天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 第2回戦 FC大阪 2019年07月03日 (水) 19:00 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
1 前半 1
3 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 22 | 川浪 吾郎 |
DF | 27 | 大岩 一貴 |
DF | 33 | 常田 克人 |
DF | 31 | 照山 颯人 |
MF | 17 | 富田 晋伍 |
MF | 10 | 梁 勇基 |
MF | 3 | 飯尾 竜太朗 |
MF | 14 | 石原 崇兆 |
FW | 15 | 吉尾 海夏 |
FW | 6 | 兵藤 慎剛 |
FW | 9 | ハモン ロペス |
控え
GK | 1 | シュミット ダニエル |
DF | 4 | 蜂須賀 孝治 |
DF | 39 | 金 正也 |
MF | 5 | 椎橋 慧也 |
MF | 30 | 田中 渉 |
FW | 11 | 石原 直樹 |
FW | 38 | 長沢 駿 |
スターティングメンバー
GK | 1 | 永井 文也 |
DF | 22 | 前田 悠斗 |
DF | 28 | 橋本 侑紀 |
DF | 5 | 池永 航 |
DF | 6 | 舘野 俊祐 |
MF | 20 | 四ヶ浦 寛康 |
MF | 14 | 須ノ又 諭 |
MF | 35 | 吉森 海斗 |
MF | 21 | 久保田 駿斗 |
FW | 7 | 木匠 貴大 |
FW | 18 | 横野 純貴 |
控え
GK | 31 | 李 在根 |
DF | 3 | 端 駿介 |
MF | 10 | 水野 匠弥 |
MF | 25 | 町田 蘭次郎 |
FW | 9 | 塚田 卓 |
FW | 11 | 川西 誠 |
FW | 15 | 久保 賢悟 |
DATA
○入場者数/2,617人
○天候/晴、無風 ○気温/22.6℃ ○湿度/75%
○ピッチ/全面良芝、水含み ○時間/90分
○主審/村上 伸次 ○副審/大塚 晴弘、竹田 和雄
COACH INTERVIEW監督記者会見
お疲れさまでした。平日のナイトゲームで、おそらく今はホームでずっと勝ち続けているという我々への期待を携えてサポーターが集まってくれたと思います。そのサポーターに、勝利という結果をしっかりと届けることができて、非常に嬉しく思っています。
内容に関して言えば、修正しなければいけないものが山ほどあるのですけれども、この天皇杯で我々に課せられているものは、とにかく勝利をして次のラウンドに進むと、ただそれだけなので、そのミッションをしっかりと選手が達成してくれたと思います。
■ハモン ロペス選手と、途中から吉尾海夏選手に代わって入った兵藤慎剛選手との2トップの評価を教えてください。
やはり、ホワイトボードにも「海夏とハモンの4-4-2だよ」というようなことがわかるようにメンバー発表の時に名前を書きましたし、あまり2人が縦関係になりすぎることがないように、というような思いで出したのですけれども、前線のところにボールがどれくらい入ったかというと、やはりいいかたちでは入らなかったと思います。でもそれは、前線の問題ではなくて、中盤と最終ラインから、要は配球する側の問題があったからだと思います。そこは、ハーフタイムで修正して、サイドハーフの立ち位置を変えて、そこからはハモンが入ったところにヒョウが潜っていったり、あるいは中間ポジションにヒョウで受けたりというところで、ようやく2人の関係性で相手を押しこんだり、背中を取ったりということができたのかなと思います。
それを前半のうちにもう少しやることができれば、おそらくハモンももうちょっとのびのびとプレーさせられることができたのかと思いますけれども、もっと強烈にFWの相方がいてハモンと2トップというかたちにしてあげた方がおそらくハモンはもっとやれると思いますし、ちょっと1トップ気味になっているということに関して言うと、彼にはハードな仕事をやらせてしまっているな、ということは、変わらずに思っています。
それでも、点を取って気持ちが良くなるのがストライカーなので、そういうものに関して言えば、いい結果が出たのかなと思います。
■負傷交代した吉尾選手の状況と、前半終了間際に追いつかれてのハーフタイムでメンタル的にどういうことを施して選手を送り出したかを教えてください。
海夏は、筋肉系のけがです。今はドクターにチェックしてもらっているので、どれくらいの損傷があるのかはまたしっかりと調べてみないとわかりません。
ハーフタイムで話をしたのは、「まず、しっかりとやろうとしているよね」というところは伝えました。もしかして、見ている人からしたら「何をやっているんだよ」と思うかもしれませんけれども、ゲーム前から、彼らがこのゲームに対してしっかり意気込みを持ってやろう、ゲームに入ろうというものはロッカールームでも、あるいはその前の過ごし方でも見えていたので、そこは「やれているよ」と、背中を押してあげました。
ただし、構造的な問題と、普段やり慣れていないメンバーとの関係性というものが明らかに見えていたので、そこはハーフタイムで、先程も申し上げたようにサイドハーフの立ち位置を修正して、というようなところで、背中を押しました。
もしかしたら、見ている人からすると、「ナベさん、またハーフタイムで雷を落としたんじゃないの」とか思われるかもしれませんけれども、決してそんなことはなくて、やろうとしている彼らの姿勢はしっかりと尊重して、修正ポイントを明確にして送り出したというハーフタイムでした。
■対戦にあたり、FC大阪というチームをどうとらえていたか、あるいは警戒していた選手を教えてください。
JFLの映像をいくつか手に入れることができて、その中で分析はしました。4-4-2のかたちから、脅威になるのは最前線の横野(純貴)選手に入ったところから7番の木匠(貴大)選手が飛び出したところだとか、今日は途中から出た川西(誠)選手が飛び出したところは、やはり我々にとってはやられたくないポイントで、そこは十二分に注意するようにトレーニングでも落としこみましたし、実際にちょっとヒヤッとする場面はちょっとありました。
そうは言っても、実際に我々がFC大阪さんとやるにあたって「もしかしたらFC大阪さんがいろいろな手を施してくるかもしれないよ」という話を選手にはしていたので、4-4-2の通りに来るかもしれないし、3バックにしてくるかもしれないし、そういうところはしっかりと入りから見ましょうという話はしました。そうは言っても、我々が仕入れる情報は本当に少なかったので、どちらかというと、対戦相手に矢印を向けるよりは、自分たち自身に矢印を向けて、相手がどういう状況であっても、自分たちがやるべきことは何なのというところで、この短い三日間で準備してきたつもりではいます。
それでもやはり、FC大阪さんがかさにかかって前に出てくるようなところの迫力はありましたから、そういうものは我々が警戒していた以上のものがもしかしたらあったのかとは思います。