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「V PRESS」

　J2でトップクラスのゴールキーパーだ。明治安田生命J2リーグ戦の前節を終えて、2番目に少ない総失点18という数字の背景には、マテウスのシュートストップが大きく貢献している。

　ブラジル出身。同国の名門・コリンチャンスのアカデミーで技を磨き、トップチーム昇格。国内フィゲイレンセ移籍後に出場機会を増やし、2020年に東京Vへ移籍した。同年のJ2第4節から出場機会をつかみ、今シーズンで在籍4年目。チームの守護神として存在感を見せている。

　足下の技術が高く、適切なバックパス処理などで相手のプレッシャーを回避。攻撃の起点としてもチームに貢献する。だが最大の見せ場は、やはりシュートストップ。近距離・遠距離を問わず、相手のシュートモーションへの準備が早く、パンチングとキャッチングを使い分けてゴールを守る。前節終了時点でペナルティーエリア外のセーブ率は100%（J STATS）と堅実だ。仙台は前回対戦のように、相手の反応しきれない鋭いシュートや、厚い連続攻撃でこのゴールキーパーを破りたい。