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「V PRESS」

　果敢な突破でユアテックスタジアム仙台を沸かせてきたMF14石原崇兆が、金沢の選手として仙台に戻ってくる。対戦相手としての彼が脅威の存在であることを、仙台サポーターはよく知っている。

　清水ユースから2011年に岡山へ加わり、Jリーガーとしてのキャリアをスタートさせる。J2で4シーズン経験を積んで2015年に松本へ移ると、J1昇格に大きく貢献。2018年まで主力として活躍を続けた。2019年からは仙台でプレーし、J1初ゴールも2020年J1第31節に仙台の一員として記録。昨年まで4シーズンに渡りチームを支えていた。

　石原はサイドを主戦場とする選手で、スピードに乗った縦の突破が最大の武器。自身がボールを持ってのドリブルでも、スペースに飛び出すフリーランニングでも、勢いよく相手陣内に入りこむ。試合終盤になっても落ちないスタミナも武器で、仙台時代には後半アディショナルタイムにアシストを記録することも多かった。金沢でもその能力は生かされ、前節・山口戦では2アシストなどチームの大勝に大きく貢献。仙台はこの石原の勢いを止めなければならない。