったからにはそれを正解にするために次の選手もいく、みたいな感じで、そうとう中中度が高くないとやれないと思います。一人がぼけっとしたりさぼったりすると成立しなくなってしまうので、そのへんはかなり開幕前からやってきたところだから、ほかのサブの選手も「あ、これができないと(試合に)出られないな」ということも感じていると思いますし、それをやっていくうえで、序盤の1戦目と2戦目、大分戦は最後に追いつかれましたが大分や長崎を相手に、前線のハイプレスから勝ち星先行でいけたことが選手の中で自信になっている部分と、信じてやり続けてくれているところで、逆に好転していい方に働いてくれています。練習からかなり、AチームとBチームでお互いにやり合う感じでいるので、かなりみんながそういう意識を持ってくれています。
あとは、試合に出ている選手がやっているので、その攻撃で本当に1点を決めてくれるならもしかしたらもうちょっとなしでいいかなというのはありますけれども、我々もなかなか点が入らないプレシーズンの時期があって、点が取れないというところではかなり守備から攻撃へというのに振り切れた部分があります。「じゃあ、相手のボールを奪って得点にしちゃえ」というところでは、みんなそれを信じてやってくれているなかで結果が出ているから、また信じてやってくれている感じですね。
—相良竜之介選手が今シーズン4点目で、確実に仕留めきれるようになっているのはどういうところが成長しているのでしょうか。
そもそも今日の山形にいた氣田(亮真)選手が同じポジションのレギュラーで、主力の氣田選手がいなくなったことでチャンスを得ているのですが、今年は本当に大きな成長を遂げていて、もともと私も年代別の日本代表で見ていた選手で、鳥栖のユースでしかけることが得意な選手だったのですが、あそこから抜ききらずシュート、みたいなところが今シーズンはかなり、シュート練習でも片渕(浩一郎ヘッド)コーチと毎日やってくれているのでその成果だし、あのシュートを決めることで今度は相手が飛び込まずに右足のシュートコースを切ってきたら切り返しも持っているので、またその武器も両方出せるかなというところと、右の郷家(友太)たち右サイドからしっかりボールをキープして、左に持っていけているというところも、いい状態で左サイドにボールが入っているというところで、相良の得意な位置、1on1からシュートあるいは突破というシーンが作れるのかなと感じています。
MF 14 相良竜之介選手
(ダービーの雰囲気は)サッカー選手として本当に幸せでしたし、やはりここで何かを見せないといけないな、という気持ちにさせてもらえたので、それがうまくプレーに出て良かったと思います。
(ゴールシーンは)いい位置で受けることができていて、もらった瞬間にシュートを打とうと決めていました。相手が遅れてきているのをうまく外しながら、あとは思い切って打つだけだったので、いいところに飛んでいって良かったと思います。
(次節に向けて)この勝利はチームとしてもすごく大きなものだと思いますし、強いチームはこの次も叩いてどんどん上に行けると思うので、またしっかり反省しながらやっていきたいと思います。
DF 5 菅田真啓選手
「最高」の言葉しかないですね。あの人数の中でプレーできるのはすごいことですし、そのぶんも結果で返していかなければいけないと思うので、それで勝って返せたのかなと思います。
(ゴールシーンは)あまり覚えていないのですけれども、(長澤)和輝君から折り返してくるかと思って中で準備をしていて、それをうまくゴールに結びつけられて良かったと思います。
(次節に向けて)勝利した次の試合も大事なので、もう一回全員で気を引き締めながら、次の清水戦に向かっていきたいと思います。