VP EYES

献「身」。全ては勝利のために。
宮本恒靖新監督が就任し、J1残留に全力を注ぐG大阪。
全ての選手がチームを助けるプレーを見せ、ホームで勝とう!

 明治安田生命J1リーグは前節・湘南戦からホーム連戦となる。夏場に中3日で試合が続く厳しい日程ではあるが、ぜひホームの雰囲気をつくって絶対に勝利したい。

 今節、対戦するのはG大阪。今シーズン、C大阪で長年監督を務めた実績を持つレヴィークルピ前監督が就任していたが、なかなか成績が上向かず、J1残留争いに巻き込まれる危機的状況となった。そして7月23日、クルピ前監督の解任と、J3のG大阪U-23監督を務めていた元日本代表DF宮本恒靖新監督の就任を発表した。就任後もしばらく勝利が無かったが、8月10日、第21節・FC東京戦に2-1でようやく初勝利を挙げた。

 宮本新監督はU-23チームで起用してきた若手選手を積極的に抜擢し、市立船橋高出身のMF28高宇洋や、東福岡高出身のMF29髙江麗央、大津高出身のFW19一美和成をJ1の舞台でも活躍させている。またJ2山口から移籍のMF50小野瀬康介も高い技術を誇っている。フレッシュで出場機会に飢えた選手を起用することでチーム内の競争を促している。

 もちろんその他の選手も能力が高い。チームトップのゴール数を誇るFW11ファンウィジョや、宮本新監督就任以降ゴールを挙げているFW9アデミウソン、精度の高いプレースキックも武器のMF25藤本淳吾など攻撃のタレントはやはり豊富。守備でも日本代表GK1東口順昭、高さ勝負に強くセットプレーでも得点源となるDF3ファビオ、センターバックとしてもサイドバックとしてもプレーできるDF5三浦弦太と、実績のある選手が揃う。

 G大阪は新監督就任間もないことから、チームとしての戦い方を試行錯誤している最中でもあるため、仙台としては相手の出方や見定め、対応していく必要がある。キャプテンであるMF7奥埜博亮、MF17富田晋伍、DF27大岩一貴が的確に状況を見極め、チームを鼓舞し、意思統一を図っていく必要がある。また、仙台が得意とするサイドからの崩しも見せて行きたい。DF4蜂須賀孝治や、MF40関口訓充の積極的な突破からのクロスであったり、カットインからのシュートであったりでリズムを作っていきたい。前回対戦では、良い内容を見せながらもゴールを奪えず、0-1で惜敗した。相手の隙を冷静に見極め、FW11石原直樹やFW30西村拓真、FW41ハーフナーマイクらが、決定機でしっかりシュートを決めきることが重要だ。

 公式戦5連戦の3戦目ということで疲労も出てくるだろうが、全ての選手がチームの勝利のために献「身」的に戦い、ホームで勝点3をつかみ取ろう。