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「V PRESS」

　かつて、背番号25をつけ、右サイドを疾走し、ゴールまで奪える選手として活躍した菅井直樹（現クラブスタッフ）。そして今年、再び背番号25が右サイドで躍動している。阪南大から今シーズン新加入の真瀬拓海だ。

　新加入とはいえ、既に昨シーズン特別指定選手として11試合に出場した。本職の右サイドバックだけでなく、3トップの右ウィングや、右サイドハーフなどでもプレー。切れ味鋭いドリブルと、精度の高いクロスを武器に、多くの決定機をつくり出し、大学生ながら全く物怖じしないプレーぶりを見せてきた。

　そして、正式にプロとなった今シーズン、手倉森監督からも高く評価され、明治安田生命J1リーグ第3節以降は先発出場を続けている。特長である攻撃面だけでなく、対人守備でも強さを見せ、チームのために激しく戦う姿勢を見せている。好調の右サイドハーフMF加藤千尋とも攻守で良い連係が取れており、前節・札幌戦では真瀬のクロスから加藤のリーグ戦ゴールが生まれた。大卒ルーキー同士で仙台の攻撃を活性化させている。

　ゴールチャンスは多く生み出しているが、やはり背番号25はゴールを取る姿も見たい。今後はより積極的にゴールに迫るプレーを見せていきたい。チームを勝たせる右サイドバックになることを目指し、今日も鋭い突破を見せる。