2019明治安田生命J1 第6節 サガン鳥栖 2019年04月06日 (土) 14:01 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
1 前半 0
2 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 1 | シュミット ダニエル |
DF | 13 | 平岡 康裕 |
DF | 33 | 常田 克人 |
DF | 39 | 金 正也 |
MF | 17 | 富田 晋伍 |
MF | 6 | 兵藤 慎剛 |
MF | 4 | 蜂須賀 孝治 |
MF | 14 | 石原 崇兆 |
FW | 9 | ハモン ロペス |
FW | 15 | 吉尾 海夏 |
FW | 19 | ジャーメイン 良 |
控え
GK | 21 | 関 憲太郎 |
DF | 23 | シマオ マテ |
DF | 27 | 大岩 一貴 |
MF | 7 | 関口 訓充 |
MF | 8 | 松下 佳貴 |
MF | 10 | 梁 勇基 |
FW | 38 | 長沢 駿 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 大久保 択生 |
DF | 35 | 藤田 優人 |
DF | 3 | 高橋 祐治 |
DF | 20 | カルロ ブルシッチ |
DF | 2 | 三丸 拡 |
MF | 14 | 高橋 義希 |
MF | 36 | 高橋 秀人 |
MF | 6 | 福田 晃斗 |
MF | 4 | 原川 力 |
MF | 7 | イサック クエンカ |
FW | 44 | 金崎 夢生 |
控え
GK | 18 | 高丘 陽平 |
DF | 5 | ニノ ガロヴィッチ |
MF | 41 | 松岡 大起 |
MF | 24 | 安在 和樹 |
FW | 11 | 豊田 陽平 |
FW | 19 | 趙 東建 |
FW | 40 | 小野 裕二 |
DATA
○入場者数/11,235人
○天候/晴、弱風 ○気温/13.3℃ ○湿度/27%
○ピッチ/全面良芝、水含み ○時間/90分
○主審/岡部拓人 ○副審/和角敏之 馬場規
COACH INTERVIEW監督記者会見
お疲れさまでした。リーグ戦でずっと勝てない日が続いていて、その中でも今日はまた10,000人を越える大勢のベガルタのサポーターに集まっていただきました。本当に、ありがとうございます。普段とは違う形で試合のホイッスルから多くのコールをしてくれて、間違いなく彼らのそういう意志とか意欲、エネルギーというものが我々にびしびしと伝わってきました。それがあったからこそ、序盤からエンジン全開で戦うことができましたし、最終的に勝点3を取ることができたのかなと思います。本当に、ありがとうございます。
試合の中身は多分、これからいろいろと質問をされると思うので、我々に年度が変わって、仙台の桜もようやく開花して、新しい元号も発表されてというところで、まさに再出発というものを今日、切ることができると思っています。この一勝というものを、この先に無駄にすることなく、またこれに満足することなく、またしっかりといい準備をして、次のゲームの勝点3につなげていきたいと思います。
■スタートの時点で、前節からかたちをかえて、3-5-2を採用した意図を教えてください。
今、我々が抱えている攻撃の時のバランス、それからそれに伴うリスクマネジメント、そこを考えて一週間準備をしてきました。あとは実際に、その3-1-4-2の立ち位置に並ぶ選手たちの特徴、そういったものもいろいろ考慮してやってきました。
今シーズンは多く選手も入れ替わって、前線に豊富なタレントがいる中でスタートして、その中で第一に考えたのは、やはりその豊富なタレントのパワーを生かそうというところでの3-4-3の立ち位置で、それでコンビネーション、あるいはシンプルにゴールに襲いかかるということを表現したかったのですけれども、なかなかその3枚にいいボールを供給できなかった状態が続いていて、言うなれば最前線の5枚が置き去りにされる場合が多かったのです。
それを考えたときには、まずそこの枚数を減らして、中盤で厚みをもたらして、攻守において少し低い位置でいいから一度、主導権を握りたいというところの狙いがありました。
基本的な考え方は、自分たちがしっかりといい立ち位置を取るというところは変わらないので、あまりシステムに翻弄させたくはないのですけれども、でも今日は攻守において、その立ち位置での狙いというものは数多く出せたのではないかと思います。
■キャプテンの大岩選手を先発メンバーから外して、常田選手を3バックの真ん中で起用というのは大きな決断だったと思いますが、結果的には無失点だったということでその評価と、その後に大岩選手は3バックの右でいいプレーをしていましたがそこはいかがでしたか。
あまり個人の評価をここでは言いたくないのですが、まず常田を起用した一番の理由は、ロングフィード、それで相手を大きく揺さぶって、相手の中盤と最前線の2枚、合わせて6枚を一気にひっくり返すことができるので、それを期待して入れました。
(大岩)一貴は今年初めて一人のキャプテンになって、ものすごく大きな責任を彼も感じていて、自分のパフォーマンスだけでなくいろいろなものを背負い込ませてしまったかなと、そこは少し荷物を下ろす作業を僕がしてあげないと、一貴自身もパフォーマンスが上がってこないし、それ即ちチームのパフォーマンスも上がってこないので、今回は一貴と常田を代えて、今日のゲームに臨ませました。
■兵藤選手と吉尾選手がインサイドハーフに入って、攻守のいろいろなところに顔を出して効いていましたが、監督の評価はいかがでしたか。
あまり個人の評価はしたくないのですけど、いい働きをしてくれたと思います。間で受けること、鳥栖さんのボランチがいつどこにどうやって食いつくかで、彼ら2人が必ず空くという作業を今週の一週間でしっかりトレーニングしてきたので、そういう意味ではしっかりと相手を見て、相手の嫌なところでボールを引き出して、その先にはまた供給することをやってくれたと思います。
守備の部分でも、三枚で横の68メートルをスライドするとなるとそうとうしんどいのですけれども、中の選手とコミュニケーションを取りながら、実際にどうだという話をして続けていった先に、三枚でもスライドしきれると言ってくれたので、そういう守備の部分でも非常に献身的に、タフに走り切ってくれたと思います。
■立ち上がりからかなりみんな泥臭くボールを追って、球際でも激しくいくところが見られました。何試合か前に監督は「眠っていたような前半」というコメントを残したときがありましたが、それに比べて劇的に変わった要因はどこにあると考えますか。
おそらく今におっしゃったのは(明治安田J1第4節・)湘南戦の前半のことだと思います。湘南戦の前半に関して言えば、やろうとすることをやらなかったので、やはりそれはノーだと。ハーフタイムでもそうとう厳しく言いました。それでも実際にやろうとすることをやれば、湘南戦の後半だってあれくらい押しこめるし、まず自分たちが当たり前にやれることをやるかやらないか、そこがすごく大事です。
でも実際に、自分たちがやらなかったのは、多分その前半だけで、ほかのゲームはやろうとしているけれども、やはりサッカーは相手があることなので、思い通りにいかないこともあるし、では思い通りにいかないところでどうやって我慢できるかというところの精神的な部分と、勿論戦術的な部分と、いろいろな部分でここまでは合致しない試合が多かった、ということだと思います。
今日のゲームに関して言えば、勿論ここまで勝てていない危機感は間違いなくありました。実際に、今週1週間、みなさんには申し訳ないけれども非公開にさせてもらってトレーニングをする中で、うまくいったものもあるしうまくいかなかったものもあるし、でも選手の中から自発的に何かを変えなければいけない、変えてやろうという意志や意欲は伝わってきたので、勿論そういうメンタリティの部分で、今日はああやって頭から襲いかかれたというのも当然あります。
でも、精神論だけで90分走れといっても無理なので、その立ち位置を変えて、攻守において少し距離感を修正したものも、効果としてはあったと思うので、これからも何か一つに結論を結びつけることなく、しっかりと多角的にいろいろなものを判断して、ゲームを進めていければと思います。