FW 38 長沢 駿 Shun NAGASAWA
1988年8月25日生まれ 192cm/82kg 静岡県出身
飯田ファイターズ→清水エスパルスJrユース→清水エスパルスユース→清水エスパルス→ロアッソ熊本→京都サンガF.C.→松本山雅FC→清水エスパルス→ガンバ大阪→ヴィッセル神戸→ベガルタ仙台(2019年加入)
2019年の仙台で、最前線に立つFWだ。
遠くからでも分かる192cmの長身で、それを活かしたヘディングの打点は高い。しかも、本人が「高さと、クロスに飛びこむタイミングを見てほしい」とアピールポイントを挙げたように、ただハイボールに合わせるのではなく、マークする相手と駆け引きをして、いい体勢でヘディングができるようなタイミングでシュートを打つ。仙台の3-4-2-1の「1」の部分に相応しい選手といえる。
清水ユース出身で、清水トップチーム昇格後、J1とJ2で多くの経験を積み、様々なタイプのDFと対戦を重ねてきた。G大阪所属時の2017年には、自身初めてJ1の場で二桁得点を達成。2018年途中には神戸にプレーの場を移していた。
長沢は仙台との対戦でも、ゴールを奪った経験がある。2016年の明治安田生命J1リーグ・1stステージ第6節では、ユアテックスタジアム仙台で先制点となるゴールを決めた。
今季から、仙台の一員となった長沢は、J1開幕戦を前にした2月21日に、仲間とともにユアテックスタジアム仙台で練習。「あのとき点を取った、縁のある場所だなあ、と思いました」。これからはホームとなる場所でのゴールを狙う。
長沢は攻撃面だけでなく、前線からの守備という面でも大きな貢献を果たす。明治安田生命J1リーグ第1節・浦和戦で先発し、出場時間で精一杯相手のボールホルダーを追いかける長沢を、渡邉監督も「そういうものを献身的にやってくれる選手だ、とあらためて感じました」と称えた。
しかし、長沢本人は、この試合で訪れた自分の決定機で決められなかったことを悔やむ。それはストライカーの意地だ。引き分けに終わった浦和戦後「自分のせい、と言っていいくらい悔しい。今度は決めたい」と責任を背負った。これから彼にしかない武器を活かし、サポーターを沸かせるゴールを決めてくれるだろう。