FW 19 ジャーメイン 良 Ryo GERMAIN
1995年4月19日生まれ 182cm/75kg 神奈川県出身
南毛利FC→FC厚木JrユースDREAMS→流通経済大学付属柏高→流通経済大(2017年/JFA・Jリーグ特別指定選手)→ベガルタ仙台(2018年加入)
2017年にJFA・Jリーグ特別指定選手として、2018年からはプロのJリーガーとして仙台の前線を駆けるジャーメイン良。一気にトップスピードに加速してゴールに迫るスピードが武器だが、仙台での試合経験を重ねる中で、プレーの幅を広げる努力を続けている。
相手と相手の間に空いたスペースを見つけ、そこに食いこむプレー。あるいは、ターンして相手を振り切り、別方向への突破や味方へのポストを狙うプレー。コーチングスタッフやチームメイトと居残り練習をするなどして、そうした新しいプレーを身につけ、出番を得たときに披露してきた。
この夏、またひとつ彼にとって新しい挑戦の機会があった。明治安田生命J1リーグ第24節・湘南戦を前に、戦術練習でジャーメインが中盤に入った。大学時代に右のMFでプレーした経験はあるとのことだが、この仙台の戦術において、このポジションではまた別の役割も担う。ジャーメインにとって1トップ、その後方のシャドー、そして2トップに続く、新たなポジションだった。
不慣れな場所ながら、本人もこれを前向きに捉える。「シャドーでプレーしたときと同じ感覚でできた」という試合当日のプレーでは、同サイドの選手と連係したうえで、スピードを活かし相手の背後を何度も取った。「アシストでもゴールでも結果につなげたかったので、まだまだ」と試合後に反省したものの、後にFWへ戻ったときにも、相手を抜くタイミングに変化を加えることができるようになった。シーズン終盤、さらにプレーの幅を広げて、ジャーメインはゴールに迫る。