2019明治安田生命J1

2019明治安田生命J1 第26節 北海道コンサドーレ札幌 2019年09月14日 (土) 14:03 キックオフ 札幌厚別公園競技場

試合終了
HOME 北海道コンサドーレ札幌
1 - 3

0 前半 1

1 後半 2

AWAY ベガルタ仙台

監督記者会見 

MATCH PROGRESS

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
5分[警告] 18 道渕 諒平
32分[得点] 8 松下 佳貴
26 早坂 良太 → 8 深井 一希 46*分[交代]
27 荒野 拓馬 50分[得点]
53分[得点] 23 シマオ マテ
19 白井 康介 → 11 アンデルソン ロペス 67分[交代]
67分[交代] 7 関口 訓充 → 14 石原 崇兆
72分[交代] 18 道渕 諒平 → 6 兵藤 慎剛
78分[交代] 38 長沢 駿 → 19 ジャーメイン 良
27 荒野 拓馬 → 4 菅 大輝 80分[交代]
85分[得点] 9 ハモン ロペス
9 鈴木 武蔵 90+2分[警告]
48 ジェイ 90+3分[警告]

MEMBERS

スターティングメンバー
GK25ク ソンユン
DF26早坂 良太
DF20キム ミンテ
DF5福森 晃斗
MF7ルーカス フェルナンデス
MF27荒野 拓馬
MF10宮澤 裕樹
MF19白井 康介
MF9鈴木 武蔵
MF18チャナティップ
FW48ジェイ
控え
GK1菅野 孝憲
DF2石川 直樹
MF8深井 一希
MF23中野 嘉大
FW4菅 大輝
FW11アンデルソン ロペス
FW13岩崎 悠人
スターティングメンバー
GK24ヤクブ スウォビィク
DF4蜂須賀 孝治
DF23シマオ マテ
DF13平岡 康裕
DF2永戸 勝也
MF17富田 晋伍
MF8松下 佳貴
MF18道渕 諒平
MF7関口 訓充
FW9ハモン ロペス
FW38長沢 駿
控え
GK21関 憲太郎
DF39金 正也
MF5椎橋 慧也
MF6兵藤 慎剛
MF14石原 崇兆
FW11石原 直樹
FW19ジャーメイン 良

DATA

後半前半札幌 仙台前半後半
325シュート1284
527CK642
9615FK22913
325オフサイド413
000PK000

○入場者数/11,254人
○天候/晴、弱風 ○気温/23.8℃ ○湿度/47%
○ピッチ/全面良芝、乾燥 ○時間/90分
○主審/井上知大 ○副審/越智新次 西村幹也

COACH INTERVIEW監督記者会見

 お疲れさまでした。厚別のスタジアムに入ってちょっと外を見たときに、我々のサポーターがスタジアムに誰ひとりいなかったので、「あれ、もしかしたらもう応援をしてくれないのかな」とちょっと心配したのですけれども、時間が経ったらアウェイのサポーター席をたくさん埋めてくれて、また90分間ずっと素晴らしい声援を送ってくれたことに、心から感謝をしたいと思います。
久々にリーグ戦で勝つことができて、ようやくサポーターが試合終了後によろこんでAURAを歌ってくれることを非常にうれしく思いますし、今まで待たせてしまって申し訳なかったと思っています。
我々はここからまた、3日準備をして、天皇杯があるので、1番上の北海道から今度は長崎まで飛ばなければいけないのですけれども、また3日間でいい準備をして天皇杯も勝ち進めるように、今日の勢いを持ってしっかり戦えるように、やっていきたいと思います。

CKでデザインされたプレーは、狙いどおりでしょうか。また、キャプテンマークを巻いたシマオ マテ選手が攻守に素晴らしい活躍を見せましたが、彼にゲームキャプテンを託した理由を教えてください。

 まずひとつめ、CKに関してですが、あまりべらべらと喋ると非公開でトレーニングをしてきた意味がなくなってしまうので、ちょっとざっくりと答えさせてください。
まず、間違いなく狙いというものがあって、コーチ陣がリスタートに関しては本当に毎日目を真っ赤にして映像を見ながら、相手の弱点、あるいはストロング(長所)というものを探し出してくれています。それを、我々がいかにして突いていくか、あるいはそのストロングを出させないのかというものをトレーニングする中で、まずは(永戸)勝也のボールが、シーズンを、日を追うごとに鋭さを増しているので、あとは中(の選手)が、自分のマークを外し、その狙いを共有しさえすれば、得点ができるというところだと思います。
それをまた、こうやって実際にゴールに結びつけさえできれば、成功体験としてまた次もやってやろうということができるので、リスタートのアタックに関して言えば、いい循環ができているのかなと思っています。
ふたつめのシマオ(マテ)についてですけれども、まず、キャプテンマークを任せたのは、シュミット・ダニエルが副キャプテンだったのですが、彼が海外に行ってしまいました。その後に、キャプテンの大岩、副キャプテンである蜂須賀の2名に相談をして、1名増員をしたいけれどもどうだ、というところで、私の方からシマオを彼ら2人に推薦して、彼らも承知してくれたので、副キャプテンには既になっていました。
そこで、ここ数試合の流れを見るなどして、ハチ(蜂須賀)も、キャプテンらしくいろいろ振る舞ってくれたのですけれども、もう1回ハチらしさというものを、キャプテンマークを取ってあげて、少し荷物を下ろしてあげて、のびのびやらせてあげたいなという思いもあったので、今日はシマオをキャプテンにしました。パフォーマンスに関しては、いつも通りすばらしいプレーをしてくれたと思います。

■すばらしいパフォーマンスでしたが、札幌の攻撃に対して、1番重きを置いたところはどこですか。

 今年はもう多分対戦がないと思うので多少は話していいとは思うのですけれども、基本的には1トップ2シャドーのチームというものは、シャドーへのパスルートを遮断することが肝だと思っています。我々も数年間3-4-3やってきて、そこが攻撃の肝だと考えていたので、裏を返せばそれを遮断したい。ではそれをどうやって遮断しましょうかという狙いとしては、詳しくは言えないのですけれども、多少前期にユアスタでやったとき(J117節)とは変えました。それによってうまくいった部分と、ちょっと不具合が生じた前半の立ち上がりがあったので、そこはハーフタイムでより具体的に整理をしました。
その後に、札幌さんが2トップ2シャドーにしたので、そこでも何とか同じようなかたちでと思ってはいたのですけれども、時間の経過とともに我々もアンカーを1人置いて、そこでまず数的優位を作りながら、2シャドーへのルートをまた遮断するというようにシフトしていきました。
選手がしっかりと狙いを理解して、スムースにプレーしてくれたからこそ、1失点はちょっとスーパーゴールでしたけれども、大方崩れることなくやれたかなと思っています。

■前回対戦では相手のクロスから失点し、今回は特にアンデルソン ロペス選手が入ってきたあたりからクロスやサイドチェンジが増えましたが、それも前回対戦を踏まえて重点的に対策をとってきたのでしょうか。

 まず、前回に失点したかたちとか、前回に我々の4バックの間、要はレーンを取られてインスイングのクロスというか、長いスルーパスというか、そういうものを通されたふたつは、札幌戦の後にすぐ修正をかけて、次のゲームに向けての準備をしました。
それはなぜかというと、我々が札幌とやった後に浦和さんとのゲームがあったので、同じような狙いでくるでしょう、というところで、クロスに対してマークを明確にしなければいけないと。ではクロスではなくて長いスルーパスであれば、やはりチャレンジとカバーが存在しなければいけない。そういうところを割とクリアにしてやってきたつもりです。
その、先程の話の流れと一緒で、ブロックを組んでいるときにシャドーのルートを遮断したいといったところで、そのまま遮断をしたものの外に振られれば、同じようなかたちでおそらくクロス対応には推移できていたと思うので、そこは重点的にというより、前回(対戦)の反省と、そこからすぐに修正をかけた点と、今回ブロックを組んだときの我々の狙いというものは、いろいろなものが合致したからこそだったのかなと思います。
ちょっと、大外に振られて折り返されて、というところで何回か後半の終盤で肝を冷やしたものはあったのですけれども、うまくオフサイドにかけるようなものはできたと思うので、大方手堅く守れたかな、と思っています。

■カウンターの局面でハモン ロペス選手が割と左に流れてキム ミンテ選手を引っ張り出す、あるいは早坂選手と勝負する局面が多かったのですが、それは個人としての判断でしょうか。それとも、チームとしての狙いだったのでしょうか。

 まずは、我々がボールを奪った先に、最前線が必ず2211になると。それをシンプルに使っていきましょう、というようなところはずっとトレーニングをしてきています。それが無理だとしたら、逆のサイドハーフが相手の3バックとウイングバックとの間で必ず飛び出すスペースがあるので、そこを突いていきましょう、というようなところです。
最初の動き出しのアクションで、おそらくハモン( ロペス)は右に流れるのが好きなのですけれども、ゲームによっては、「基本的に左へ流れてくれ」というオーダーもしています。今回に関しては、特に強調はしていなかったのですけれども、「なるべく中央からシンプルにサイドへ流れてくれ」というようなところで、おそらく最初の立ち位置で長沢とハモンのところが特に前半は、守備でハモンが左にいることが多かったと思います。となれば、自然とそのまま、我々の左サイドにハモンが流れていって、(キム )ミンテと勝負をしたり、早坂選手の裏をとったりというシーンが多くなったと思います。
チーム全体の狙いと、彼がしっかり判断してくれたところと、両方あると思います。