4月29日。
仙台の桜は咲き乱れ、花びらがまるで「春が来たよ」と教えてくれるかのように私のほほにあたって流れていった。
東北新幹線が全線開通。また仙台市営地下鉄が全線開通。
そしてユアスタでのホーム開幕戦。
私は地下鉄で向かっていた。地下鉄から見たユアスタは新鮮に見えた。
ボランティア控え室に入ると久しぶりに会えた喜びと安堵感で笑顔に満ち溢れていた。
外見上では見慣れていたユアスタ、でも被害の爪あとも大きかった。
盛り上がったエントランス。欠けたタイル。
でも観客の目には期待や希望の笑顔でいっぱいだった。
場内は見慣れたところ・・・ではなかった。
ミーティングを行う目の前のビジョンが変わっている。
テレビや新聞で変わったことは聞いてはいたが、実際に見てみると
こんなにきれいに、細くなったと思うと技術の進歩はすごいなぁっと思ってしまいます。
観客が入場すると同時に、わんやわんやの大忙しで、お昼を食べに行くと、
「大丈夫か?倒れないか?」
と聞かれるほど、顔に「疲れた」っという表情が自然と出てきたのかもしれない。
ただそんな中でも元気にしてくれることがありました。
それは試合が終わり、場内の清掃を行っていたときのことです。
私はビジター側を清掃していたのですが、とある横断幕だけ残されていました。
改めて思います。サッカーの力はすごいのだなぁって。
この横断幕をご覧になった方は、「がんばろう」っという気持ちになったのではないでしょうか?
浦和サポーターの皆さんありがとうございました。
この横断幕はちゃんとベガルタ仙台にお届けいたしました。
by 広報部