2021明治安田生命J1 第30節 徳島ヴォルティス 2021年09月25日 (土) 14:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
0 前半 0
0 後半 1
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 27 | ヤクブ スウォビィク |
DF | 5 | アピアタウィア 久 |
DF | 16 | 吉野 恭平 |
DF | 3 | 福森 直也 |
MF | 8 | 松下 佳貴 |
MF | 6 | 上原 力也 |
MF | 4 | 蜂須賀 孝治 |
MF | 7 | 関口 訓充 |
FW | 26 | 加藤 千尋 |
FW | 11 | 赤﨑 秀平 |
FW | 42 | 富樫 敬真 |
控え
GK | 22 | ストイシッチ |
DF | 25 | 真瀬 拓海 |
MF | 17 | 富田 晋伍 |
MF | 18 | 中原 彰吾 |
MF | 32 | 氣田 亮真 |
FW | 15 | 西村 拓真 |
FW | 33 | フェリペ カルドーゾ |
スターティングメンバー
GK | 21 | 上福元 直人 |
DF | 20 | 福岡 将太 |
DF | 5 | 石井 秀典 |
DF | 14 | カカ |
MF | 24 | 西谷 和希 |
MF | 8 | 岩尾 憲 |
MF | 23 | 鈴木 徳真 |
MF | 15 | 岸本 武流 |
MF | 37 | 浜下 瑛 |
MF | 17 | 一美 和成 |
FW | 9 | ムシャガ バケンガ |
控え
GK | 31 | 長谷川 徹 |
DF | 3 | ドゥシャン |
DF | 4 | ジエゴ |
MF | 13 | 藤田 譲瑠チマ |
MF | 7 | 小西 雄大 |
MF | 33 | 藤原 志龍 |
FW | 19 | 垣田 裕暉 |
DATA
○入場者数/4,613人
○天候/曇、弱風 ○気温/21.1℃ ○湿度/58%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/中村太 ○副審/和角敏之 山際将史
COACH INTERVIEW監督記者会見
残留争いの直接対決で、非常に重苦しい試合でした。ただしそのなかでも、お互いに持ち味を出せたのではないかというところに対して、仙台としてはホームで徳島のストロング(ポイント)を理解しつつ、ウィーク(ポイント)を突いていければというゲームの流れを、選手たちは表現してくれたと思います。相手の重心を見てひっくり返すサッカーに対して、コレクティブに冷静に対応できました。そこから、取って前にしかけるところの鋭さを見せたところの精度を少し欠いたな、というゲームでした。
そういう流れのなかで、ともすれば拮抗したときに(勝負を)分けてくるのはセットプレーだと。そのセットプレーもお互いにチャンスやピンチがありながら、しのぎきった最後の最後のCKでしとめられたあたりが、ホームで(勝点)3を取らなければいけない、ひとつ上の徳島をひっくり返したいという思いと、徳島は抜かれなければいいともしかしたら思っていた流れかもしれませんが、勝点3があちらにセットプレーによって転がったゲームだったなと思います。
逆にそういったものを起こせなかったことに対して、自分も監督として責任を感じています。ただし、今日は残留に対して窮地に立たされた結果、こういう勝負の分かれ方があるんだということに対して、今度は自分たちがしぶとく戦ってみせて、逆にこういう勝ち方をできる試合を(残り)8回やらなければいけない。やり続けるだけだ、と思います。
■前半は相手の中盤を動かしたところにパスを出すなどチャンスを多く作っていましたが、相手が後半に中央を固めるようにしてからの攻撃には、どういう変化をつけましたか。
中央を固めればサイドが空くので、シンプルにサイドにつけてからえぐろう、という話は注文していたのですけれども、サイドに行ったときに、今度はクロスを上げるタイミングを逸しただけだと思います。しかけのラストパスを上げるタイミングのところは、簡単にそこにいくからこそちょっと手をかけてしまったところが課題かなと思っています。
バイタル(エリア)で弾き返された動き直しのところで、フェリペ(カルドーゾ)の足下や楔を打ちこんだところもありましたけれども、なかなか密集が作られた中で、もう少しおびき出すような厚みの使い方ができればと思いました。そのへんが、(勝点)3を取らなければ、取らなければ、という焦りから来る攻撃になってしまったと思います。
■アウェーでの徳島戦に続いてセットプレーから勝敗が分かれるかたちになりましたが、メンタルの部分が大きかったのでしょうか。
メンタルというか、ゲームの流れで、選手たちはしぶとく戦ってくれたと思いますけれども、流れ云々よりも、0-0だったら五分五分だということに対しての割り切りや、順位のシチュエーションに対して、そういったもので決着がつくことをもっとコントロール力に変えられれば良かった。そこでCKになる前の、自分たちの攻撃の工夫や、相手陣内でいかにボールを自陣に返されないかを、終盤に見せつけなければいけませんでした。でもそこで、背後へのボールで徳島がCKを取ったあたりは、そうなったときの自分たちの終盤にきてからの攻撃のバランスがどうだったのか、そこに冷静さを欠いた部分が、最後にCKを与えた部分になったのだろうと思います。
■攻撃に工夫を見せながら決め手を欠きましたが、あと一歩のところでどういったものが必要だったのでしょうか。
もっといいタイミングでのラストパスとか、ひとつ切り返さなければいけないことや、ひとつ戻さなければいけないようなしかけで、そのぶん徳島が手数をかけさせてきたこともありますが、そのへんを詰めていかなければいけません。ただし、今日はサイドからいいクロスを上げられるタイミングがあったときに、口酸っぱく「ニア、ニア」と言っていても、ニアが遅れたところがありますから、そういうところをやりきれるかだと思います。
ハーフタイムコメント
「効果的にパワーアップできるよう、プレーしよう。ボールを前に運ぼう、追い越していこう。相手ボール時は引き続きしぶとく」
MF 4 蜂須賀 孝治選手
「望んでいない結果。負けは考えられるなかで最も悪い結果だった。最悪引き分け、勝利できれば良かったが、両チームとも拮抗した戦いだった。セットプレー1本に泣いた。
相手がボールを持ってくるのは分かっていたので、良い距離感で全員がプレスをかけて、良いかたちでボールを取ってというシーンが多く、継続していくことと、(加藤)千尋と自分で必ずどちらかがクロスを上げようと話をしていた。千尋が相手選手を吊ってくれていたので、外が空く場面が多く、1~2本は得点につなげたかった。守備は、相手が攻めあぐねている状況で、ボールを持っていても出しどころが特になかったのでもったいなかった。
あの手この手で自分たちを鼓舞してくれて、気持ちに応えたい一心。この負けは辛いが、残り8試合もあるので、全部勝ちに行く気持ちでやらないと、当事者である自分たちが諦める訳にはいかない。もう一度、リセットする気持ちも大事なので、次の試合に向けて全員がファイティングポーズをとって、勝ちにいきたい」
MF 8 松下 佳貴選手
「何が何でも勝たなければならない試合だったので、悔しいし、申し訳ない気持ち。久々のスタメン出場で個人としてもチームとしても結果を残さなければならない状況で、攻撃と守備の両方をアグレッシブに、活動量をもってプレーしようと思っていた。前半は特に、攻撃でテンポよくボールを動かしながらゴールに迫ることもあったが、結果として得点できなかったし、負けてしまったので、自分について振り返っても結果がついてこないと良いプレーとは言えない。
前半の守備のところで、うまく準備してきたかたちが出せたし、決定的なピンチは、シンプルに裏を狙うボール以外はなかったと思う。攻撃もチームとしてやろうとしたが出せたが、得点につながらなかったところは今日だけの課題ではなくて、今シーズンを通しての課題。得点を取れないこと焦りは前半はなかったが、試合が進むにつれて前からいかなければならないところで、間が空いてボールを持たれるシーンも増えた。得点をどう取るかが課題。
こんな状況で、サポーターのみなさんに苦しい思いをさせている。毎試合変わらず、自分たちの背中を押し続けてくれているなかで、結果を出せずつらい思いをさせている。勝利で応援に恩返し、応援に応えるような試合にしなければならない。期待を裏切る結果が続いているので、残り試合も少なくなってきたなかでこれからも共に戦ってもらえるとありがたい。」