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「株式会社ベガルタ仙台と株式会社TBMの連携協力に関する協定」を締結いたしました。

掲載日:2022年7月7日


※写真撮影時のみマスクを外しております。

ベガルタ仙台は、7月6日(水)に「株式会社ベガルタ仙台と株式会社TBMの連携協力に関する協定」を同社と締結いたしました。
宮城県内における循環型イノベーションの創出及び地域活性化への貢献を目的とし、宮城県内における新素材「LIMEX」の更なる普及拡大と、使用済みのLIMEX製品をスタジアムで回収し、アップサイクルした製品の普及による地域連携を強化し、持続可能な社会の実現に向けた資源循環の取り組みを推進してまいります。
TBM

株式会社ベガルタ仙台と株式会社TBMの連携協力に関する協定
本協定による取り組み

2019年、同社「CSRパートナー」としてスタジアムを拠点としたサステナビリティ活動を推進するために、当クラブが使用するグッズに新素材LIMEXの活用を開始しました。
このたび、更なる連携強化を目指し、循環型イノベーションの創出及び地域活性化への貢献を目的とする連携協定を締結し、下記の取り組みを通じて、宮城県での持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進していきます。

1.SDGsへの貢献を目指した、環境配慮型の新素材「LIMEX」活用の促進
現在、ベガルタ仙台「SDGsアクション」の一環として、ポケットガイドやホームスタジアムで使用される飲料用カップ、ショッピング袋などにLIMEXを使用しています。今後も環境負荷削減に向けた取り組みとして、LIMEXの普及促進の連携と、ユアテックスタジアム仙台でのLIMEX製品の回収スキームの構築を共同で推進していきます。

2.資源循環の推進を通じて、地域活性化に貢献
両社が取り組むアップサイクルの第1弾として、ユアテックスタジアムで回収した後に溶融・再資源化したLIMEXと、地元資源である宮城県産木材の木粉を混ぜ合わせた、人工木材の製品開発を推進します。アップサイクルした人工木材は、ベガルタ仙台が宮城県内で実施するホームタウン活動の一環として、2022年中に宮城県南三陸町へ寄贈する予定です。
2022年5月、ベガルタ仙台は従来の仙台市に加えて、県内の全市町村をホームタウンとしています。今後、両社は県内の全自治体と連携した資源循環の推進も目指していきます。

3.地域社会発展に向けたファン・サポーターとの連携
両社は連携して、ファンやサポーター、地域の方々に対する啓発活動を積極的に実施し、宮城県内の地域社会の発展に貢献していきます。
ホームゲームでのLIMEX製品の回収の様子や、LIMEXの普及や資源循環を通じて、持続可能な社会の実現に向けた思いを収録したメッセージ動画を制作、公開しました。


LIMEX(ライメックス)とは

LIMEXは、炭酸カルシウム等の無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です※。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源等、枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。
すでに8,000以上の企業や自治体等にて採用されており、世界40ヵ国以上で特許を取得、COPやG20等の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。
※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。
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石灰石について

LIMEXの主原料である石灰石は地球上に豊富に存在し、資源輸入国である日本においても自給自足が可能な資源です。そのため原油価格の変動に左右される石油由来プラスチック等と比較して、安定した価格での原料調達が可能であり、供給面においても安定性を有しています。さらに、石灰石は石油由来プラスチックと比較して、原材料調達段階のCO2排出量を約50分の1に抑えることができ、焼却時のCO2排出量を約58%削減できます。

リサイクルについて

LIMEXは複合素材でありながら、主要構成素材である無機物と熱可塑性樹脂を分離することなく、単一素材で設計された製品と同様に、そのまま再生利用することができます。これまでに事業者や消費者、自治体と連携し、既存のリサイクル設備を活用したLIMEXのマテリアルリサイクルの取り組みを数多く実施しています。
※LIMEX Sheet製品は、古紙回収には混ぜないでください。事業系廃棄物として処分する場合は、産業廃棄物として処理してください。家庭系廃棄物として処分する場合は、可燃としてお住まいの自治体のルールに従いご対応ください。