MF 8 庄司 悦大 Yoshihiro SHOJI
1989年9月14日生まれ 175cm / 70kg 静岡県出身
清水商業高等学校→専修大学→FC町田ゼルビア→レノファ山口FC→FC岐阜→ベガルタ仙台(2018年加入)
1月10日に仙台が初めての全体練習を行ったときに、真っ先に練習場のピッチに出てきたのが庄司悦大だった。
「新人のような気持ちで頑張ります。初めての場所で、気合いをプレーに表せるようになりたい」
新天地の仙台で、自身にとって初めての舞台であるJ1でのプレーに向け、第一歩を踏み出した。
庄司はJ1においては“新人”だが、J2までのカテゴリーにおいては実績十分だ。2012年に当時J2の町田でJリーガーとしてのキャリアをスタートさせ、その後はJFL、J3、J2と駆け上がる中で能力を発揮。その間に所属してきた町田、山口、岐阜で、チームの中盤におけるパスの出し手、そして、受け手として、勝利に貢献してきた。
「自分の得意なパスでチームに貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
仙台に加わって初めてサポーターに挨拶した1月13日の新加入選手会見の席でも、庄司は自らのアピールポイントをあらためて口にした。
J1での挑戦を夢見ていた庄司は、仙台のスタイルに以前から注目していたという。「アグレッシブに戦うチームで、見ていて『すごい!』と思っていました」。そして、そのチームへの加入が決まり、日々発展する仙台のスタイルの中で自らの持ち味を発揮しようとしている。
近くの味方と交換するパスも、遠くの味方をよく見て動かすパスも、庄司は精度や強さをうまく調整して繰り出すことができる。スペースに走りこむタイプの選手にも、足下で受ける選手にも、しっかり対応してパスを出す。高い技術に裏打ちされた彼の特技は、仙台の攻撃をさらにバリエーション豊かなものとしてくれるだろう。
数多くのサッカーファンを沸かせてきた名手・庄司は、J1で、仙台で、また輝こうとしている。