2019明治安田生命J1 第21節 ジュビロ磐田 2019年08月03日 (土) 19:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
2 前半 1
0 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 24 | ヤクブ スウォビィク |
DF | 4 | 蜂須賀 孝治 |
DF | 23 | シマオ マテ |
DF | 13 | 平岡 康裕 |
DF | 2 | 永戸 勝也 |
MF | 17 | 富田 晋伍 |
MF | 8 | 松下 佳貴 |
MF | 18 | 道渕 諒平 |
MF | 7 | 関口 訓充 |
FW | 11 | 石原 直樹 |
FW | 9 | ハモン ロペス |
控え
GK | 22 | 川浪 吾郎 |
DF | 39 | 金 正也 |
MF | 5 | 椎橋 慧也 |
MF | 6 | 兵藤 慎剛 |
MF | 10 | 梁 勇基 |
FW | 29 | ジオゴ アコスタ |
FW | 38 | 長沢 駿 |
スターティングメンバー
GK | 21 | カミンスキー |
DF | 3 | 大井 健太郎 |
DF | 4 | 新里 亮 |
DF | 29 | 秋山 陽介 |
DF | 41 | 高橋 祥平 |
MF | 2 | 今野 泰幸 |
MF | 14 | 松本 昌也 |
MF | 19 | 山田 大記 |
MF | 23 | 山本 康裕 |
MF | 30 | 上原 力也 |
FW | 39 | ルキアン |
控え
GK | 36 | 三浦 龍輝 |
DF | 25 | 大南 拓磨 |
MF | 7 | 田口 泰士 |
MF | 15 | アダイウトン |
MF | 17 | 森谷 賢太郎 |
FW | 22 | 大久保 嘉人 |
FW | 32 | 中山 仁斗 |
DATA
○入場者数/15,084人
○天候/晴、無風 ○気温/30.4℃ ○湿度/57%
○ピッチ/全面良芝、乾燥 ○時間/90分
○主審/高山啓義 ○副審/西橋勲 赤阪修
COACH INTERVIEW監督記者会見
お疲れさまでした。今週は、本当に仙台とは思えないような暑さが続いていて、今日も日中の暑さがまだ残る蒸し暑い土曜の夜だったのですけれども、また大勢のサポーターに集まっていただきまして、本当にありがとうございます。
前回のホームで、鹿島に悔しい負けを喫したのですけれども、そこからまたすぐに我々が勝利できる場所なんだ、ということを示すことができたのは非常によろばしいことですし、それでまたサポーターがよろこぶ姿を見ることができて、私もうれしく思っています。
また、今日は、もう20年近くキャンプでお世話になっている延岡の子供たちが仙台に来てくれました。彼らにもまた、勝利というものを見せることができて、非常に良かったかなと思っています。
ゲームの中身に関して言うと、2点を取って、あわよくば3点目も取れたんじゃないかというようなところまでの約20分くらいは、もうパーフェクト。ただし、そのあとに自分たちがゲームをしっかりコントロールしようというところで、選手もしっかりと判断して、それを実行したのですけれども、少し矢印が前に向かなさすぎた。攻撃も守備も。そこから少し押しこまれてFKを与えて失点してしまったというところが、ちょっともったいない前半の45分だったかなと思います。
後半は、少し守備でも1回前から行けるところ、あるいは相手陣内でしっかりとボールを動かすところ、表現できた時間帯もあったのですけれども、もう少しそこもクオリティーを高めて、我々が3点目を先に取る、あるいは相手陣内でプレーする時間を増やすというものが、もっと高まってくれば、最後あのようにバタバタするゲーム展開ではなかったのかな、と思っています。
ただし、最後、アディショナルタイムも入れれば残り15分に、理屈抜きで守り切ったというものもまた、ひとつのパーフェクトだと思うので、そういったものをやれたこと、やれなかったことをしっかりとまた精査して、次節以降に向かっていければと思います。
■前半の2点はどちらもカウンターからでしたが、カウンターだけで2点を畳みかけるのはこれまでなかなか見られなかったのではないでしょうか。カウンターの意思統一が進んでいる手応えはありますか。
奪ってまず優先順位としてどこなの、それができなかったときにはどこなの、という整理は、概ねできていたとは思うのですけれども、おそらく今までそれが表現できなかったのはなぜかというと、ひとつふたつつなげれば我々がああやって出ていけるというところのミスが生じていたことが、今まではたくさんあったと思います。
ただし、今日のゲームに関して言うと、我々の守備の狙いと、奪った先にいつどこで誰が出ていくというところの狙いは、完全にジュビロさんの立ち位置を利用したものだったので、思い返せば、我々が3バックをやっていたときによくやられていたかたちです。それをしっかりと自分たちも整理してやれていたと思うので、必然だったと思います。
もちろん、これが結果として表れたのは初めてかもしれませんけれども、ゴールにならなくてもあのようなかたちで襲いかかるシーンはこれまでにも出せていたと思うので、しっかりと意図的に我々が奪って出ていくというところは表現できて、なおかつゴールに直結した、素晴らしい20数分だったと思います。
■カウンターが決まった中で、道渕選手の推進力が発揮できていたと思いますが、今日の道渕選手の働きについてはどう思いますか。
あれをやってくれないと、彼ではないので、あそこに置く意味がないですし、もちろん素晴らしい上下動なのですけれども、彼がしっかりとそのストロングを発揮してくれた、その仕事をやってくれたというところだと思います。
それが最終的に今日はゴールというかたちにつながったので、また彼の成功体験のひとつになると思いますし、そこに出ていってしっかりと脚を振れば、相手に当たったと思うのですけれども、やはりゴールできるよね、というところは自信にしていいと思います。
願わくば、後半のヘディングシュートも、またもうひとつしとめてくれれば、もっともっと我々のゲームに近づいた残りの時間帯だったと思うので、そこは欲張って、また質を高める作業を彼自身も進めてくれればと思います。
■長沢選手を投入したのは、どちらかというとファーストディフェンスに行けるようにした意図のためでしょうか。
両方です。もちろん、守備の部分であまりにも相手の3バックが自由に持っている時間が長かったので、相手のアンカー、あるいはボランチの選手を消したところから、FWがもう一回圧力をかけたい、というのが狙いのひとつ。
それから、奪った先にスペースに流れるハモン(ロペス)と、真ん中でクロス待ちできる選手ということを考えた時に、ナオ(石原直樹)も起点になって沢山動いてくれたのですけれども、どうしてもクロスに対して入りきるパワーが落ちてきた。逆に言うと、我々が出ていった先にハチ(蜂須賀)なりミチ(道渕)なり(永戸)勝也なりセキ(関口)なり、彼らからクロスを供給できる本数もあの時間帯は増えていたので、そういったところで(長沢)駿とハモンが中に入れば、相手の脅威になるだろうといったところ、攻守両方の期待をかけて、彼を投入しました。
■選手の矢印が前に向かなかった要因は。
単純に、食いついた背中に走らない。それだけです。
あとは、食いつかせるためのパスがちょっと遅れたり、ちょっとずれたり、そういうものが出始めた時間帯がおそらく20分過ぎてからの、今言ったように矢印が後ろに向いた大きな原因だと思います。
そもそもの立ち位置はそれまでとなんら変わらなくて、やはりそこにいれば相手の誰が食いついて、背中を取れる作業というものをそこまでもやっていた。その先もやらなければいけなかった。でも全体で2-0で、マイボールの時間を増やしましょう、ゲームをコントロールしましょうといったところで、まずはちょっと精神的な隙が出たのがあったと思います。それが、ボールを横に動かすテンポが遅れたり、ファーストタッチがずれたりした。それによって、本来食いついた背中を取れるはずが、ちょっと逆に相手の圧力に変わってしまった、逆に自分たちがいい状態なのに、空いているスペースに走らなくなった、ただそれだけだと思います。