2020シーズン, 2020 マイナビ

2020.11.7<マイナビ>なでしこ1部 第16節 ジェフL戦


11月7日(土)フクダ電子アリーナにておこなわれた2020プレナスなでしこリーグ 第16節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦の監督・選手コメントをお届けします。


前半早々から、3バックの相手に対し積極的なプレッシングをかけ高い位置でボールを奪取。23分には、白木選手が相手のパスをインターセプトし、浜田選手へ。そのままゴール左隅に流し込み、今季13得点目となる先制点をゲット。
しかし、後半に入るとジェフLに押し込まれるシーンが増え、試合終了間際のアディショナルタイムに相手に得点を許しそのまま試合は1-1で終了。悔しいドローとなりました。


 

<辛島啓珠監督>
◆試合総括
対ジェフLということで、少しシステムを変えて臨みました。前半は、良い形でボールを奪いショートカウンターから浜田が先制点を取るなど、内容としては、前後半を通して悪くはなかったと思います。
ただ、後半の残り10~15分のところで各選手の疲れも見え始め、パワープレーで押し込まれ失点。本来であればもっと良い逃げ切り方もあったと思いますが、そこが徹底できず、追いつかれたことが課題だと思います。
残念ながら勝ち点3は奪えませんでしたが、次のホーム・浦和戦に向けて切り替え、ホーム最終戦で、しっかり勝ち点3を奪えるように良い準備をしていきます。

 

<佐藤瑞夏選手>
◆試合総括
悔しい、の一言です。前半は前から行くことができていましたし、共通理解を持って臨めていました。後半の途中から苦しい場面が続き、ピッチ内では「ここでしっかりと耐えよう」とコミュニケーションを取ってはいましたが、結果として1点を決められてしまいました。そこが課題だと思います。
後半の入りの部分で相手が前から来ることは監督からも伝えられていましたし、流れが相手に傾いたときにしっかりと耐えようと、ピッチに入りましたが、ラインが少し下がってしまったこと、セカンドボールを拾えなくなったことで相手に攻撃のスペースを与えてしまいました。

◆次節の試合がホーム最終戦となります。サポーターのみなさんに一言お願いします
“ベガルタ”の名を背負って戦う試合も残り2試合という中で、次節がホームラストゲーム。感謝の気持ち、熱い思い・プライドを持って戦います。しっかりと勝って、みなさんと喜びを分かち合うために、良い準備をして試合に臨みたいと思います。

<浜田遥選手>
◆ゴールシーンを振り返ってみてください
白木が良い形でボールを奪ってくれて、ゴール左隅に流し込むだけ、というようなパスを送ってくれたので、白木のおかげですね。

◆昨年は5ゴール、今年は現段階で13ゴール。大きく飛躍した要因を教えてください
今シーズンはスタートした時から悔しい想いをしたので、その時に私を支えてくださった方々に結果で恩返しがしたいという気持ちが強いです。その気持ちが今の結果を後押ししてくれていると思います。

◆リモートならびに会場でチームにエールを送ってくださった方がへ一言お願いします
フクアリまで来てくださった方々もいて、とても心強かったです。リモートで応援してくださった方々も多くいらっしゃると聞いています。その中で、勝ち点を失ったことは悔しいですが、残りの2試合でみなさんの声援に応えられるようがんばります。

◆次節の試合がホーム最終戦となります。サポーターのみなさんに一言お願いします
“ベガルタ”の名を背負って戦う最後のホームゲームですし、日ごろからお世話になっている株式会社マイナビの宮城支社のみなさんも応援に駆けつけてくださるとのことなので、勝った姿をみなさんにお見せしたいと思います。

<隅田凜選手>
◆試合総括
ジェフLとは同じ順位という中で、絶対に勝って順位を上げたいという思いで臨みました。
相手が3バックで来ることは分かっていましたので、そこを自分たちで上手く守備の場面でマッチアップするように挑んだ中で、高い位置でボールを奪い得点に繋がったことは良かったと思います。その後の戦い方として、押し込まれるシーンが多くなり、自分たちのペースを取り返すのに時間がかかってしまいました。最後の失点のところは、自分たちの甘さが出てしまい悔しい終わり方となってしまいました。

◆後半に入る中で意識したことを教えてください
勝っている状況下で後半に入ったこともあり、間違いなく相手が勢いをもって来ることは分かっていました。自分たちの勢いを出し切れずシンプルな攻撃に対して受け身になりすぎました。相手のロングボールを落ち着いて処理し、繋ぐところとシンプルに長いボールを入れるところの使い分けができていれば、もっと早い段階で自分たちのペースに持ち込めたと思います。

◆隅田選手ご自身のコンディションはいかがですか
コンディションは良いですし、監督からも高い位置でのプレーを要求されているので、上手くサイドの選手やFWの選手と連携しながらプレーすることを意識しているので、だんだんと自分の良さも出てきていると思います。

◆次節の試合がホーム最終戦となります。サポーターのみなさんに一言お願いします
今季最初で最後のユアスタ開催のリーグ戦ですので、嬉しさが一番にあります。相手は浦和で、明日の結果次第では優勝が決まっているかもしれませんが、自分たちは少しでも上の順位を目指していかなければいけませんし、チームとして成長するためにも負けられない試合です。今日の反省を生かし、勝ちたいと思います。

◆今節も様々な形でチームを応援してくださったサポーターのみなさんに一言お願いします
会場に来ていただいたサポーターのみなさんの手拍子や拍手があるだけで心強いですし、なにより私たちを奮起させてくれています。いつも助けられていますし、次節もユアスタで一緒に戦ってほしいです。今日は悔しい結果となってしまいましたので、次の試合では勝利という結果を求めて戦いたいと思います。

<國武愛美選手>
◆試合総括
先制点を奪えたことは良かったと思いますし、自分たちのペースで試合を運ぶ時間の中で攻守において良い場面を作ることができました。その流れの中で追加点を奪うことができていれば、とは思いますが、試合終盤で自分たちが押し込まれたときに流れを良い方向に変えることができなかったことと、失点したことがこれからの課題だと思います。
相手に早い時間帯で得点を与えてしまうケースも過去にあった中で、(今節は)相手の勢いを抑えることができた点は良かったと思いますが、絶対に与えてはいけない時間帯で相手に得点を許してしまったので、ここから改善していきたいと思います。

◆後半に臨む中で心がけたことはありましたか
1-0でリードはしていましたが、0-0の気持ちで残り45分を戦おうとピッチに入りました。前からのプレッシング、追加点を奪うという姿勢をチーム全体としてプレーで示すことができませんでした。ジェフLを上回る勢いを持って戦わなければならなかったと思います。

◆次節・14日の試合がホーム最終戦となります。意気込みをお願いします
ユアスタでプレーするのは加入後初めてで、ホームグラウンドでプレーできる喜びがあります。相手は浦和と強敵ですが、勝ちにこだわりたいと思います。リーグ戦も残り2試合という中で“ベガルタ”として戦う最後のシーズンになるので、感謝の気持ちを持って、しっかり戦います。

◆会場に駆けつけてくださったサポーターのみなさんに一言お願いします
自分たちが良いプレーをした時の拍手や太鼓の音などもしっかりと私たちに届いています。少しずつですが(コロナ前の環境に)戻ってきている感覚もあります。とても力になった後押しでした。

◆サポーターのみなさんに一言お願いします
今節は勝ち切ることができず、悔しい思いをしましたが、次回のホーム最終戦では、自分たちのプライドをしっかりと持って“ベガルタ”としてラストホームゲームになるので、絶対に勝ちます。引き続き、応援よろしくお願いします。(株式会社マイナビ宮城支社の方々も多く来場される中で)仕事の時とまた違った一面をお見せできればと思いますので、応援よろしくお願いします。