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　今シーズン浦和から期限付き移籍加入した石原直樹。多くのクラブを渡り歩いたベテランストライカーは仙台のサッカーにすぐフィットした。明治安田生命J1リーグ開幕戦札幌戦では三田啓貴のミドルシュートのこぼれ球を拾って移籍後初ゴール。これが決勝点となって、チームの勝利に貢献した。第2節磐田戦でもセットプレー時にゴール前でDFに囲まれながらもボールをキープし、奥埜博亮のゴールをアシストした。開幕から目に見える結果を残している。

　2012～14シーズンは広島、2015～16シーズンは浦和でプレーした。どちらもFWの陣形が3トップ。今シーズンからこの陣形を採用した仙台としては、長年同じ陣形でプレーしてきた石原の存在は心強い。ボールを最前線でキープできるので、3トップの中央でプレーすることが多いが、DFの視界から消える動きを得意とし、活動量も豊富なため、1列下がったシャドーストライカーも得意とする。中央でのプレーを得意とするクリスランのコンディションが上がってきた今、今後はシャドーストライカーとしての活躍も期待される。

　「移籍してきて初めてのユアスタでのゴールは特別。ユアスタで勝点3をたくさん取れるようにこれからもチームのためにやっていきたい」と開幕戦後語った石原。ユアスタで今後どんなゴールを見せてくれるのか。まずは今日のゴールを心待ちにしよう。