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　今シーズン、川崎Fから期限付き移籍加入したDF板倉滉。U-21日本代表でも活躍する期待の新星は明治安田生命J1リーグ第1節・柏戦で先発出場を果たし、豪快なヘディングシュートを決め、すぐに仙台サポーターの心をつかんだ。

　このままレギュラー定着かと思われたが、JリーグYBCルヴァンカップ横浜FM戦で右足首靱帯を損傷。全治7週間の診断だったたが、回復が非常に順調で、負傷から約1ヶ月で練習に完全合流し、第9節・磐田戦で戦列に復帰。「トレーナー含めみんな協力的で、早く復帰したいと思っていました」と予定よりも早い復帰を板倉自身も喜んだ。

　板倉の武器は対人守備の強さ。身長186cmの恵まれた体格を生かし、ヘディングの競り合いで強さを発揮し、力強くボールを奪い取る。守備だけではなく3バックの一角に入るとドリブルで相手陣内深くまで攻め込み、攻撃に厚みを与える。現在は3バックの両脇、もしくはボランチでプレー。複数ポジションこなせるのも大きな魅力だ。

　復帰戦は残念ながら0-3での敗戦。「反省していますしもっとやらないといけませんが、すぐに試合はやってくるので勝利に向けて頑張りたいです。負けて落ち込む暇はありません」と前を向いた板倉。「個人のところで1対1で負けないで失点0に抑えつつ攻撃参加していきたい」と攻守での貢献を目標に、再びレギュラー定着に向けての戦いが始まった。