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「V PRESS」

　MF27オナイウ情滋は成長のスピードを上げている。今シーズン、明治安田J2リーグ第1節・大分戦で先発のチャンスをつかむとMF14相良竜之介のゴールをアシスト。第11節・清水戦ではプロ初ゴールを決め、「今度は勝利のためのゴールを決めたい」と話すと、第18節・いわき戦では決勝点を記録した。

　ここまで何度も壁にぶつかりながら、その度にオナイウは成長のきっかけをつかんできた。もともとスピードという大きな武器があるオナイウだが、出場機会をつかんだばかりの頃は直線的な突破が多く、相手に対策されて持ち味を発揮できないことも。だがチームメイトや監督たちスタッフのアドバイスを受け、自身でもプレーの改善に努め、切れこむ動きや味方のおとりになる動き、ポジショニングにバリエーションが出てきた。「できることが増えれば、自分のスピードももっと生かせる」。その学習の成果を、この試合でも見せたい。今節の相手・長崎は、オナイウがJFA・Ｊリーグ特別指定選手だった2022年にJデビューを果たした時の相手だ。