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　様々なポジションの選手が入れ替わりながら攻撃を作る横浜FMのスタイルで、サイドバックはそれまでにはない役割を与えられている。現在の横浜FMでサイドバックとして活躍する山中亮輔は、攻守両面でチームのスタイルを象徴する存在だ。

　柏のアカデミーで育ち、2010年に16歳でトップチーム2種登録選手となった。2012年のトップチーム昇格後は、サイドバックとしてJリーグ公式戦での経験を重ねる。2014年に千葉への期限付き移籍し、翌年に柏復帰。しかし2017年からは出場機会を求めて横浜FMに移籍した。

　横浜FMでの2シーズン目となる今季、山中にはそれまでとは大きく異なる役割が与えられた。就任一年目のアンジェ ポステコグルー監督の志向するスタイルでは、サイドバックの選手も中央に絞ったり、中盤の選手と入れ替わったりして、攻撃の組み立てに関わることが求められる。その役割を忠実にこなす山中は、左サイドから数々の好機を演出。この仙台戦でも、周囲との連係から決定機演出を狙う。