2024明治安田J2

2024明治安田J2 第20節 V・ファーレン長崎 2024年06月16日 (日) 18:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台

試合終了
HOME ベガルタ仙台
2 - 2

0 前半 1

2 後半 1

AWAY V・ファーレン長崎

監督記者会見 

MATCH PROGRESS

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
15分[得点] 11 エジガル ジュニオ
11 郷家 友太 55分[得点]
59分[警告] 7 マルコス ギリェルメ
65分[交代] 11 エジガル ジュニオ → 9 フアンマ デルガド
65分[交代] 33 笠柳 翼 → 38 松澤 海斗
14 相良 竜之介 → 24 名願 斗哉 70分[交代]
75分[交代] 13 加藤 大 → 24 山田 陸
7 中島 元彦 → 9 中山 仁斗 82分[交代]
27 オナイウ 情滋 → 23 有田 恵人 82分[交代]
82分[交代] 7 マルコス ギリェルメ → 14 名倉 巧
82分[交代] 6 マテウス ジェズス → 20 中村 慶太
2 髙田 椋汰 → 41 内田 裕斗 90分[交代]
37 長澤 和輝 → 8 松下 佳貴 90分[交代]
8 松下 佳貴 90+3分[得点]
90+6分[得点] 9 フアンマ デルガド

MEMBERS

スターティングメンバー
GK33林 彰洋
DF25真瀬 拓海
DF22小出 悠太
DF5菅田 真啓
DF2髙田 椋汰
MF6松井 蓮之
MF37長澤 和輝
MF27オナイウ 情滋
MF14相良 竜之介
MF11郷家 友太
FW7中島 元彦
控え
GK1小畑 裕馬
DF20知念 哲矢
DF41内田 裕斗
MF8松下 佳貴
MF23有田 恵人
MF24名願 斗哉
FW9中山 仁斗
スターティングメンバー
GK31原田 岳
DF8増山 朝陽
DF25櫛引 一紀
DF5田中 隼人
DF23米田 隼也
MF17秋野 央樹
MF13加藤 大
MF6マテウス ジェズス
FW7マルコス ギリェルメ
FW11エジガル ジュニオ
FW33笠柳 翼
控え
GK21若原 智哉
DF40白井 陽貴
MF14名倉 巧
MF20中村 慶太
MF24山田 陸
MF38松澤 海斗
FW9フアンマ デルガド

DATA

後半前半仙台 長崎前半後半
9615シュート15105
404CK642
9514FK1257
134オフサイド000
000PK110

○入場者数/11,278人
○天候/曇、無風 ○気温/24.8℃ ○湿度/70%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/上原直人 ○副審/松井健太郎 中澤涼

COACH INTERVIEW監督記者会見

全体を通して、後半の戦いも含めて、今J2で一番強いかなと思える長崎を最後の最後まで追いつめるところまではいきましたけれども、土俵際のところで寄り切れなかったというところかなと思います。ただし、かなりゴールに向かうシーンとか、球際でバトルするシーンとか、走って追い越していくシーンとか戻るシーンも含めて選手のハードワークは、かなり素晴らしい戦いをしてくれたんじゃないかとは思っています。この戦いを今後続けていければプレーオフ圏内も見えてくると思います。このテンションをまた次のゲームも、となるとものすごいエネルギーというかパッションが必要なので、そういう意味では来週にダービーというまた熱い気持ちにしてくれる相手と戦うことができるので、またそこに向けてチーム状態を上げていきたいと思います。

- 前半は苦しかったところから後半は一気に仙台ペースへ持ちこみました。ここではどういう修正をされたのでしょうか。

自分たちの攻撃のところもちょっとポジションを修正した部分と、あとはかなりコンパクトに戦うことが後半にはできたので、あとはプラスしてサポーターの大声援に選手たちも押されて、かなりがんばってくれたかなと思います。前半の20分くらいはどの試合を見ても長崎さんが圧倒しているゲームが多かったので、前半の真ん中くらいまでは耐えどきかなというところでした。実際にそういう一発で裏を取られるようなシーンと、失点シーンも簡単にワンツーで、スピードのある外国籍選手の対応はだいぶ苦しめられましたけれども、後半はやや相手も失点が多いというデータもあったので、「前半に1点差までいけるぞ」と、試合前にも「ラスト25分で2点いけるぞ」と話はしていたので、そういう展開になって、最後にちょっとセットプレーのところはもったいなかったかなというところですね。

- 仙台の前からの守備は、前半ははがされたり背後を一発でやられたりしていましたけれども、後半はうまく相手を制限できていたようですが、そのあたりはどう修正したのでしょうか。

サイドバックの選手は普段よりも低い位置にいたので、まあまあ前からプレッシャーをかけるのは大変でした。勇気を持って後ろも押し上げて、ハーフウェーラインあたりにディフェンスラインを置かないとプレッシャーにいけないぞというところでは、後ろのラインは背後を恐れずに上げて中盤のラインを上げコンパクトにしたなかでプレッシャーをかけました。相手はかなり質の高いビルディングアップをするチームなので、はがされるのは当然の部分もあるのですけれども、そんななかで前半から引っかけるシーンがら何度か出せていたので、後半はもっと自信を持ってコンパクトにして、一人ひとりの距離を縮めてさらに圧力をかけることができたかなと思います。

- 後半のようにボールを動かして支配することや、郷家友太選手の2連続ゴールや、松下佳貴選手の今シーズン初ゴールや、有田恵人選手が点に関わることなど、前半戦になかったことが加わったところで、チームの成長はどのように感じていますか。

この前の天皇杯(2回戦・徳島戦)で有田選手とかは自分の存在意義を示し、チャンスをつかんで、やはり彼のスピードはひとつの武器になります。今日のようなぎりぎりの試合に出すことができて、そういうところを感じてくれれば彼の成長にまたプラスですし、我々にとっても戦力がひとつ増えたことにもなったかなというところと、逆に名願(斗哉)君はなかなかしかけがうまくいかず終わって泣いていましたけれども、それも含めて彼の成長になります。若い選手はこういう、うまくいったことや通用しなかったことを糧に成長していけると思うので、それはやってほしいと思います。郷家選手は前の方でより仕事をする役割が増えてきているので、当然点にからめます。前半戦はなかなか得点を決めることができませんでしたが、そのぶんかなりチームのために走って戦ってくれたことでは十分貢献してくれていました。ここ連続で得点もあげてくれているというところで、我々にとっては、ちょっと前まで相良(竜之介)と中島(元彦)、中山(仁斗)くらいかな点を決めるのは、くらいの感じだったのですが、そこに郷家が名乗りを挙げてくれたので、相手も警戒すべきポイントが分散されるのは、嬉しいことだと思います。

- 特に後半のボール保持について、相手を疲れさせるという点ではどう評価されますか。

我々の方が走れていたし、どれくらいの保持率があったのかはわかりませんけれども、ボールを動かして相手を動かしていけば、やはり(JリーグYBCルヴァンカップで)J1チームとも互角に、ジュビロも倒し、レッズのスタメンクラスも倒し、新潟にも互角以上に戦ったチームでしたので、今のJ2で一番安定した力を発揮するチームで、ここまでやれたということは、大きな自信になるし、また続けていきたいと思います。

- 一時逆転ゴールを決めた松下佳貴選手は3年ぶりの得点で、いろいろ苦労してきたけれどもこの大舞台で決めたことをどう思いますか。

松井(蓮之)が入ってきて最初はずっとサブ外のことも多かったのですが、それでもずっと腐らず、ずっと練習でも力を発揮してくれていて、最近はスタメンで起用される試合も何試合かあった中で、何試合か自分の満足のいくプレーができていないと思いますけれども、我々から見ると一試合ずつ、少しずつトップフォームに近付きつつあるというところです。このゴールをまたきっかけに、ボランチの争いもまた激しくなってきているので、(工藤)蒼生君も復帰しましたし、中盤でも激しい普段の練習でも戦いがあって、競争しながら、レベルアップしながらまたチームの力になってくれればと思います。

MF 11 郷家友太選手

本当にどっちに転ぶかわからない試合で、最後にやられてしまったことがすごく悔しいし、監督も言っていたように、見ていた人たちに感動を届けることができたと思うので、このサッカーを続けて、次のみちのくダービーで、このこぼれた勝点2を拾いにいきたいと思います。
上位相手で、ミーティングでも「ここで負けたら自動昇格は正直なところ厳しくなる」とチームとしても共有していたので何としても勝ちたかったし悪くても引き分けたかったので、最後に勝てればベストでしたが、悔やまれる試合だったと思います。
(ゴールシーンは)最初は相手の後ろにいたのですけれども、(オナイウ)情滋が蹴りそうだったのでうまく前に入ればマークが外れるかなと思って、勢いを持ってディフェンスの前に走りこんだところに、情滋がうまく速いボールを蹴ってくれました。ちょっとゴールまで距離があったのですけれども、力で持っていきました。 

MF 8 松下佳貴選手 

悔しいですね。スタートから出ていた選手たちがあれだけハードワークをしてくれていたので、どうにか勝利を掴み取りたかったですけれども、最後の最後にあのようなかたちで失点をしてしまって、紙一重のところで勝点3を逃してしまった試合だったと思います。悔しいですね。 みんなががんばっていて体力的にも少しきつそうな状況だったので、いろいろ動いてセカンドボールを拾うとか、ゴール前に関わる動きを意識していました。(ゴールシーンは)ボールがきたときに自分の中ですごく冷静だったというか、あまり考えることなくシュートをうまく打てたかなと思います。
サポーターのみなさんも多く声援を送ってくれて、すごい迫力のある応援をしてもらった中で、あの時間帯にゴールを取れて、さらに爆発的な声量を感じてやはり嬉しかったですし、それを勝ちにつなげていればさらに嬉しさが増していたところでしたが、それはまた次に同じようなシチュエーションで自分もゴールを取れればいいですし、チームとしても勝利につながるゴールを取れればと思います。