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試合日程/結果

第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦 大宮アルディージャ

第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦 大宮アルディージャ

2018年7月11日(水)19:00 キックオフ NACK5スタジアム大宮

入場者数 3,752人 天候 晴時々曇、弱風 気温 31.1℃
湿度 40% ピッチ 全面良芝、乾燥 時間 90分
主審 小屋 幸栄 副審 越智 新次/ 田中 利幸
大宮アルディージャ 0 0 前半 1
0 後半 0
1 ベガルタ仙台
ポジション番号選手 選手番号ポジション
GK 21 塩田 仁史 先発 関 憲太郎 21 GK
DF 19 奥井 諒 平岡 康裕 13 DF
DF 4 山越 康平 大岩 一貴 27 DF
DF 25 高山 和真 板倉 滉 6 DF
DF 5 中村 太亮 富田 晋伍 17 MF
MF 39 嶋田 慎太郎 奥埜 博亮 7 MF
MF 18 カウエ 蜂須賀 孝治 4 MF
MF 17 横谷 繁 関口 訓充 40 MF
MF 11 マルセロ  トスカーノ 石原 直樹 11 FW
FW 14 清水 慎太郎 中野 嘉大 23 FW
FW 9 ロビン シモヴィッチ 阿部 拓馬 20 FW
GK 1 加藤 順大 控え 川浪 吾郎 22 GK
DF 35 キム ドンス 永戸 勝也 2 DF
DF 20 酒井 宣福 金 正也 39 DF
MF 23 金澤 慎 梁 勇基 10 MF
MF 8 茨田 陽生 古林 将太 29 MF
FW 34 佐相 壱明 ジャーメイン 良 19 FW
FW 10 大前 元紀 西村 拓真 30 FW
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
12分[得点] 23 中野 嘉大
11 マルセロ トスカーノ 56分[警告]
65分[警告] 7 奥埜 博亮
67分[交代] 20 阿部 拓馬 → 30 西村 拓真
39 嶋田 慎太郎 69分[警告]
39 嶋田 慎太郎 → 8 茨田 陽生 70分[交代]
14 清水 慎太郎 → 34 佐相 壱明 74分[交代]
78分[交代] 40 関口 訓充 → 2 永戸 勝也
82分[交代] 23 中野 嘉大 → 19 ジャーメイン 良
9 ロビン シモヴィッチ 83分[警告]
9 ロビン シモヴィッチ → 10 大前 元紀 84分[交代]
19 奥井 諒 90+1分[警告]
後半前半 前半後半
4 2 6 シュート 4 2 2
2 2 4 CK 5 3 2
5 7 12 FK 16 4 12
0 0 0 オフサイド 0 0 0
0 0 0 PK 0 0 0

<渡邉晋監督記者会見>

 お疲れさまでした。我々にとっては中断明け最初のゲームで、ワールドカップの中断があって、サッカーファンの多くの方はおそらくロシアに目を注いでいて、もしかしたら今朝も早く起きて見て、寝不足の方もいたかもしれませんけれども、そんな中、アウェイの大宮の地に800人近く我々のサポーターが来てくれたという話を聞きました。おそらく、彼らの思いがあったから、中野のゴールもサポーターが構えているゴールに突き刺さったのかな、と思います。
この大会はどういうかたちであれ、どういう内容であれ、勝ち上がることが唯一にして最大のミッションなので、それを達成できたということは喜ばしいことかなと思います。
ただし、中断期間でいろいろなことにトライ、チャレンジしていて、それを今日、このゲームで披露してやろうという話をして送り出したのですけれども、なかなかそういったものに関して言うと、うまくいかないことも多々あったな、という感じがしています。
早々に我々がスコアを動かして、自分たちで少しギアを落とし過ぎたところもありますし、しっかり反省して、次からの明治安田J1リーグ再開につなげていきたいと思います。
ただし、先程申し上げたように、こういうゲームでもしっかり勝ちきるということ、あるいはクリーンシートで勝ちきるということは、我々の成果なので、勝ってしっかり反省して、次の横浜FM戦に向けて準備したいと思います。

■待望のゴールをあげた中野選手の評価と、全体的にビルドアップがうまくいかなかった要因をどのように考えているか教えてください。

 まず、ヨシ(中野)については、非常に熊本キャンプから調子が良かったです。やはり健全な競争がある中で調子がいい選手を使うというところは、明確に私も基準として示したかったので、今週のトレーニングの途中からヨシをスタートのメンバーの方に入れて送り出しました。
あのかたちは、彼の今一番得意なかたちなので、もしかしたら、ヨシからしたら入れて当たり前のかたちかもしれないし、後半に同じかたちから持ってえぐっていったチャンスも、決めきれなかった悔しさの方が彼の中では大きいのかなという感じはしています。
もちろん、そのスコアだけではなく、特に守備の部分でものすごく彼の献身性が光ったゲームだったと思います。もともと走力は素晴らしいものがありますし、それを前向きなアタックに対するエネルギーだけではなくて、守備に対するエネルギーへも彼は注いでくれたと思います。チーム戦術という意味でも、大きな仕事をしてくれたなと思っています。
ビルドアップからアタッキングサードに入る、あるいはフィニッシュまで行くというところについては、どうしてもまずはテンポが出なかった。これが、ゲーム勘という言葉で片付けてしまえば一番簡単なのですけれども、そういうようにはしたくはないので、ではそれがなぜなのかと考えれば、まずは、ポジションをとるのが遅い。フリーマンを探すのが遅い。そして、探せたところで、そこで出すパスにメッセージが込められていない。大きく言えばその三つが大きな要因かなと思います。
ここは、先程申し上げたように、早い時間に先制したから、あまりにもギアを落としすぎた。それが一番大きな原因だと思いますので、もっとギアを上げてやること、それをしっかりとやれば、もっとしっかり相手を意図的に崩せるようになると思いますので、それを続けるゲームをしてみせたいと思います。

■1点をリードして、後半の残り20分くらいに、相手が前から(プレッシャーをかけに)くるようになってから受けたような感じが見受けられましたが、そこは夏場の戦いのひとつなのか、それとも押しこまれてしまったのでしょうか。キャンプでは、カウンターもよく練習していたと聞いています。

 あれはもう、意図的です。ゲームを動かして、我々が先手をとって、それでもいけいけどんどんでやって点を取られるのは愚かなことなので、今は皆さんもかじりついているワールドカップも見れば、先に点を取ったチームはあのような戦い方をする、それはサッカーとしてはセオリーではないでしょうか。
カウンターの部分では、今はぱっと思い浮かべただけでも、後半に三つ、確実に相手を仕留められるようなシーンがあったと私の中では思っています。勿論、もっともっと詳しく見れば、三つが二つだったかもしれないし、四つかもしれないし、それは映像を見て振り返りたいのですが、そこでもう少し、まずはボール保持者に相手に向かっていく姿勢、ボールを奪って前へ、という話をしているのですけれども、ランニングとパスだけが前ではないので、やはりボールを自分で運ぶというものは、キャンプから選手にも求めていたので、そういった思い切りや大胆さのようなものが必要だったかなと思っています。
それも、選手の頭の中にはあると思うので、もしかしたらこの暑さで難しかったのかもしれませんし、そういうものはまた選手たちと話をしながらすりあわせをしていければ、もっと脅威のカウンターを見せられると思います。