第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準々決勝 ジュビロ磐田
第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準々決勝 ジュビロ磐田
2018年10月24日(水)19:03 キックオフ ヤマハスタジアム(磐田)
入場者数 | 4,068人 | 天候 | 晴、無風 | 気温 | 22.5℃ |
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湿度 | 50% | ピッチ | 全面良芝、水含み | 時間 | 90分 延長30分 PK戦 |
主審 | 岡部 拓人 | 副審 | 聳城 巧/岡野 宇広 |
ジュビロ磐田 | 1 | 1 前半 0 0 後半 1 0 延前 0 0 延後 0 3 PK 4 |
1 | ベガルタ仙台 |
ポジション | 番号 | 選手 | 選手 | 番号 | ポジション | |
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GK | 36 | 三浦 龍輝 | 先発 | シュミット ダニエル | 1 | GK |
DF | 24 | 小川 大貴 | 平岡 康裕 | 13 | DF | |
DF | 25 | 大南 拓磨 | 大岩 一貴 | 27 | DF | |
DF | 33 | 藤田 義明 | 板倉 滉 | 6 | DF | |
DF | 35 | 森下 俊 | 富田 晋伍 | 17 | MF | |
MF | 9 | 太田 吉彰 | 矢島 慎也 | 15 | MF | |
MF | 13 | 宮崎 智彦 | 蜂須賀 孝治 | 4 | MF | |
MF | 14 | 松本 昌也 | 中野 嘉大 | 23 | MF | |
MF | 23 | 山本 康裕 | 野津田 岳人 | 16 | FW | |
FW | 18 | 小川 航基 | 阿部 拓馬 | 20 | FW | |
FW | 22 | 大久保 嘉人 | 石原 直樹 | 11 | FW | |
GK | 31 | 志村 滉 | 控え | 関 憲太郎 | 21 | GK |
DF | 3 | 大井 健太郎 | 永戸 勝也 | 2 | DF | |
MF | 26 | 藤川 虎太朗 | 梁 勇基 | 10 | MF | |
MF | 27 | 荒木 大吾 | 椎橋 慧也 | 34 | MF | |
MF | 30 | 上原 力也 | 関口 訓充 | 40 | MF | |
MF | 34 | 針谷 岳晃 | ジャーメイン良 | 19 | FW | |
FW | 16 | 中野 誠也 | ハーフナー マイク | 41 | FW |
試合経過(得点、選手交代、警告、退場) | ||
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18 小川 航基 | 9分[得点] | |
■ 33 藤田 義明 | 40分[警告] | |
59分[警告] | ■ 27 大岩 一貴 | |
63分[交代] | 15 矢島 慎也 → 19 ジャーメイン 良 | |
63分[交代] | 17 富田 晋伍 → 34 椎橋 慧也 | |
73分[交代] | 20 阿部 拓馬 → 41 ハーフナー マイク | |
14 松本 昌也 → 30 上原 力也 | 74分[交代] | |
22 大久保 嘉人 → 16 中野 誠也 | 81分[交代] | |
86分[得点] | 19 ジャーメイン 良 | |
9 太田 吉彰 → 27 荒木 大吾 | 90+3分[交代] | |
95分[警告] | ■ 19 ジャーメイン 良 | |
■ 27 荒木 大吾 | 102分[警告] | |
延後前[交代] | 13 平岡 康裕 → 2 永戸 勝也 | |
23 山本 康裕 → 3 大井 健太郎 | 107分[交代] |
延後 | 延前 | 後半 | 前半 | 計 | 計 | 前半 | 後半 | 延前 | 延後 | |
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1 | 3 | 8 | 3 | 15 | シュート | 20 | 5 | 8 | 3 | 4 |
2 | 1 | 5 | 0 | 8 | CK | 15 | 2 | 8 | 1 | 4 |
0 | 4 | 6 | 6 | 16 | FK | 14 | 7 | 2 | 1 | 4 |
0 | 1 | 1 | 1 | 3 | オフサイド | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
PK | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 5th |
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仙台(先攻) | 2 ○ | 16 ○ | 11 ○ | 19 ○ | 41 × |
磐田 | 18 ○ | 27 ○ | 3 × | 30 ○ | 13 × |
お疲れさまでした。平日のナイトゲームで、遠い磐田にまでたくさんのサポーターの方が駆けつけてくれました。ありがとうございます。あとは、おそらくテレビの向こう側でも大勢の方々が、我々の後押しをしてくれたのではないかと思っています。本当にありがとうございました。
(ノックアウト方式の)トーナメントなので、勝って次に進むことがいちばん大事で、それをPK戦とはいえ準決勝進出を決めることができたのは、非常に嬉しく思います。ただし、前半はあまりにもひどくて、ちょっとハーフタイムに雷を落としましたけれども、それからやるようでは遅いので、そこはしっかり反省して、次に進まなければいけないなと思っています。
でも、後半にしっかりと持ち直した、ゴールを奪った、あるいは延長戦では多少オープンにはなりましたけれども、しっかりとファイトしてくれたというものは、選手のリバウンドを評価したいと思いますので、これを何とかリーグ戦の残り4戦にまたつなげていければと思います。
■苦しかった流れで、後半にボランチを一気に2人交代して、そのあとにシュートチャンスも増えましたが、あの交代の意図を教えてください。
まず、矢島がけが明けで最初のゲームでした。90分はもたないだろうというような判断のものと、どこかで交代するタイミングというものはうかがっていました。あとは、プラス、富田も久々の出場で、彼の良さも出してくれたのですけれども、もう少し真ん中のところでもっとボールを受ける、あるいは守備の部分でも幅広く動いて、相手にプレッシャーをかける、そういうところで我々の時間を増やしたかったので、あそこでそういう交代にして、前線にジャメ(ジャーメイン)を入れて前方ランを増やすという狙いを持ちました。
実際に、交代があったからそうなったのか、あるいは磐田さんが少し疲労があったからそうなったのかはわかりませんが、狙いとしてはそういうことでした。
■延長戦の前後半の間に永戸選手を入れたのは、延長戦に入った時点で後半勝負のプランだったのか、PK戦を見据えての采配だったのか教えてください。
まず、延長戦が始まるときに、選手には「時間としては30分ある、一回しっかりとゲームを落ち着かせましょう」と話しました。相手陣内で、マイク(ハーフナー)が入ったからといって、クロスばかりにならずに、相手をしっかり揺さぶることをまずやろうと。そういうことを考えたときには、やはり相手陣内で押しこんだ先に何ができるのかを見ていました。
ひとつは、平岡に疲労が少し溜まっていたというところ。あとは、左サイドで中野が右足でしかけたときに、外側で回っていく選手が出たり、後方からサポートしてクロスを上げる選手が出たりすれば、もっとそのクロスも効果的になるという狙いがあったので、(永戸)勝也をスタンバイさせていました。
交代のタイミングとしては、延長の後半になったところで入れて、もう少し全体にも指示が行き渡るように、それで攻撃と守備の狙いをもう一回整理することを兼ねたものです。
■厳しい試合を勝つ上でシュミット選手の活躍も大きかったと思います。監督の評価をお願いします。
彼のスーパーセーブで準決勝進出をたぐり寄せた部分は、やはりたくさんあるのではないですか。後半のCKで我々がピンチにさらされたときも、彼の右手、左手でゴールにカギをかけてくれましたし、それ以外にもカウンターの部分でしっかりと一対一に対応してくれるなど、そういうものは素晴らしかったと思います。
(日本)代表に入って、彼もすごく刺激を受けて帰ってきてくれて、代表に二回呼ばれた間ではミスもあるなどして、少し本人のメンタルもどうかなと思っていたのですが、非常に落ち着いて今はやり続けてくれています。そこが彼の一番の成長だと思うので、今日は森保さん(日本代表監督)も来ていたので、いいアピールになったのではないでしょうか。
■前半の、雷を落とすほどひどかったというのは、どのようなところでしょうか。
まずは、ボールへの反応が遅い。攻撃も守備も。マイボールになっても、受けるのに時間がかかったし、セカンドボールにも反応が遅いし、半分眠っているのではないかというくらいの感じに、私は見ていました。
周りの人がどう思っているか、あるいはもしかしたら選手は「いや、そんなことはない」と思うかもしれないのですけれども、やはり天皇杯を勝ちに来ているし、残りの(明治安田J1)リーグ戦も全部勝ちに来ているという話をしてこの天皇杯の磐田戦に向けて準備をしてきたので、そういうものの、安い言葉になってしまいますが、気迫だとか、戦うにあたっての準備だとかいう部分については、あまり感じることができなかった45分だったと思います。
もちろん、構造的な問題も多少あったので、それはしっかりとハーフタイムで整理もしたのですが、そんなことは理屈だと思っているので、その御託を並べる前に、まず戦え、というところでの話をして後半に送り出しました。