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「V PRESS」

　明治安田生命J2リーグ第31節・大宮戦で久しぶりに先発出場の機会をつかんだDF3福森直也は、チームの無失点勝利に大きく貢献。あるときは相手FWに厳しく寄せ、またあるときは空いたスペースを素早くカバー。そして90分間、積極的にコーチングの声を出して味方を動かしたり、集中力を維持させたりして心身両面でチームを支えた。

　「泥臭くてもどんなかたちでも（失点）ゼロで終わることは大事だと思っていました」と、大宮戦後には闘志のこもった自身のプレーを振り返った。今シーズンのここまで、福森はメンバー外の時間が長くとも、練習のプレー強度が上がる中で食らいつき、若手選手の模範になる振る舞いも心がけていたという。こうした選手が出番を得たときに好パフォーマンスを披露することは、選手自身の成長にも、チーム全体の総合力向上にもつながる。賢いカバーや巧みなパスとともに、闘志で最終ラインからチームに貢献する福森。こういう頼もしい選手の存在が、またチームを強くする。