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「V PRESS」

　ルーキーながらJリーグでの実戦経験は十分。札幌の攻撃で中心的選手といえる存在感を見せているのが、小柏剛だ。

　大宮のアカデミーで育ち、明治大学で活躍。3年時に背番号10をつけるなど中心選手となった。翌2020年には札幌への加入が内定すると、7月からはJFA・Jリーグ特別指定選手として、在学しながらJリーグの公式戦に出場。8月12日のJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節・横浜FC戦でＪ公式戦デビューを果たし、それから三日後には明治安田生命J1リーグ第10節で、川崎Fを相手にリーグ戦初出場を記録した。

　実質2年目となる今季は、J1リーグ開幕戦の横浜FC戦から先発出場。スピードに乗ったドリブルを武器に、チームの攻撃において大事なピースとなっている。J1第11節では、仙台を相手に後半から出場。すると投入から10分後に、抜け出して同点ゴールを決めた。これが彼にとってJ1初ゴールだった。仙台はシャドーの位置から攻撃を引っ張るこのアタッカーを、今度こそ食い止めたいところだ。