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「V PRESS」

　鹿島の前線で躍動するストライカーだ。上田綺世は中学年代まで鹿島のアカデミーで過ごし、鹿島学園高を経て法政大へ。1年次から頭角を現し、鹿島への加入を内定させた。2019年時点でJFA・Jリーグ特別指定選手だったものの、同年7月に大学のサッカー部を退部し、2021年からの加入予定を前倒しして鹿島入り。早速同年に明治安田生命J1リーグ戦13試合に出場し、4得点。以後も鹿島の点取り屋として活躍を続ける。

　日本代表としても期待がかかるFWだ。U-20日本代表から、今年の東京五輪に出場したU-24日本代表まで年代別代表で活躍。A代表としても2019年のコパ・アメリカでデビューし、キャリアを重ねている。

　ゴールから逆算した動き、相手DFとの駆け引きなど、FWとして必要な能力を高いレベルで備える。そして、左右両足ともにシュート力があり、遠目の位置からでも力強いキックでゴールを射貫く。今季ここまで14ゴールを決め、チームの攻撃を引っ張っている。今季最終戦で仙台はこのFWを止め、無失点におさえたい。