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　シーズン中に監督が交代した浦和だが、スタイルの変化にかかわらず、最前線で存在感を発揮し続けているストライカーが、興梠慎三だ。

　2005年に、鵬翔高校から鹿島入りしてプロ生活をスタート。最初の2年間は出場機会が限られたが、3年目の2007年から大きく出場機会を増やし、鹿島のタイトル獲得の上で大きな役割を果たすようになった。2009年にJ1リーグ戦で12得点し、初の二桁得点を達成。2013年から移籍した浦和では、5年連続で二桁得点。特に昨季はキャリアハイとなる20ゴールを記録した。2017年のJリーグベストイレブンに選出された、名実ともに浦和のエースだ。ACL優勝や、クラブW杯出場など、数々の大舞台も経験してきた。日本代表としても国際舞台で活躍し、2016年にはオーバーエイジとしてリオデジャネイロ五輪に出場した。

　足下の技術と素早い身のこなしを生かし、何度となくゴールを決めてきたFW。仙台も何度となくこの選手に辛酸をなめさせられてきた存在だが、過度に怖れることはない。成長を続けている組織的守備で、食い止めたい。