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　仙台で2年目のシーズンを送るFW石原直樹。昨シーズンは明治安田生命J1リーグで10ゴールを記録し、今シーズンもここまで5ゴールを記録している。

　第25節・清水戦では印象的なゴールを挙げた。この日は前日にロシア・CSKAモスクワ加入が決まった西村拓真が見守る中での試合だったが、試合終盤まで1-1の同点。このまま引き分けかと思われたアディショナルタイム、蜂須賀孝治のクロスボールを中野嘉大が頭で折り返し、このボールへ体ごと飛び込んだ石原がヘディングシュートを決めた。「同点だったので決勝ゴールを取ろうと最後まで諦めなかった。チームやスタジアムの雰囲気を感じながら、絶対チャンスは来ると思って信じていたからこそあのポジションを取れた」と劇的な勝ち越し弾を振り返った石原が、見事にチームを勝利へ導いた。

　今シーズンはゴール数こそ少ないが、中盤に下がってゲームメイクに参加したり、懸命に最前線で守備をしたり、チームへの貢献は計り知れない。「（西村）拓真がいなくなって勝てないと思われたくない。勝っていれば拓真も安心してプレーできるのでしっかり戦いたい」。チームを巣立った後輩FWに負けじと、仙台の勝利のために全力を注いでいる。

　今節は古巣浦和との対戦となるが、いつも通りチームのために精力的に走り回るであろう。ぜひともゴールを決めて、浦和の選手やサポーターにも元気な姿を見せたい。