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DF 33 常田 克人 Masato TOKIDA

1997年11月27日生まれ 187cm / 82kg 埼玉県出身
大宮FC七里スポーツ少年団→大宮FC→青森山田高→大分トリニータ→ベガルタ仙台(2017年復帰)

急成長の左利きセンターバック。
斜めのロングパスで攻撃の起点に。

 青森山田高から加入し、プロ3年目を迎えたDF常田克人。昨シーズン、ルヴァンカップグループステージの初戦FC東京戦で公式戦デビューを果たすも0-6の大敗。以後、公式戦で出場機会を得られず、8月からはJ2大分へ育成型期限付き移籍。大分でも出場機会は無かったが、戦術的に洗練されたチームで多くのことを学び、11月に仙台へ復帰した。

 そして今シーズン、ルヴァンカップで出場を重ねる中、成長を認められ、明治安田生命J1リーグ第8節・川崎F戦で先発出場。リーグデビュー戦が昨シーズンのリーグ戦王者との対戦となったが、常田は終始冷静に川崎Fの強力な攻撃陣を抑え、無失点に大きく貢献した。「思ったより落ち着いてやれました。1、2年目悔しいシーズンを過ごし、この試合で自分の成長を見せるつもりでやりました」と語った常田の表情は充実感に満ちていた。

 常田の持ち味は守備だけではない。左足から繰り出される斜め方向へのロングパスだ。ダイナミックなサイドチェンジにより、仙台のサイド攻撃を活性化させられる。川崎F戦後は「スペースが見えてはいましたが、相手がコースを消したり駆け引きしたりしていて、良いフィードが出せませんでした。スキルアップして百発百中で通せるようにしたい」と振り返り、さらに精度を高め、攻撃でも貢献しようと意気込んでいる。

 グループステージ突破へ前進するため大事な一戦、急成長を見せる常田の活躍が大きな鍵を握る。