2017 レディース 練習風景, 2017シーズン, 2017 レディース
トレーニングのスタートを待っていたかのように、14時ごろから雨が降り出したパークタウンのトレーニング場。徐々に雨は強くなり始め、アップのパストレーニングでは水しぶきが飛びます。
フラットマーカーを目安にして、自分の欲しい位置にパスを呼び込んでいきます。ディフェンスを意識した上でマークを振り切る逆方向へのフェイントも欠かしません。緩急をつけてマーカーの位置まで走りこみ、雨でボールが滑りやすいため普段以上にトラップは気を配りました。
出し手もパスの後にしっかりと受け手の方へ寄っていき、サポートを忘れません。
攻撃方向を定めた5対5のボール回しでは、先ほどのパスを踏まえながらドリブルも織り交ぜボールを運んでいきます。少しでも判断が遅くなるとディフェンス側の厳しいプレスで、ボールを奪われてしまいます。
サイド攻撃のトレーニングでは、FW陣がゴール前にトップスピードで走りこみクロスに合わせていきます。ランニングスピードはそのままに、しっかりとシュートをコントロールしてゴールを狙っていました。
雨足が一層強くなり、声も通りにくくなるグラウンド。越後監督は声を張り上げながら「パスの受け手は、出し手がどうするかを見ているだけではなく、自分から動いてパスを呼び込んで」と選手たちに要求していました。
全体トレーニングが終了すると雨も弱まりましたが、体が濡れていることや激しいトレーニングだったため、個人トレーニングは10分間の限られた中で行われました。