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試合日程/結果

2018 明治安田J1 第31節 北海道コンサドーレ札幌

<渡邉晋監督記者会見>

 お疲れさまでした。札幌ドームまでたくさん駆けつけてくれたサポーター、そしてテレビ等々を通して、我々にエネルギーを注いでくれた方々に、感謝を申し上げます。ありがとうございます。
 リーグ戦に関していうと、ここ数試合なかなか勝ち切れていないので、そういった喜びや歓喜を届けられず、非常に悔しく思っています。
 この時期まで来ると、内容はどうあれしっかりと3ポイントを取るということが我々の目標達成には必要なので、そういうことを考えるとやはり今日の勝点ゼロというものは非常に痛い、と言わざるを得ないと思います。
 ただし、選手にも話をしてきたのですけれども、リーグ戦に関して言えば残り一ヶ月、トレーニングする時間とゲームをする機会があって、そこに対して我々が下を向かずに日々、もっと良くなろうという思いを持ってトレーニングに励めば、もっと成長できると思うので、そういった時間を無駄にせず、残り3試合に向かってエネルギーを注いでいけるようにしていきたいと思います。

■前半の内容に比べて後半の立ち上がりは少し持ち直したと思いますが、ハーフタイムにどういった指示があったのでしょうか。また、持ち直した後にまた、札幌のペースにされたところがあったと思うのですが、修正した後に何がうまくいかなくなったのでしょうか。

 まず、前半に我々が苦労したのが、ボールを奪った後のミスが多かったというところです。自分たちの守備の狙いというものが、トレーニングをしてきた中で、実際に我々がブロックを組んだ先に、最終ラインの背中を取られた場面というのはほぼゼロだったのではないでしょうか。
 前半に押されたような展開になりましたけれども、それはすべて我々が取った後のミス、あるいはリスタート、そこだけなので、まずは取った後のしっかりと探す場所と、周りのサポートというものを明確にしましょう、という話をしました。あとは少し細かく、少し戦術的な話になってしまうので、いえない部分もあるのですが、ボランチのポジショニングを修正して、攻守における狙いというものを明確にして送り出しました。
 ただし、前半の途中からもう、そういうものをベンチから言ったり、選手も気づいたりする中で、落ち着けたところはあったので、そんなにハーフタイムでは何かを心配している、ということはありませんでした。
 後半の途中からまた、札幌さんに流れがいったのも、おそらく我々のボールの失い方のところだったのではないかと思っています。交代選手も含めて我々も全体的にパワーアップした中で、我々も相手ゴールに迫るシーンもたくさんあったし、そこでもちろん決め切れていれば違う結果になったのかもしれないし、そんなに後半途中から大きく札幌さんに流れが傾いたとは思いません。同じように、我々もチャンスを作ったと思います。

■セカンドボールの回収やボールの失い方について、内容は悪くても結果を出す上で、球際のところではどうでしたか。

 そもそも、今日の内容がいいか悪いかというところで、「今日は悪かったよね」ということになると、別にそこまでとは思わないので。もちろん苦労した時間もありました。でもしっかりと、我々は意図的にボールを動かせたというものもあるし、意図的にチャンスも作り出したというところもあります。
 むしろ、そういうところがあっても勝点ゼロに終わったら全く意味がない。この時期に来れば。それくらいシーズンの佳境におけるポイントは大きいですから、逆に言うとどれだけシュートチャンスがなくてもリスタートで1点を取って勝てば、この時期はOKなのではないかというような割り切りは、私自身もそうですし、選手も含めて思っていたと思います。
 ですので、今日のゲームの内容は置いておいて、セカンドボールや球際に関して言うと、やはり自分たちがより相手のボールホルダーに対して距離を縮められる、そしてその先に蹴ったボールに対して、というものは予測しやすくなるので、そういうものにはいけていたのかなと思っています。そうなると、だいたいこぼれる場所がここになるな、という予測がつくので、そういうものも、そんなに悪くはなかったかな、とは思っています。
 あとは、ミラーゲームになればやはり個の局面でどれくらい上回れるのか、というところになってきますから、じゃあ我々の両ワイドがどれくらいしかけをして先手を取れたのかというところは、もう少しやれたかもしれないし、そういう部分では、もっともっと高めなければいけないと思います。