2020シーズン, 2020 マイナビ, 2020 マイナビ なでしこリーグ
8月23日(日)セイホクパーク石巻(石巻市総合運動公園)石巻フットボール場にておこなわれた2020プレナスなでしこリーグ 第6節 セレッソ大阪堺レディース戦の試合風景、監督・選手コメントをお届けします。
前半から高い位置でボールを奪い、攻撃のリズムを生み出すと前半だけで3ゴール。後半もディフェンスラインの選手を中心とした身体を張ったプレーでゴールを守り、結果は5-1の大勝。
待望の今季初勝利を全員で掴み取りました。この結果に満足するのではなく、ここからがチームとしてのスタートとなります。引き続きチームへの後押しをよろしくお願いします。
この日の勝利賞「マイナビ賞」は、ハットトリックを達成した浜田遥選手。今後の更なる活躍・ゴールに期待です。
【 C大阪堺戦 監督・選手コメント 】
<辛島啓珠監督>
■試合総括
5試合勝ちが無い中で、前節・前々節と引き分けが続いた結果を前向きに捉えるのであれば、決して全てが悪かった訳ではありませんが、今日の試合こそは勝ち点3を獲得したいという思いでしたし、最終的に5-1という結果で終えることができたのは本当に良かったと思います。
前半、相手がロストしたボールを奪い攻撃を仕掛けることができていた中で、決めるべきシーンをしっかりとものにできていましたし、以前は同じような状況でシュートまで持ち込めないシーンが多かっただけに今日の試合のシュートの意識、得点は良かったと思います。C大阪さんも前半途中から後半にかけて、ショートパスで中央のエリアを崩し、スキルの高い選手たちの個人技などもあって1点は失いましたが、複数失点することなく終われたことは良かったと思います。気温の高い中、選手たちはハードワークし、よく戦ってくれました。今日は勝利の余韻に浸りたいと思いますが、OFFを挟んだ火曜日からしっかりと切り替えて、来週末に控える日テレ戦に向けてがんばっていきたいと思います。
■前線からの守備が印象的な試合でした。選手たちとはどのような共通理解のもと試合に臨みましたか
相手のシステムが3バックと4バックを使い分けているというところで、どちらのフォーメーションで来ても、状況に応じたファーストディフェンスの掛け方を今週の練習の中で、選手とは話し合いました。ミーティングなどでもそこの部分は選手たちに伝えていましたので、その点では各選手がしっかりと整理した中で臨むことができていました。良いプレッシングからボールを奪い、組み立てるシーンも見られました。後半、暑さもあり多少苦しい時間帯も続きましたが、前半にゴールを奪えたこともプラスに働いたと思います。
■大量5得点についての評価をお願いします
シュート打つ回数を増やし、ゴールに繋げる。当たり前のことではありますが、そこの重要性を感じました。ゴールを常に見る、シュートを放つ判断、ゴールを決めきる、そこが表現できたことが要因だと思います。
■ハットトリックを達成した浜田選手への評価をお願いします
FWの選手ですし、やはり彼女にはゴールを期待しています。今日の試合ではゴールを決めるだけではなく前線の起点にもなっていました。前半から彼女の働きは効いていましたし、チームのためにハードワークをしてくれていました。
<浜田遥選手>
■試合総括
全員で身体を張って戦い、それが結果に繋がったことが何より嬉しいです。
■C大阪堺戦をどのような気持ちで迎えましたか
勝ちたい!という気持ちは、どのチームより(各選手が)持っていると思います。その気持ちを全選手がピッチ上で表現できたと思います。
■3得点と大活躍。ハットトリックを達成した、今の気持ちはいかがですか
前節のジェフL戦で決定機を外してしまっていたので、今日こそは得点を奪うという気持ちで臨みました。その中で、多くの方々が私に対して様々なアドバイスをしてくれていました。その方々のおかげでゴールが生まれたと思っています。
■今日の試合で得た手応えは
ピッチ上の選手全員が身体を張って戦えていましたし、みんなのその姿もあり、私もやらなければ、と刺激されました。今日のような闘う姿勢はチームを良い方向に導いてくれると思います。チームとしてしっかりとハードワークし、強い気持ちを持って臨めば、勝利につながると思います。次節も勝つためにチームとしてがんばっていきます。
<池尻凪沙選手>
■試合総括
チームメイトに支えられた90分だったと思います。1つ1つのプレーはもちろんですが、ディフェンス陣を中心に
身体を張ってシュートをブロックしてくれました。前線からの積極的な守備も効いていましたし、なによりサポーターのみなさんの拍手や存在がとても力になりました。
特別緊張することなく試合に入ることができましたし、日々のトレーニングで吸収したものや自身の特徴を出すことを意識して試合に臨みました。(結果を踏まえて)失点をゼロで抑えたかったということが一番です。
■姉妹でピッチに立った感想を教えてください
高校以来の同じピッチでのプレーでした。また一緒にできて嬉しいです。
※監督・選手インタビューより一部抜粋