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　関口訓充が仙台に帰ってきて4ヶ月が経とうとしている。まるでずっと仙台にいたかのように、あっという間にチームに溶け込み、練習場では大声でトレーニングを盛り上げている。

　関口は帝京高から2004シーズン当時J2だった仙台に加入。主力選手として成長し、チームのJ1昇格に大きく貢献。J1の舞台でも活躍し、日本代表にも選出された。その後2013シーズン、浦和へと移籍し、2015シーズンからC大阪でプレーした。昨シーズンいっぱいでC大阪を契約満了となり、移籍先を探していたが、4月10日仙台への復帰加入が決定した。

　加入直後はさまざまなポジションを試したが、5月以降関口は左ウィングバックのレギュラーへと定着していく。「左サイドに置くとやはり良いなと思った」という渡邉監督が語る通り、左サイドから緩急をつけた巧みなドリブルで、決定機を演出するようになった。浦和時代経験したポジションであったことも大きかった。

　そして、ベテランと言われる年齢に達したこともあり、その存在自体が大きい。関口は練習からしっかりと声を出し、さまざまな意見を言うこともある。その時々で雰囲気を盛り上げたり、引き締めたり、チームのために自身の経験を落とし込もうと懸命だ。

　いよいよ今節は古巣C大阪との対戦を迎える。C大阪サポーターにも愛された関口だが、今度は敵として立ちはだかる。自慢のドリブルで勝利に大きく貢献してほしい。