MF 10 梁 勇基 RYANG Yong Gi
1982年1月7日生まれ 173cm/72kg 大阪府出身
泉州朝鮮初級学校→大阪朝鮮中→大阪朝鮮高級学校→阪南大→ベガルタ仙台→サガン鳥栖→ベガルタ仙台(2022年加入)
明治安田生命J2リーグ第12節・大分戦を前にしたウォーミングアップのときに、仙台サポーターが“リャンダンス”を歌い踊って背番号10を迎え入れた。「すごく嬉しかったし、気合も入りました」。68分に交代でピッチに入ったときにも同様に迎えられ、MF10梁勇基はチームの勝利に貢献した。
大分戦での梁は、1-0でリードしていた展開で、チームを落ち着かせる役割を担った。近年はボランチでの出場が多かったが、今回は左のサイドハーフで出場。2004年のプロ入り以来、何度も過ごしてきた場所だ。あるときは巧みにパスを出し、またあるときはゴール前に飛び出すなど、この位置で活躍を続けてきた梁。今回はボールを落ち着け、攻守の下支え役をこなした。数字に表れにくい貢献ではあるが、勝点3をつかんだチームの力となったことは、試合後の声援や仲間の賞賛の声が証明している。そして本人は「まだ甘い場面がある。今日の勝ちに満足せず、次も勝ちにこだわる」と心強い言葉とともに、次の出場に向けて己を磨いている。