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「V PRESS」

　岡山が今シーズンここまで9試合もの無失点試合を達成している要因として、好セーブを続けるGKの存在が大きい。GK49スベンドブローダーセンは、今日も仙台の攻撃陣の前に立ちはだかるだろう。

　ドイツ出身。ザンクトパウリでブンデスリーガ2部に出場し、年代別のドイツ代表にも選出されてきた。U-24ドイツ代表として、2021年の東京五輪のメンバーにも入っている。同年夏に当時J1の横浜FCに加入すると、初挑戦のJリーグですぐにレギュラーの座をつかみ、2023シーズンまでJ1とJ2の舞台で活躍を続けてきた。

　今シーズンからは岡山に移籍し、固い守備組織を最後尾から支える。GKとして最も重要なシュートストップで安定感を発揮し、素早くコースを予測してピンチを切り抜ける。大柄だが手を伸ばしたり足を出したりする動作は素早く、初動が遅れても相手のシュートに間に合って弾き出すことも少なくない。仙台としては単発の攻撃では食い止められてしまう可能性が高い。厚い攻撃を見せ、この壁を突き崩したい。