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「V PRESS」

　昨シーズン途中に栃木へ加わったMF8髙萩洋次郎は、攻撃をバージョンアップさせようとしている栃木にとって大きなピースとなった。開幕からプレーする今シーズンは、ますますその脅威を増す。

　福島県出身。高校年代から広島のアカデミーで技を磨き、2種登録選手の高校2年次だった2003年にJリーグデビューを果たす。愛媛に期限付き移籍していた2006年には、同年のJ2で仙台からゴールを記録した経験もある。広島ではJ1連覇に貢献するなど活躍を続けた。

　オーストラリアや韓国でのプレーを経て、2017年からはFC東京で中盤の要として存在感を発揮。2022年途中に栃木へ期限付き移籍して早速チームを支える選手になると、今シーズンからは完全移籍で加入した。

　髙萩は高い技術や堅実なポジショニングにより、効果的にボールを動かすことができる。また、力強い守備で要所を押さえられる選手でもある。ゲームの流れを読めるコントロール役として、中盤からピッチ全体を見渡す髙萩には、今回のタフな試合の中でも要注意だ。