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「V PRESS」

　磐田の中盤にはMF7上原力也がいる。仙台でもプレーしたことのあるこのボランチは、磐田の攻守のバランスをコントロールするとともに、勝負の場面ではダイナミックなプレーを見せることもできる。

　磐田のアカデミー育ち。2015年に磐田U-18からトップチームに昇格。同年はJ3のJリーグ・アンダー22選抜で経験を積み、2018年からは出場機会を大きく増やす。チームがJ2に降格したのち、2021年には仙台へ期限付き移籍。ボランチやトップ下でプレーし、活躍した。2022年からは磐田に戻り、チームの中心選手として攻守両面で欠かせない存在となっている。

　上原は献身的にスペースを見つけて走り、素早い攻守の切り替えや的確な判断によって、連続性の高いプレーを見せる。パスを出した後に動き直してゴール近くに飛び出したり、一度かわされても相手にプレッシャーをかけ直したりと、味方を助けるプレーをこなす。そしてここぞという場面ではダイナミックなロングパスや強烈なシュートを放つことも。まさに中盤の核だ。