2019JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ Bグループ 第4節 サガン鳥栖 2019年04月24日 (水) 19:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
0 前半 1
1 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 21 | 関 憲太郎 |
DF | 13 | 平岡 康裕 |
DF | 27 | 大岩 一貴 |
DF | 31 | 照山 颯人 |
MF | 23 | シマオ マテ |
MF | 5 | 椎橋 慧也 |
MF | 18 | 道渕 諒平 |
MF | 2 | 永戸 勝也 |
FW | 20 | 阿部 拓馬 |
FW | 7 | 関口 訓充 |
FW | 38 | 長沢 駿 |
控え
GK | 22 | 川浪 吾郎 |
MF | 3 | 飯尾 竜太朗 |
MF | 10 | 梁 勇基 |
MF | 14 | 石原 崇兆 |
MF | 17 | 富田 晋伍 |
MF | 30 | 田中 渉 |
FW | 11 | 石原 直樹 |
スターティングメンバー
GK | 18 | 高丘 陽平 |
DF | 22 | 原 輝綺 |
DF | 3 | 高橋 祐治 |
DF | 35 | 藤田 優人 |
DF | 2 | 三丸 拡 |
MF | 14 | 高橋 義希 |
MF | 36 | 高橋 秀人 |
MF | 4 | 原川 力 |
MF | 7 | イサック クエンカ |
MF | 25 | 安 庸佑 |
FW | 19 | 趙 東建 |
控え
GK | 1 | 大久保 択生 |
DF | 5 | ニノ ガロヴィッチ |
MF | 16 | 島屋 八徳 |
MF | 30 | 樋口 雄太 |
MF | 41 | 松岡 大起 |
FW | 11 | 豊田 陽平 |
FW | 32 | ビクトル イバルボ |
DATA
○入場者数/6,630人
○天候/曇一時雨、弱風 ○気温/17.7℃ ○湿度/69%
○ピッチ/全面良芝、水含み ○時間/90分
○主審/荒木友輔 ○副審/平間亮 鈴木規志
COACH INTERVIEW監督記者会見
お疲れさまでした。平日のナイトゲームで、(JリーグYBC)ルヴァンカップのグループステージのホームゲームは今日が最後になるのですけれども、また今日も6,000人を越える大勢のサポーターに集まっていただきました。本当に、ありがとうございます。
願わくば、しっかりと勝点3を取ってグループステージ突破を決めたかったのですけれども、非常に難しいゲームの中で、後半にしっかりと追いつけた、あるいは勝ち越すチャンスも作れた、そういう中で、いろいろな局面が変わるゲームを、しっかりと勝点1でもものにできたのは、プラスにとらえたいと思います。
それにプラス、勝点1があったからこそグループステージ突破も決めることができましたし、(明治安田J1)リーグ戦で苦しんでいるぶん、このルヴァン(カップ)の、早々のグループステージ突破というものを勢いに変えて、次のリーグ戦に臨んでいきたいと思います。
■突破がかかった試合で4-4-2への大胆なシステム変更をした理由と、相手も3-5-2へシステムを変えてきたことへの対応の感触を教えてください。
試合が終わって、カレーラス監督に拙い英語で「システムを変えてきたね」と話をしたら、「お前もだろう」と言われて、お互いにだまし合いのようなところがあったのですけれども、まずは今日のゲームを迎えるにあたって、(J1第8節)アウェイの鹿島戦から、準備期間が3日間しかありませんでした。そのうち1日は休養を与えたので、実質2日ですよね。ただしその中で、鹿島のゲームが終わった後に、沢山ゲームを見直して、まずは今、自分たちが間違いなく、ものすごくやれているというポイントがあって、それはちょっと今はすみません、具体的には言いたくないのですけれども、今の我々が非常にポジティブな点があるものを、これからのゲームで結果につなげるためには、ちょっと手を施さなければいけないというような決断に、鹿島戦の後からの1日で、私の中では至りました。
そういうものがあったので、選手には「決してこれはネガティブにはとらえないでくれ。自分たちの一番やれているものを、より効果的に発揮するためには、今日のような形に変えて臨んだ方がいい」と伝えました。キャプテンと副キャプテンに最初は伝えたら、非常に彼らも前向きに受け取ってくれたので、短い準備でしたけれども、今日のゲームで思い切ってぶつけようと思いました。
細かいところを言うと、また対策を練られるのが嫌なので、すみません、今は具体的にどうというところはちょっとここでは申し上げることはできません。でもそういう、今の我々が一番やれることをより効果的に発揮するためのシステム変更というところで、ご理解いただければと思います。
■長沢選手が(グループステージで)3戦連続ゴールでした。今日の彼の働きぶりをどう見ていますか。
彼がベガルタに来て、キャンプから3-4-3のシステムに対して順応しようとする姿勢には素晴らしいものがあって、彼なりにいろいろなものを考えて工夫して取り組んでくれました。このタイミングで4-4-2に変えたというところで、彼にも「ここまで頑張ってくれたけれども、申し訳ない」とは伝えたのですけれども、「2トップは4-4-2でやり慣れているので、大丈夫です」と、心強い言葉を逆にくれて、その中で彼が今日のゲームに臨んだのですけれども、まずはスコアというものは、非常に素晴らしいと思います。ゴール前の嗅覚というのでしょうか、さすがストライカーというところではないでしょうか。
あとは、前線からのチェイシングというのも彼のストロングのひとつだと思いますので、それを90分惜しみなくやり続けたというところも、素晴らしかったです。
願わくば、もう少しこう、アバウトなボールでも彼のところでおさまるようになると、我々が相手陣内に進入できる回数が増えるので、そういうところはもう少し要求していければと思いますけれども、チームが前半に苦しんだ中で、後半の頭にしっかり追いつくことができた。非常に、全体が勇気を持てるゴールだったと思います。素晴らしかったと思います。
■椎橋選手が今日は復帰戦でした。彼の今日のパフォーマンスについてと、交代した理由を教えてください。
もっとやれる選手だと思います。イージーなミスも多かったですし、彼のところ、ボランチで、椎橋に限らずシマオ(マテ)のところでもっと引き出して展開できれば、前半のああいうボールロストのところからの失点もなかったはずですし、前半のうちにもっと相手陣内に押しこむことができたのではないかと思います。
そういう意味では、やはりまだまだ試合勘が戻っていないということは確認できました。ただし、それでも彼の幅広い活動量というものは、限られた時間のなかでもやり抜くことができたと思うので、その点はポジティブにとらえています。
最初からあの時間(の交代)と決めていたわけではないのですけれども、90分やり抜くことはちょっと怖かったので、あの時間で、私の方で判断して交代をさせました。
■立ち上がりから相手の裏を狙う意図は見えましたが、結果的にはCKの数は相手が多く、仙台は34分頃にようやく一本を得られた感じでした。システム変更をしての前半の内容での手応えはどのように感じていますか。
前半は、手応えは全くないですよ。それの一番の理由は何かというと、鳥栖さんもシステムを変えてきたからです。それが一番だと思います。我々が今日、4-4-2を選択して臨もう、といった先のところには、鳥栖さんが、前線の組み替えは沢山やってきているのですが、基本的にここまで4バックでやってきているチームだったので、それに対する準備をしてきた。そして蓋を開けてみれば、3バックでした。そういうところでの、お互い様だと思いますけれども、ミスマッチの部分で利益を得たのは、間違いなく鳥栖さんの方だと思っています。
ただし、前半の中でも、「相手がこうだからこうやってやろうよ」というのは選手に伝えたのですけれども、なかなかそこは浸透しきらずに、後手を踏んでしまったというのは間違いなくあるので、それはもう、私の方でしっかり明確に、落としこんでいれば良かったと思います。
でも、2日の準備で、パッと蓋を開けてみれば全く違うものが目の前に広がっていて、ではどうするといったところから後半にしっかりあれだけやれたということの方が、私は今日のゲームでは大事だと思っていて、90分やるのがサッカーですから。前半は本当に苦労しましたよ。本当に大変だったと思います。選手も「どうする、どうする」というところがあったと思います。ベンチでも、「これもやれる、あれもやれる、でも今は最適なものはどれなのか」ということをいろいろ考えて、ハーフタイムで「実際に今、こういうことが起きている。こうやって、やってやろう。それでチャレンジしてこい」と送り出したら、後半にあれだけやれるわけですから、前半の不具合は反省しなければいけませんが、90分トータルで考えれば、素晴らしい対応力を見せてくれたと思います。
もちろんそれが、CKの数につながっている部分もあるとは思いますけれども、実際に鳥栖さんのCKの数が多いというのは、連続だと思うのです。我々のCKの守備のオーガナイズを組んでいる以上、カウンターで一気に出ていくときは、GKがキャッチしてリリースしないと出ていけないので、2本、3本とCKが続いてしまうのは、最初から致し方ないと思います。それでも何かクリーンヒットしてやられたというのは、前回の鹿島戦の反省を踏まえて、選手も集中してやってくれたと思うので、そこに関しては特に神経質になる必要はないと思っています。