2017 レディース 練習風景, 2017シーズン, 2017 レディース

2017.6.2<レディース>トレーニング

いよいよ明後日から始まる2017プレナスなでしこリーグカップ。
越後監督はあくまでも優勝を目標にし、若手を試す場ではないと前置きした上で「普段のリーグ戦ではあまり出番がなかった選手も起用したい」と新しい力にも期待を寄せています。

ホーム開幕戦ではスタメン出場するも、その後は途中出場が多かった岸川選手。
地道に自分自身の課題に取り組み、今回のチャンスをつかみました。本日の紅白戦でも、得意のロングパスから攻撃の起点となっていました。

途中出場の際には、田原選手に代わりキャプテンマークを巻くこともあるなど、チームに対しての発言力もありプレー面以外でも越後監督からは期待されています。

セットプレーのキッカーとしても期待されているのが佐々木美和選手です。
155センチの小柄な体ながら非常にパンチ力のあるキックが持ち味。

本日の全体練習後には、平田選手をディフェンスにしてドリブルのトレーニング。
ドリブルは越後監督がセットプレー以上に期待を寄せている一番の持ち味でもあり、そこからのクロスはもちろんですが、中に切れ込んで自らシュートを狙いに行くこともあります。

そして、昨季は皇后杯における1試合の出場にとどまった齊藤選手もスタメン出場が予定されています。
自らも持ち味とするのは、チームで一番となる175センチの高身長。
安定したハイボールの処理で、ピンチを未然に防いでいきます。

しかし、齊藤選手の最大の特徴はキックの飛距離と精度です。
試合での一番の目標は「無失点」としながらも、「チャンスを作り出すことができれば」と攻撃の起点としてもチームに貢献します。

控えGKとしての立場が続く中でも「試合に出られないのは自分に足りないものがあるということ」とモチベーションを下げませんでした。上野GKコーチが毎回課題を設定して、誰よりも遅くまで自主トレーニング。「人の2倍くらいトレーニングをしている」と努力の量を認め、「あれだけトレーニングをしている選手がミスをしても誰も攻められない」と齊藤選手のひたむきさに対して信頼を置いています。「ちょっとわくわくしている」と目を輝かせていましたが、すぐに「何よりもチームの優勝のために貢献したい」と真剣な眼差しでチームのことを考えていました。

「新しく入ったメンバーには気負わずにやって欲しい。その結果としてチームに何かをもたらしてくれれば」(越後監督)。カップ戦、リーグ戦の優勝に向けては、新たな戦力の台頭が大きな鍵を握ります。