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9月12日(土)J-GREEN堺S1メインフィールドにておこなわれた2020プレナスなでしこリーグ 第10節 セレッソ大阪堺レディース戦の監督・選手コメントをお届けします。
前から積極的なプレッシングをかけてくるC大阪堺に対し、自陣中盤でのパスを奪われ失点。後半、風上を上手く生かし攻撃に厚みが出てくると、敵陣ペナルティーエリア左角から佐藤瑞夏選手がFKを直接決め、相手に追加点を許すも、80分に浜田遥選手のヘディングシュートで追いつき、試合は2-2で終了。
この勝ち点1を無駄にすることなく、次節アウェー・新潟L戦に向け、チーム一丸となって良い準備をしてまいります。
<辛島啓珠監督>
■試合総括
(ピッチ上、強い風が吹く中で)後半に風上を取って、勝負を仕掛ける狙いでした。前半は自分たちのビルドアップのミスが多く、そこからピンチを招くシーンが目立ち、1点を失いましたが、複数失点してもおかしくない内容でした。
攻撃の良い形が作れないまま後半に入りましたが、0-1で負けているなおかつ風上の状況下で前線から積極的に行こうと選手を送り出し、FKから1点返すことができましたが、2失点目に関しても、もったいない奪われ方からやられてしまいました。(ミスから失点が続いた中で)よく2-2に追いつけたと思います。
試合内容として決して良くはなく、危ないシーンが目立ちました。今日の勝ち点1を無駄にせず、次節こそは勝ち点3を目指していきます。
■次節への意気込みをお願いします
対新潟Lとの試合で勝ち点3を取れていないので、内容や形にこだわりすぎず、リーグ後半戦の1試合目になるので
しっかりと勝利を目指して、チーム一丸となってがんばっていきたいと思います。
<坂井優紀選手>
■試合総括
試合を通して相手のペースになってしまいました。自分たちの落ち着ける時間帯がもっとあれば良かったと思います。
■後半30分過ぎからチームの攻撃に厚みが出ていたと思います。また、2失点についても振り返ってみてください。
白木選手が前線の中央の位置でボールを収められるようになってから、ボランチ・サイドの選手が攻撃に参加する時間ができたと思います。(その結果)私たちディフェンスの選手たちもラインを高い位置に押し上げることができましたし、前半から前線中央の位置でボールを収める時間が増えていれば優位に試合を運ぶことができたと思います。自分たちのボールの失い方が悪く、カウンターを食らってしまいました。失点の要因は、ボールの運び方・失い方のところだと考えています。
■シュート数は相手が上回るかたちとなりました。
ボールを奪われた位置が原因だと思います。相手がシュートを打ちやすいエリアや足元の技術が高い選手が相手に多かった中で(自陣)低い位置で取られてしまったことがシュート数に出てしまったと思います。
<佐藤瑞夏選手>
■試合総括
前から来る相手に対し、球際で負けないことをチーム全体で意識し試合に臨みました。試合内容としては、立ち上がりから攻めてはいたもののシュートまで持ち込むシーンが少なく、(失点については)自分たちのミスですし、もったいないところはありました。チームとしての課題が響いてしまったと思います。
■後半開始からの出場で、どの点を意識し試合に入られましたか
ベンチから試合を見ていて、相手が前がかりに来ていたので、ワンツーなどで相手をはがすことや、前線の選手へのボールの供給の仕方をイメージしてピッチに入りました。
■FKの得点シーン、浜田選手へのアシストを振り返ってみてください
風上でしたので、ニアサイドに速いボールを蹴り込みました。(アシストは)ハーフタイムに浜田選手から、サイドからシンプルにクロスボールを送ってほしいと指示がありました。浜田選手の高さを意識し、中に供給しました。お互いに話をした内容が、得点に生かすことができてよかったと思います。
■相手に多くシュートを打たせてしまった試合にもなってしまいましたが、その点はいかがですか
相手のボール保持者に対するプレスの甘さであったり、シュートを打てるエリアまでボールを運ばれていることなど、自分たちのミスから始まっているシーンが多かったので、その点は修正していかなければならないと思います。
■次節への意気込みをお願いします。
どの試合も負けたくはありませんし、試合に向けた課題の改善はもちろんですが、“戦う気持ち”のところをもっと高めていきたいと思います。