FW 19 ジャーメイン 良 Ryo GERMAIN
1995年4月19日生まれ 182cm/75kg 神奈川県出身
南毛利FC→FC厚木JrユースDREAMS→流通経済大学付属柏高→流通経済大(2017年/JFA・Jリーグ特別指定選手)→ベガルタ仙台(2018年加入)
8月14日、ジャーメイン良は富山の地で、ゴールによって自らの復活を証明した。
プロ1年目の昨季は、明治安田生命J1リーグ戦での3得点を含む、公式戦8得点を記録。本人はこの数字に満足せず、「もっと勝利につながるゴールを決めたい」と、ゴールの数は勿論、その意味についてもさらに上のレベルを目指して2019シーズンに臨んだ。
JリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第1節・鳥栖戦で2得点を決めて勝利に貢献し、J1リーグ戦でも先発出場の座をつかむ。第6節では先制点にして決勝点となるゴールを決め、カップ戦でもリーグ戦でも今季初勝利を引き寄せる活躍を果たした。
しかし、その後、ジャーメインをアクシデントが襲う。違和感を覚えていた左足の手術を6月5日に行い、診断結果は全治約3ヶ月。リハビリのためにチームを外から眺める、もどかしい日が続いていた。
地道に回復を進め、予定より早く8月4日には練習試合・仙台大学戦で実戦復帰。だがこの時は約12分間と短時間でのプレーだった。
それでも、ジャーメインは、さらに回復のペースを上げて14日の天皇杯3回戦・富山戦のピッチに立った。しかも、先発出場だった。30℃を越える猛暑の中で両チームは重い動きを強いられたが、ジャーメインはむしろ時間が経つほど動きの切れ味を取り戻した。そして73分、スローインを受けながら2人のDFを振り切り、ゴール前へ突進。決勝ゴールを蹴りこんだ。「なんとかゴールにつなげられて良かった」。昨季は決勝戦で悔しい思いをしたこの大会で、そして残るリーグ戦で、ジャーメインはこのゴールをきっかけに活躍を続けるだろう。